香芝市議会 > 2019-03-20 >
03月20日-02号

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  1. 香芝市議会 2019-03-20
    03月20日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成31年第2回 3月定例会         平成31年第2回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成31年3月20日2 招集場所 本市役所5階議場3 出席議員 (16名)    1番 芦 高 清 友 君          2番 鈴 木 篤 志 君    3番 中 谷 一 輝 君          4番 筒 井   寛 君    5番 福 岡 憲 宏 君          6番 上田井 良 二 君    7番 下 村 佳 史 君          8番 中 山 武 彦 君    9番 森 井 常 夫 君          10番 中 村 良 路 君    11番 関   義 秀 君          12番 小 西 高 吉 君    13番 細 井 宏 純 君          14番 中 川 廣 美 君    15番 河 杉 博 之 君          16番 北 川 重 信 君4 欠席議員  な  し5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     吉 田 弘 明       副市長    鎌 田 裕 康   教育長    村 中 義 男       危機管理監(企画部長)                               堀 本 武 史   総務部長   滝 村   豊       市民環境部長 南 浦 幸 次   福祉健康部長 黒 越 頼 雄       都市創造部長 奥 田 芳 久   上下水道部長 吉 村 文 一       教育部長   福 森 る り   企画部次長(秘書広報課長事務取扱)     総務部次長(総務課長事務取扱)          笠 屋 眞 一              上 平 健 二   財務局長(財政課長事務取扱)        市民環境部次長南   隆 之          仲   哲 司   地域振興局長(市民協働課長事務取扱)    福祉健康部次長平 山 訓 徳          葛 木   博   教育部次長(こども課長事務取扱)      上下水道部次長(工務課長事務取扱)          澤   和 七              葛 木 好 昭   会計管理者  松 村 かおる6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                        議会事務局長 奥 山 善 弘                         〃   次長(議会総務課長事務取扱)                               赤 土 昌 功7 会議の事件は、次のとおりである。   一般質問8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。    11番 関   義 秀 君          12番 小 西 高 吉 君                                 開議 午前9時00分 ○議長(中川廣美君) おはようございます。 それでは、本会議を再開いたします。 議員並びに理事者、傍聴にお越しの方の皆様にお願い申し上げます。携帯電話はお切りになるかマナーモードにしていただくようよろしくお願いいたします。また、傍聴規則第8条により、写真、録音等は禁止されております。 ただいま出席数が定員に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程1 会議録署名議員指名 ○議長(中川廣美君) 署名議員ですが、本会議初日に引き続きましてお願いいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程2 会期・議事の日程の決定 ○議長(中川廣美君) なお、本日の日程ですが、お手元に配付のとおりです。 ここで黒越部長から発言を求められておりますので、これを許可いたします。 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 会議冒頭の貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。 去る3月4日に行われました本会議におきます議第5号香芝市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正することについての総括質疑におきまして、福岡議員より香芝市災害弔慰金の支給等に関する条例施行規則第9条の承認の記載内容について改正の必要があるのではないかというご質問をいただきました。その際、保証人制度がなくなるわけではないので、今のところ改正の必要はないという旨のご答弁をさせていただきましたが、私の認識が間違っておりました。ご指摘いただきました規則の第9条につきましては、今回の条例改正に伴いまして「保証人を立てる場合は」という文言を入れる必要がございます。改正の必要がございますので、答弁内容を訂正させていただきます。 なお、あくまで規則の改正でございますので、提出させていただいております議案、参考資料につきましては修正はございません。 また、この内容につきましては、3月7日に開催されました福祉教育委員会におきましても既にご報告をさせていただいているところでございます。 以上でございます。大変申しわけございませんでした。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(中川廣美君) 以上のとおり、発言の訂正がありました。これを許可することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○議長(中川廣美君) ご異議ないようでございますので、これを許可することに決定しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程3 一般質問 ○議長(中川廣美君) それでは、ただいまより一般質問を行います。 議事を効率的に進めるため、一問一答方式であることを踏まえ、質問、答弁ともに簡潔明瞭に整理して発言されるようお願いいたします。 答弁が質問の趣旨を逸脱するようなときや質問されないところまで答弁された場合は注意することがあります。ご留意いただきますようよろしくお願いいたします。 また、質問事項では類似した事項がある場合は、順位2番以降質問される方は、同じ趣旨の質問は極力変えていただき、質問を繰り返すことのないようご協力をお願いいたします。 それでは、2番鈴木篤志君の一般質問をお受けします。 鈴木君。 ◆2番(鈴木篤志君) 改めておはようございます。 議長のお許しを得ましたので、日本維新の会、鈴木篤志の一般質問をさせていただきます。 早々ですが、質問のほうをさせていただきたいと思います。 まず、大項目の香芝市の公共施設について、公共施設建物の老朽化について、最初に香芝市の公共施設における施設の老朽化についてをお伺いいたします。現在、奈良県でも耐震化問題はテレビや新聞報道もあり、大きな問題に発展していると思います。国の基準では震度6以上の地震が来た場合、半壊以上倒壊の被害を受けるとされる基準はIs値0.3以下とされています。これは過去の地震の統計によるものから基準が決められたと聞いていますが、そこでお聞きします。Is値最小値が0.6以下の建物は現在香芝市でいくつあるのか、またその施設名は何かをすべてお答えください。 以上、壇上での質問を終わらせていただきます。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) お答えいたします。 まず、1つ目の質問であります香芝市の公共施設の老朽化の現状についてということについてお答えいたします。香芝市が所有いたします建物、いわゆる箱物の総床面積は約17.6万平方メートル、うち築30年以上経過している建物が約9万平方メートルございます。その割合は51%となっております。ちなみにですが、甲子園球場の大きさがグラウンド部分及びスタンド部分すべて含めて約3万8,500平方メートルだそうです。本市所有の箱物の総床面積17.6万平方メートルというのは甲子園球場の約4.5倍に当たるということになってまいります。また、決算の参考資料であります財務諸表から俗に言います施設老朽化比率を計算いたしますと、平成28年度が67.88%、平成29年度が68.8%でありまして、かなり老朽化が進んでおり、この傾向につきましては今後、年を追うごとに顕著になることが予想されるところでございます。 引き続きまして、2点目、耐震化の話であったと思いますけれども、現在香芝市の公共施設のなかでIs値が0.6以下、いわゆる震度6強地震でも倒壊する可能性が低いとされている0.6以上は低いんですけれども、いわゆる昭和56年6月1日の新耐震基準に満たっていない建物、0.6以下のIs値の建物はどれぐらいあるのかというご質問であったと理解しております。申し上げます。建物につきましては、現在未耐震の部分で5建物、5施設ございます。名称とIs値の最小値ということでございますので、順に申し上げます。まず1つ目、旧公民館でございますけれども、こちらにつきましては築が昭和37年ということがございまして、非常に老朽化した建物であるということ、これを鑑みまして、新耐震基準には未達であろうということで耐震診断を実施しておりません。引き続きまして、青少年センターについてでございますが、こちらにつきましてはIs値が最小のところで0.48、次にモナミホールにつきましてはIs値が0.27、総合体育館につきましてIs値が0.19、最後に消防団の第5分団の消防団の機庫、こちらのIs値が0.04という形になってございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ご答弁ありがとうございます。 それでは、今お聞きした施設のコンクリート強度を教えてください。その施設の耐震診断はいつの耐震されたか、耐震の検査をされたのかもお答えください。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) まず、コンクリート強度ということについてでございます。申しわけないです、私、技術系の専門ではございませんので、詳細わかりませんけれども、手元に各所管の耐震診断結果から抽出しました数値がございますので、そちらのほうをご報告いたします。まず、旧公民館につきましては、先ほど申しましたように診断いたしておりませんので、コンクリート強度はわかりません。青少年センターにつきましてコンクリート強度は33.4という形になってございます。モナミホールにつきましては27.2、総合体育館につきましては20.3という形でございます。最後に、第5分団の消防団の機庫につきましては、こちらは鉄骨づくりでございますので、鉄骨づくりの場合についてはコンクリート強度という概念がございませんので、こちらのほうは出てこないということになります。 それと、この耐震診断の年度というご質問でございました。それにつきまして、まず青少年センターは平成21年度、モナミホールにつきましては平成29年度、総合体育館につきましては平成21年度、第5分団の消防団機庫につきましては平成25年度に実施いたしております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) それでは、モナミホールの平成29年度という耐震診断の年度となっていますが、それ以前にはしていなかったということなんでしょうか。
    ○議長(中川廣美君) 葛木局長。 ◎地域振興局長市民協働課長事務取扱](葛木博君) モナミホールの関係なんですが、モナミホールは当初平成22年3月に1回実施しております。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その22年度の後、また29年度もしたということなんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 葛木局長。 ◎地域振興局長市民協働課長事務取扱](葛木博君) それと、28年3月にも一度実施しております。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) それはなぜ3度もされたのでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 葛木局長。 ◎地域振興局長市民協働課長事務取扱](葛木博君) 当初の耐震診断につきましては、モナミホール自体が耐震の診断をしていなかったということで平成22年に実施しております。その後、耐震をしていないということで耐震を工事するにあたって再度28年3月に耐震の診断を受けております。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) そしたら、その最後の平成29年度の耐震診断の理由は何でしょうか。 ○議長(中川廣美君) 葛木局長。 ◎地域振興局長市民協働課長事務取扱](葛木博君) 28年3月のときの耐震のときにモナミホールの天井部分が耐震の診断に含まれておりませんでしたので、それを改めて29年12月に再度含めて実施しております。そのために工事をするにあたり耐震診断をさせていただいたということです。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) そしたら、総合体育館なんですが、Is値のほうが0.19となっていますが、その診断結果を得てどう市は考えているのでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 現在、補正予算で総合体育館の設計のほうを上げさせていただいて設計をさせていただいてる状況です。それで、31年6月に設計が完了する見込みですので、その後、また工事費のほうの予算のほうを上程させていただいて工事のほうに取りかかってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 今現在、使用中となっていますが、いつ地震が起こるかわからないということで、早急に考えていかなければならないのかなと思うんですけども、急いで設計して、その後、耐震をやっていく途中に、まず途中でもし地震とかが来た場合、どうされるのかというのは。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 本来でありましたら利用者への安全配慮として貸し出しを控えるべきところでございますけども、指定管理者の体育協会のほうにおきましても有事の際は利用者の安全確保を第一に年2回利用者も参加されたなかで避難訓練も実施しておりますことから、年間約12万人もの利用者のニーズに応えるために耐震性能を欠いていることを公表したうえで貸し出しを続けてまいりたいと思います。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その施設利用者の方が周知、ほぼ利用されている人の周知というのは行き渡ってるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 館内掲示とか市ホームページ、また広報紙のほうで周知のほうはさせていただいております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) もし地震がいつ来るかわからないということで、もしそのときにその被害が及んだとき、誰が責任をとられるのでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 市のほうになると思います。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 市となる答弁をいただいたんですけども、そうならないようにという感じで耐震工事も進めていくとなってると思うんですけども、そういうことが起きたときに、そういう被害が出ないような工夫というのはどう考えてられるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 先ほども申しましたように、そういった被害に遭わないように避難訓練のほうを実施させていただいておる状況です。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その避難訓練を受けた方というのは結構な人数いてはるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 申しわけございません。ちょっと人数のほうは把握できておりません。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 避難訓練されてる人は多いか少ないかとか、大体で結構なんですけど。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 申しわけございません。ちょっとそこまでの部分が把握できておりませんので、申しわけございません。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ほんま、いつ起こるかわからないので、そういったとこも目を配っていただきたいかなあとは思うんですけども、それでは次、2番目に移りたいと思います。今もお聞きしましたが、公共施設の老朽化対策について、非常に耐震性が少ない施設を利用しています。今の避難訓練とかいろいろお話しされましたけども、そのIs値が悪いところは結構使用をストップしているとこが多いと思います。鎌倉のほうでも生涯センターで耐震の検査途中でIs値が0.3以下となったのを発覚してすぐに使用を停止されてると思うんですけども、香芝市でのいろんな施設に対してそういった避難訓練とかされてるとは思うんですけども、その避難訓練以外に使用ストップとかという考えとかはあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 暫時休憩します。              午前9時18分 休憩              午前9時18分 再開 ○議長(中川廣美君) 休憩をとじて再開します。 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) 休憩いただきましてありがとうございます。避難訓練以外で何か対策をとっているのかということでございますけれども、ご存じのようにモナミホールにつきましては31年4月1日から休館いたしまして今後のあり方について各方面の意見を聞きながら検討していこうという形になってございます。それ以外の施設につきましてもすべての施設が今事業に供しておりますので、今すぐにということはなかなか難しい状態もありますが、補正予算でありますとか今回提案させていただいております新年度予算のほうに今後の改修もしくは事業化等に伴う予算措置もさせていただいて、できるだけ早急に対応していきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) できるだけ早急ということなんですけども、いつ地震が起こるかわからないので、すぐにでも考えていっていただきたいかとは思うのですが。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) 議員言われること、もっともでございます。先ほども申しましたように、既に用に供していない施設でございますとか、なくても市民サービスにあまり影響しないですよという事業につきましては、市民の方との合意を得たなかで早急にということになってまいると思いますけれども、体育館につきましてもかなりのご利用があるように伺っております。これにつきましては、そこらもしんしゃくしたなかで担当所管のほうからもお話しありましたけれども、こういう状況にあるということをお知らせしながら、危険なところについては行政のほうでも精いっぱい対応していくという形で早期に改修計画を立てさせていただいて実施していきたいというところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 青少年センターのほうなんですけども、再度お聞きしたいんですけども、今現在青少年センターはどういった利用をされているのかの現状をお聞きします。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 今現在青少年センターにつきましては生涯学習課所管の青少年健全育成係と適応指導教室が利用しているわけでございますけれども、適応指導教室については福祉センターのほうに移転をする予定でございまして、その準備を今しているという状況でございます。また、生涯学習課の青少年の健全育成係については生涯学習課に統合されるということでございますので、準備が整い次第、青少年センターは利用しなくなるという状況でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その準備というのはいつごろできるのか、いつを予定しているのか、いつまでに引っ越しするというようなその予定というのはまったく出てないんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 基本的にはこの4月をめどにと思っておりましたけれども、若干入札のところが遅くなってございまして、今の計画で言いますと6月末には完成する予定でございますので、その時期には移転を完了したいというふうに思ってございます。青少年センターの耐震がなされている部分で子供たちは主に活動しておりますので、そういったところも利用されてる保護者の方等にはご説明をさせていただいているという状況でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その利用されている建物、安全なところでされてるとお聞きしたんですけども、それはどの部分になるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 青少年センターの増築部分でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その増築したというところはどこの部分になるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 青少年センターの東側部分ですね。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 子供たちが利用されてるとは思うんですけども、そういった形で施設利用時に避難訓練などとかされてるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 子供たちの利用といいますのは、平均的に言いますと、在籍している子供の数は10名以上おりますけれども、日々利用してる子供の数といいますのは5名程度かなというところでございまして、職員も張りついておりますので、そういったところでいざというときはこういう経路で対応するというようなところについては準備をしているところでございます。具体的に例えば学校で行っているような避難訓練というような実施をしているかということでございますと、そういう形では実施はしていないというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 6月まで使用するということなんですけども、職員の皆さんの安全とかも考えていかないといけないとは思うんですけども、あと残り2カ月、そのうちにどういった避難に関して考えていかなければならないのかなあとは思うんですけども。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) ご指摘ありがとうございます。なお一層危機感を持って避難の経路ですとか手法ですとか、そういったことを綿密に計画させていただきたいと、子供たちの安全をしっかり守っていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) じゃ、その計画を早急にしていただいて周知してもらうというのをすぐにでもしていただけるんでしょうか。施設で働いてる方や子供たちの周知ですね、避難訓練、避難場所、すぐ前出れるからとかという感覚はあると思うんですけども、建物2階から使ってるんでしたら、避難経路とかというのも考えていかないといけないのかなと思うんですけども。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 利用しておりますのは主に1階部分でございますので、議員ご指摘のように非常口ですとか避難経路といったようなところをしっかりと確認し、利用している子供たち、職員、さらには保護者も含めて説明をさせていただくということでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 施設利用者が少ないからすぐできるわというような感覚であっても危険かなと思うんですけども、そういった避難経路を再度見詰め直して職員の安全、子供の安全を守っていっていただけたらなと思います。 それでは次、3番目の公共施設の耐震について、ずっと続いてるんですけども、あとシルバー人材センターですね、このシルバー人材センターにしても、職員や高齢者の方は利用されてると思います。それに対しての安全をお聞きさせていただきたいと思います。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) お答えいたします。 シルバー人材センターにつきましては、現在旧公民館において事業をしておられます。その場所が当事業所の主たる拠点ということになってございまして、当該施設につきましては高齢者の雇用の促進という形で極めて公益性が高いという事業をされておるというふうに認識いたしております。あの建物につきましては市の財産、これは普通財産なんですけれども、これを使用貸借契約という形でシルバー人材センターさんのほうと契約したなかで使っていただいとるという状況でございます。そこにおられます職員等につきましては、あくまで民間という形になりますので、そちらのほうで避難訓練でありますとか、そういうところについても確認していただいておるとは考えておりますし、今後も今議員から指摘いただきましたことも踏まえましてシルバー人材センターのほうとはその点についても十分協議していきたいなというふうに考えます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) それも大体いつまでとかというめどとかってあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) お答えいたします。 先ほども申しましたように、シルバー人材センターにつきましても非常に重要な役目を果たしておるという事業所でありまして、その事業を今すぐやめてしまうということは非常にこれいろんな方面に支障が出てくるのかなというふうに考えております。したがいまして、今までから各方面、シルバー人材センターを含めまして各方面のほうと調整をしてきたところであります。具体的にはその機能を別の施設に移す、なおかつ新しい施設はつくらずに今ある香芝市の公共施設の空き教室、学校であれば空き教室、それ以外の施設であれば、あいてるスペースを使ってその機能をそっちに移すことはできないのかなという形でここ1年ぐらいはずっと関係各方面と調整してまいりました。その調整のほうがようやく整ってきたという状態になっておりまして、今年度の予算におきまして現在提出させていただいておりますけれども、まず31年度においては、あの建物の除却に係る設計をまずやらせていただきますと。機能をほかに移さなければなりませんので、その機能の移転先として香芝中学校にございます特別教室棟、こちらのほうは普通財産に財産区分を変えたうえでシルバー人材センターに使っていただくという方向の道筋がようやくついてきたというところでございます。したがいまして、今年度の予算のなかでは香芝中学校の特別教室棟の改修に伴う設計費用、こちらのほうも組ませていただいております。設計が終わり次第、次年度といいますか、次々年度といいますか、平成で言いますと32年度になるかと思いますけれども、そちらのほうでまず香芝中学校のほうの改修をやり、シルバーさんのほうを早急にそちらへ移っていただくという形で事業を進めさせていただいておるというところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 今、次々年度ということをお聞きしたんですけども、耐震設計、昭和37年度で耐震診断もしてないという建物となってると思うんですけども、すぐにでも移動とかというのを考えないとちょっと危ないんじゃないのかなと思うんですけども。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) 議員言われることはごもっともなんですけれども、先ほどもご答弁、繰り返しになる部分がありますけれども、今現在あの場所を使って事業をされておられると。その事業が高齢者の雇用の促進に関することで極めて重要であるということになってございます。あちらは公益の社団法人という形で、一般社団法人よりも公益性が高いという団体になってございます。したがいまして、今すぐにこういう状況ですから立ち退いてくださいと、極端な話、そういう言い方になるかと思うんですけれども、そうしたとしても、先方さんとしましては引き続き事業をする後継施設がどこになるんですかということが当然出てくると思いますので、その部分につきまして先ほどの答弁させていただいたように我々関係者のほうで調整してきて、今現在やっと調整がついてきて、新年度早々にその道のりに従って第一歩といいますか、改善に向けた本格的な指導をしていくという状況になってくるということでございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 進んでるということはわかるんですけども、診断もしてない建物を利用してる、それでいつ地震が起こっても崩れてしまうかもしれないという建物なので、中学校のほうに移すというのもいいかと思うんですけども、今現在の安全の確保を考えていかなければならないのかなあと思うんですけども。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) 先ほどからいろいろご指摘いただいてありがとうございます。私もそのとおりかなという思いもしておるんですけれども、何分、繰り返しで申しわけない、これ水かけ論みたいな形になるんですけれども、事業をされておられます。危ないですから、私どもの都合ですぐ出てくださいと、次どこで事業するんですかと、それは探してくださいと、こういうことはちょっとなかなか難しいのかなというふうに考えてございます。これ借地借家法の絡みでこれは使用貸借ですから、それが適用されるかどうかはわかりませんけども、普通、借地借家法が適用される賃貸借の場合でありましたら、オーナー側のほうからオーナー側の都合で一方的に出てくれというのはこれ言えませんよと。その場合にあっても立ち退き料等の正当な補償がされるんですかと、その部分が非常に重要になってくるという部分もございます。我々におきましては、出ていただくにあたってはその後継施設をきっちり準備していかなくてはならんであろうと、やっておられる事業が極めて公益性が高い、市のほうも関与していってる部分もございますので、そういう事業については市が責任を持って後継施設を準備すると、それにあたっては先ほどから申しておりますような一定の時間が必要になってくるというところでございます。シルバー人材センターのほうには担当課のほう通じましてもまた避難の活動でございますとか訓練でございますとか計画でございますとか、その点については今議員からご指摘いただいたことも踏まえまして申し伝えたいと思いますので、何とぞよろしくご理解いただきたいと思います。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ご答弁ありがとうございます。いつ起こるかわからないので、早急に避難訓練とか施設停止ぐらいしないといけないんじゃないのかなとは思うんですけども、仮に本町の市役所の一部を使ってでも仮設的に移すということはできないんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 上平次長。 ◎総務部次長[総務課長事務取扱](上平健二君) 先方の事業者が行われております詳細な事業でございますとか、車両の関係でございますとか、各方面調整が要ると思いますので、今すぐにお答えすることはできません。また、庁舎のほうでそれだけの事業をするスペースどこかにあるのかなということも含めていかなければならないと思いますので、この場で答弁することはできません。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。
    ◆2番(鈴木篤志君) 市民の安全という形で早急にしていただきたいと思うんですけども、その辺の見解をちょっと市長、副市長、ちょっとお聞きしたいんですけども、どうでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 副市長。 ◎副市長(鎌田裕康君) 人の命にかかわること、非常に大事なご指摘やなあと思うわけでございます。そんななかで守るべき人の命、市民の命があるわけでございますけれど、耐震基準というものは変わった、ある一定の基準が示された、それからはもう耐震超えてるからあかんという解釈で、それでもう我々としても学校施設に始まって営々として耐震について取り組んできたわけでございます。一番直近でありましたらこの庁舎についても13億円ほどかけてやらせていただきました。それは無尽蔵にある財源のなかでやれるわけではないので、優先劣後といいますか、優先的な事業についてやってきたわけでございまして、現在ご指摘のその課題につきましてはできるだけ早く財源も手当てしてやっていきたいなあと思うところでございますので、市民の方々でご利用いただいてる方の不便も考え合わせますと、ご指摘のような庁舎の活用とか、例えばコミュニティセンターの活用とか、さまざまな部署の活用を踏まえたなかで検討も加えていきたいと思います。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ありがとうございます。 それでは、その訓練とかいろんなことに対してできるだけ早急に、早急にといってもほんまにすぐにでもしていただきたいなと思うので、またその結果が出たときには報告を受けたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、第1項目2番目の、一応香芝市公共施設について終わらせていただきます。 それでは次、大項目2番のスポーツ公園についてをお聞きします。 この前なんですけども白鳳台地区から西のほうに向かい、都市計画道路からスポーツ公園地区を見に行きました。大々的に工事が進んでるみたいなんですが、ようやくスポーツ公園の現場が動き出したというような感じで歩いて見させていただいたんですけども、公園や道路、公共工事を進めるには特に財産的な視点からでも課題も多く、事業に取りかかりながらも、なかなか完成が見込めない事業が全国的にも多いと思います。スポーツ公園についても平成29年12月の議会で僕ちょっと聞かせていただいたんですけども、市民の人たちも賛否あるんですけども、結構気にされてる事業の一つだと思います。今現在のスポーツ公園の進捗状況を聞かせていただきたいのですが、よろしくお願いします。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) スポーツ公園は、まず公園北側のプール施設に係る区域において優先的に現在事業を進めさせていただいております。進捗率ということで事業用地の取得状況でございますけれども、スポーツ公園全体区域21.9ヘクタールに対しましては約13.18ヘクタール、約60.2%の取得率でございます。プール区域だけで申し上げますと2.8ヘクタールに対しまして2.3ヘクタールで約81.1%の用地を取得していることとなっております。また、現在は本年度からプール施設区域に係る造成工事を実施いたしております。 進捗としては以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 現地見ると、プールに係る区域を広く造成してますけども、現在工事内容と引き続き今後どういった工事をされていくのかをお聞きさせていただきたいと思います。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 現在行っている工事につきましては、プール施設の事業用地として取得が完了した区域におきまして約3,000立方メートルの工事を行うとともに工事用の沈砂池を設置しております。来年度は引き続きまして敷地の造成を行い、あわせて調整池を設置するなど、段階的に工事を進める予定としております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 特にプール区域のほうを優先的に進めておられると思うんですけども、現在行われている造成工事の予定、状況について説明いただきましたが、それでは2つ目にいきたいと思います。これからの予定についてお聞きしたいんですけども、よろしくお願いします。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) プール施設区域におきましては、引き続いて残りの事業用地を取得を進めるとともに計画的に造成工事を進めてまいります。造成工事が完了する時期を見定めましてPFI事業を活用いたしまして設計や工事に取りかかるという予定でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) いつごろ完成する予定とか、その辺の予定ってどうなってるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) プール施設におきましては、これまで平成33年夏の供用を目指しておりましたが、国からの交付金の配分状況等によりまして事業用地取得や造成工事、また関連する道路事業におくれが生じておりまして、現在の計画では平成35年夏の供用開始を目指しているというところでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その35年ということなんですが、35年には利用できそうでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) これまでも事業の進捗につきましては国の交付金の配分が非常に大きく影響しております。こうした状況は引き続いて今後も続くと予想されておりまして、想定を超えた変化も考慮いたしますと、現時点において完成時期が35年夏であるというはっきりとお示しすることは少し難しいんではないかなというふうには考えております。依然、財源的には厳しい状況ではございますけれども、プール施設完成に向けて事業の推進を頑張って図ってまいりたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) プールを優先的に進めてると思うんですけども、財源にしても厳しい状態なんですけども、スポーツ公園全体的には今後その予定というのはどうなってるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) スポーツ公園全体につきましても、基本的には交付金を利用して整備する予定はしておりますけれども、このスポーツ公園全体につきましても国庫の配分というのは年々少なくなっているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 結構厳しいのはわかるんですけども、あとその周辺ですね、いろいろと防災拠点になったりとか、いろんな活用とか、そういった利用とかもできると思うんですけども、今後頑張って進めていっていただきたいと思います。 それでは次、3番目の香芝市スポーツ公園の周辺の道路についてをお聞きいたします。周辺の都市計画道路の整備については、公園にアクセスする進入路として公園の工事に関しても非常に利用されてると思うんですが、スポーツ公園と同様に現在の状況をお聞きいたします。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 現在、都市計画道路尼寺関屋線におきましては、白鳳台地区の西の端からさらに西向きにその奥にあります畑分川線と交差する付近までの区間におきまして道路の形状はできておりますので道路構造物の整備を進めておるところでございます。これもスポーツ公園事業と同様に財政的な厳しい状況のなかではありますが、交付金の配分を踏まえながら確実に事業の進捗を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その周辺の都市計画道路はどれぐらいの予定を考えてられるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 都市計画道路の整備につきましては、スポーツ公園に隣接する区間におきまして整備を進める計画をしておりまして、その隣接するところの尼寺関屋線は約700メートル、畑分川線は約350メートル程度の区間の事業を今実施しておるところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その700メートルとか350メートル以上、ほか延ばす計画というのは今は予定はしてないんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) スポーツ公園に関係する部分につきましては、今のところ今申し上げました尼寺関屋線700メートル、畑分川線350メートルといった程度の整備を考えておるところでございます。それ以外につきましては、尼寺関屋線についての延伸はまだ今のところ予定ございません。畑分川線につきましては、同じ路線の1工区、ちょっと王寺1丁との町境なんですけれども、これは並行して実施しております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 交付金の現状厳しいと思いますが、そのスポーツ公園や都市計画道路を頑張って進めていっていただきたいと思いますが、それぞれ事業の進捗、そういった影響というのは生じないのでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 奥田部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 現在進めておりますスポーツ公園事業及び公園に関連する都市計画道路の整備事業につきましては、同じ社会資本整備総合交付金を活用して事業を実施しております。全体的には交付金配分率が少ない状況でございますけれども、交付金の特性から公園と道路に係る国費の割り当てを調整することも可能でございます。まずは工事進入路となる道路から整備に着手するなど、それぞれその交付金を工夫して活用しながら進捗管理を行っておりますので、それは有効的には、進捗にあまりずれがないようには調整してやっておるというところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ありがとうございます。スポーツ公園、今後も頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、大項目3番目の高齢者福祉、障害福祉についてをお聞きいたします。香芝市の少子・高齢化の現状というものを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 平成30年12月末現在、住民基本台帳ベースで申し上げますと、年少人口、15歳未満の人口ですけれども15.9%、生産年齢人口、15歳から64歳までの人口ですけれども61.4%、高齢者人口、65歳以上の人口ですけれども22.7%となっております。香芝市におきましても少子・高齢化は着実に進展はしています。ただし、奈良県でありますとか全国ほかの自治体と比較いたしましても年少人口比率はまだまだ高く、高齢者人口比率は低いという状況になっております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 今後どのような推移を見込んでおられるのでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 国立社会福祉保障・人口問題研究所というところが2015年の国勢調査結果をベースに全国市町村の人口推計予測を2045年まで行っております。それによりますと、2045年には香芝市におきましても年少人口が13.0%、生産年齢人口が50.7%、高齢者人口が36.3%と予測されておりまして、少子・高齢化がかなり進むということが想定されるところであります。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 市でも少子・高齢化が進んでいるということなんですけども、高齢化の現状についてお聞きしたいんですが、香芝市の介護保険事業計画上では高齢化の推移を今後どのように見ておられるのでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 昨年度に策定いたしました第7期の介護保険事業計画におきまして3年間の事業計画を立てております。また、その先におきましてもその計画のなかで若干の見通しを立てておりますが、それによりますと、平成30年9月末現在、数字、数で言いますと1万7,958人、平成31年が1万8,210人、2020年が1万8,431人、団塊の世代が後期高齢者となる2025年には1万8,975人、これ高齢化率で申し上げますと、平成30年12月末現在が先ほど申し上げましたように22.7%、平成31年には23.0%、2020年には23.2%、2025年には24.0%という予測を立てているところです。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 高齢化が進んでいくことについて75歳以上の高齢者、後期高齢者の増加の予測はされてると思うのですが、今後、市はどういうふうに見込んでいるのかをお願いします。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 現在のところは前期高齢者のほうが75歳以上の後期高齢者の数を上回っているんですけれども、今後徐々にこの後期高齢者、75歳以上の方の数が増えてまいりまして、2022年には後期高齢者の数が前期高齢者の数を上回るものと予測を立てているところです。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) その高齢者が増えていくということに対して介護給付の金額も上がっていくと思うんですが、どういった考えなんでしょうか。見込みですね、どんなもんなんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 介護保険特別会計の款2の保険給付費の数字で申し上げますと、平成30年度が約39億9,920万円、平成31年度が42億2,600万円、2020年度には約45億円、2025年度については48億円から50億円程度と見込んでいるところです。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 金額がどんどん増えていってる、増えていくと思うんですけども、これからの高齢化に向けた施策について福祉のほうで総合的にどう考えているのかをお願いします。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) これからの介護の需要の増大に伴いまして介護の担い手不足も懸念されるところでございます。住民みずからが主体となったサービス利用の拡充でありますとかボランティア、住民組織の活動支援の取り組みが求められています。福祉の支え手側と受け手側に分かれるのではなく、誰もが役割を持ち活躍できる地域共生社会の実現が必要となってまいります。国におきましても地域包括ケアシステムとして高齢者が尊厳を保ちながら重度な要介護状態となっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることが目標とされております。我々のほうもそういう形を目指して施策の推進に取り組んでまいりたいと、そのように考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ありがとうございます。 それでは、もう3番目のほうに、障害福祉の現状についてをお聞きいたします。 障害福祉について、障害には大きく身体障害、知的障害、精神障害の3つあると思うんですけども、本市におけるこれらの障害がある方の状況について、現在どれぐらいの人数がおられるのかをお聞きいたします。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 平成31年1月末現在の数字になりますけれども、身体障害者手帳をお持ちの方が2,402人、知的障害のある方が対象となる療育手帳の所持者が611人、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方が491人となっております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) それは増加傾向にあるということなんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 身体障害者手帳のほうは、ほぼ横ばいなんですけれども、療育手帳でありますとか精神障害者保健福祉手帳のほうは増加傾向となっております。特に精神障害者保健福祉手帳につきましては、平成28年度、387人、平成29年度、427人、平成30年度は491人と増加傾向になっているというところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) 障害福祉サービスの利用について今現在どんな状況であるのか、障害福祉費の費用、扶助費になってると思うんですけども、今現在どのような状況になってるのかというのをお願いします。 ○議長(中川廣美君) 黒越部長。 ◎福祉健康部長(黒越頼雄君) 扶助費の決算額なんですけれども、平成28年度が約12億4,000万円、平成29年度が約13億9,200万円で、前年度比1億5,200万円の増となっております。今年度の決算見込みは15億円を超えるものと見込んでおりますので、扶助費につきましては年々増加していく傾向が続いております。サービスの内容で見ますと、障害福祉サービスのなかでも生活介護サービス、就労継続支援サービス、障害児を対象とした児童発達支援サービス、放課後デイサービスの利用が伸びている状況になります。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 鈴木議員。 ◆2番(鈴木篤志君) ご答弁ありがとうございました。それでは、今後も福祉に対してもその耐震、スポーツ公園、いろんなことあると思うんですけども、いろいろなお願いをさせていただいて鈴木篤志の一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(中川廣美君) 以上で鈴木篤志議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。              午前10時00分 休憩              午前10時11分 再開 ○議長(中川廣美君) 休憩をとじて再開いたします。 次に、福岡憲宏議員の一般質問をお受けします。 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 改めまして皆様おはようございます。 議長のお許しをいただいたので、発言させていただきます。 ふだんは車移動が中心ですが、車をとめて歩いてみると、見落としていたものがたくさんあることに気がつきます。そう、本市には豊かな自然のなかで受け継がれてきた貴重な文化財が数多く残されております。奈良県は歴史的観点から日本の歴史の始まりの地という誇りを持ち、文化財の伝承をとうとぶ県です。県においては、その郷土の誇りを醸成し、全国をリードする立場との考えのもと、文化芸術振興基本法の趣旨を踏まえ県文化振興大綱を策定、文化振興推進の基本方針としています。文化振興は香芝市民の豊かな市民生活に寄与するのはもちろんですが、香芝市の来訪者が文化財の魅力に触れることができる環境整備は、その地域の魅力向上にも直結いたします。地域の魅力向上の観点から住民の財産であり宝である文化財を伝承することを文化振興の指針に位置づける自治体も少なくありません。 そこで、お尋ねいたします。本市に国、県、市指定の文化財は合計で何件あるのでしょうか。 これで壇上での質問を終わります。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 本市の指定文化財でございますけれども、41件ございます。内訳といたしまして、国の指定文化財が4件、県の指定文化財が7件、市の指定文化財が30件ということになってございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 結構な数の文化財があるようですね。すべて生かされてるのかどうか、本日はそのことについて考えていきたいと思います。では、この文化財の保存など維持管理というのはどのようにしてるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 維持管理ということでございます。まず、本市では奈良県が委嘱した文化財保護指導委員による月1回の定期的な文化財の巡視活動に加えまして不定期ではございますけれども担当職員による巡視も実施し、状況の把握をいたしております。また、消防署と連携しまして毎年1月25日の文化財防火デーに合わせて実施される防火訓練等を通じて文化財の所有者ですとか自治会などに対しまして防災に係る周知啓発を図っているということでございます。また、防災に加えまして防犯の観点から盗難に遭わないよう防犯設備の設置についても相談をお受けしているというような状況でございまして、いろいろな手法を用いまして所有者等の意識改革などによってこの維持管理というところの意識向上を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 月1回ということと、あとは不定期で見られてると、そして意識の向上に努めてらっしゃると、そういうお答えでしたね、はい、わかりました。じゃ、そのなかで個人所有のものがあるというふうに伺ってるんですけども、その指定文化財の維持管理について、その個人所有が今後困難になってきた場合というのはどのようになるのかなあというのを教えてください。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) もしも個人、所有者が管理困難になられた場合ということでございますけれども、香芝市の二上山博物館条例の施行規則の第12条に資料の寄贈及び寄託に関する条文がございまして、寄贈または寄託をお受けすることができることとなってございます。受けるかいなかにつきましては教育委員会の判断になるわけでございますけれども、指定文化財の場合は香芝市の文化財保護審議会の報告事項ということで認識いたしております。現在、市指定の文化財3件の寄託を受けているという、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 今のお話ですけど、この条例の7条を見させていただいたら、7条の2のところを見たら、教育委員会は市指定文化財保存のために必要と認めるときには適当な措置をとることができるというふうな感じのことを書いてあるので、そういう意味なんですか。この意味からしたら、市が困ったときは管理しなければならないというふうに読み取るんですけど、そういうわけではないんですか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 所有者の方がどうしていいかわからないというか、今後どうしていくかということで悩まれているときは、もちろん相談を受けるわけですけれども、博物館としまして、それを例えば寄託を受けて管理するというようなことができるという、そういうところでご答弁させていただいたところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) ということは、博物館としてはそうですけど、市としても教育委員会って条例には書いてあるんですね。教育委員会としては、じゃ、適当な措置をとっていくということでよろしいですね。
    ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 状況に合わせてしかるべき対応をさせていただきたいと、文化財保護の観点からということでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) あくまで条例に書いてあるんで、そのとおりにしていただいたらなというふうに私は思います。 じゃ、その個人所有の文化財なんですが、それって私有地のなかにあるものもありますよね。その結果、公開されていないようなものもあると思うんですけども、例えばそれ、土地売却などした場合どうなるのかなと、この文化財の保護条例の15条で読んでても、ちょっと土地のことだけだとちょっとわからなかったんで、土地売買した場合とかはどうなっていくのかなというのを教えてください。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 文化財保護条例の第15条、権利義務の継承ということでございますけれども、市の指定文化財の所有者等が変更になった場合というところで、個人所有の庭にある例えば文化財がどういう形で継承されるかということでございますけれども、新たに所有者等になった者は当該文化財について香芝市文化財保護条例の第10条に規定する管理や修理に関する勧告等、変更前の所有者等の権利義務をそのまま引き継ぐということになってございますので、所有者が変わられても、その義務を継承していただくということが必要になってくるという認識でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) で、先ほどの話になりますけど、その結果、ちょっと土地は購入しましたけど、その文化財の所有はちょっと困るんだといった場合は市が保有していくと、こういう流れになるんですか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 個人宅のなかにあるそのままを市が管理するということはなかなか難しいということでございますと、先ほど申しましたように博物館のほうに寄贈いただいたり寄託していただいたりして保管を、保存をさせていただくというようなことになるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 理解しました。 では、先ほど防犯面の相談を受けてるというふうな話をされていましたけども、じゃ県外において仏像とか文化財の盗難というのがたまに報道されたりはしてるんですが、市内においてそういった事例というのは報告あったんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) これまで市内の指定文化財、これは国、県、市にかかわらずでございますけれども、盗難ですとか所在不明になったケースというのはございません。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 先ほどもありましたけど、この香芝市文化財保護条例の第10条においては勧告ができるというふうなことが書いてあったんですけれども、そういったことに対して何か対策をとられてるんですかね。例えばですけども防犯センサーに対して補助を出してるとか、そういったことまでしてるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 実際、勧告ということでお願いをするということになるわけなんですけれども、実際、防犯センサーを取りつけられることに対する具体的な補助といったような制度は用意いたしておりません。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 今のところは何も被害はないですけども、じゃそのセンサーがすべてついてるとはもちろん限らないですし、当然貴重なものが盗まれる可能性はゼロとは言えない状況で、昔と違っていろんなものが取られる時代になってきたんで、そのあたりで防犯上、ここは少し問題があるというところは勧告していただいて、場合によってはそういった補助とかも、これは今後ですけどね、何らかのことは考えていかなければならないのかなというふうには思います。 では、現代社会において電気ということが非常に欠かせないというふうなことは皆さんご存じだと思うんですが、当然この盗難防止の観点からしても警報装置とかにも電気が必要なんですが、先月の2月15日のお話をさせていただきたいんですけども、先月の2月15日の午前10時過ぎ、別所、瓦口地域一帯で停電があり、信号も消えてるような状況でしたよね。当日、私が10時2分に交差点で信号の停電に気づいて、安全を確保しながら一応写真を撮影しました。そのときの市役所とのやりとりをご説明いたします。10時9分に市役所に停電の電話連絡をいたしました。10時17分に市役所から折り返し電話がかかってきて電力会社からは連絡がないという報告を受けました。ただ、10時10分の段階に電力会社のホームページには停電と、復旧は12時半というふうに記載されていたようです。10時34分に市役所から折り返し電話があり、電力会社と連絡がとれたとの報告を受けました。10時57分に市役所からまた折り返し電話があり、復旧し出した、原因がわかったら連絡するとの内容でした。このようなやりとりやったんですが、まずその日の状況について詳細に経過報告を教えていただけますか。例えば最大どれぐらいの時間停電したなどよろしくお願いいたします。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) ご答弁申し上げます。 2月15日、福岡議員から瓦口付近にて停電が発生していると、信号も消えてるというお電話をいただいたのは、我々としましては10時9分ごろと認識してございます。その後、すぐに香芝警察交通課に信号の停電に対する対応をお願いするとともに関西電力にも詳細な状況報告を求めてまいりました。時系列で申し上げますと、停電の状況につきましては3分ごろに別所、真美ヶ丘四丁目、七丁目、瓦口、五位堂にて1,088口の停電が発生してございます。その後、10時36分には255口、10時58分には833口が復旧し、全域の復旧が完了したという報告を受けてございます。よって、時間といたしましては10時3分ごろから10時58分ということで、55分ぐらい停電であったかというふうには認識してございます。 また、付近の状況についてご報告を申し上げますと、交通関連につきましては国道165号の別所交差点付近から中和幹線までの香芝南回り線の沿道にて信号が消えているという状況でございました。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 私はたまたまあの地域通ってたんですけども、お店などは当然電気は消えてる状態で、あとは自動ドアなんかも当然あかないような状況でした。信号の無灯火は当然危険な状況なんですが、エレベーターに閉じ込められたとか、そういった事故等というのは何か報告あったんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 信号の件もございますけれども、交通事故などの報告もなく、救急救助の案件についても発生していないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) それは何よりでしたね。問題はいろいろあるんですが、まず原因は何なんでしょうと。私が報告を受けたのは、先日、この通告書を出して初めて連絡が来るような状況やったんですけども、再度皆さんもおられるんで、原因、わかってれば報告お願いします。 ◆5番(福岡憲宏君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 関西電力に問い合わせを行いましたところ、送電線関連の設備不良との回答でございました。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 先ほどお話しさせていただいたみたいに10時57分の段階ではすぐ教えてくれるというふうな話でしたが、復旧までに当然優先すべき事項がたくさんあると思いますと。それは対処した後で、もちろん構わないんですけども、わかった段階で報告はいただきたかなったなというふうには思いますと。万が一停電が再発したときに情報の共有度が重要になってくるんですけども、この関西電力ですか、電力会社とはどのような報告がいつあったんですかね。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 香芝市と関西電力につきましては、停電情報共有システムというところの協定等、結んでございまして、15日の実際は10時10分ごろにファクスとメールにより連絡があったというところでございます。最終的には11時01分に関西電力から復旧のお知らせというところの報告がございました。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 今、ファクスとメールで10時10分にというふうに教えていただきましたけど、10時10分の段階やったら電力会社のホームページにアップされてるのと同じ時刻ですよね。ただ、私が聞いたときに、その10時17分にはわからないというふうに言ってはりましたよね。10時34分に連絡がとれたというふうなことをおっしゃってたわけなんですよ。私が考える一番の問題点というのが電力会社との連携ができてないんじゃないかというふうなことなんですよ。だって、当日のやりとりで考えていただいたらわかるように、ホームページの更新よりも20分後の段階で初めて私のところに連絡が来てわかりましたというふうに言ってたんです。ホームページの段階でこのような問題が起こってますというふうに出てるときに市はわかりませんというふうな状態だったんですよ。今回のように地震や台風などの災害以外の要因で長時間停電する場合というのも当然あるわけなんですよね。電力が町中のほとんどのインフラに活用されていて、信号機が不全に陥れば大事故にもつながる、当然病院なんかならさらなれというふうに思うんですが、じゃこの復旧までのかなめとなる市と電力会社との連絡体制というマニュアルですか、そういったものというのは存在してるんですかね。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 原則として小さな停電等におきましては最終的には電力会社の責務においていろいろ周知もしていただくなかで対応をお願いするというところの流れになろうかと考えてございます。しかしながら、非常に大きな災害級の話になりますと、市といたしましても情報収集や付近の状況等も鑑みながら対応してまいりたいと考えてございます。マニュアルということでございますけれども、先ほど少し触れさせていただきました停電情報共有というところのなかで、先ほど少しタイムラグがございましたけれども、メールやファクス等の部分で我々のほうに連絡をしていただくというところでございます。 なお、災害時にはホットライン等も結んでございますので、電話のやりとり等は行ってまいります。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 災害時はそうなんですけど、こういう災害ではないときでも起こる可能性があると、しかも1,000口以上のところが1時間以上も停電する、小一時間ですか、1時間弱停電するというふうなこともあるので、そこはちょっと大きな場合、ちょっと見直さないとだめかもしれませんね。例えば1分、2分とかというようなことであれば、であったり雷のときであったりしたら、まあまあ当然皆さんも考えられることなんですけども、市民としては、突然、ちょうど10時というてお店がオープンした瞬間ぐらいにいろんなところが停電してて、皆さんあたふたしてるような状況だったんで、市ぐらいはちゃんと把握はしていかないとだめかなというふうに思いますんで。今回は10時という時間帯でした。これ、私、市役所連絡させていただいたの10時数分ぐらいなんですけど、これ夜中だったとしたら、役所連絡しても、当然職員の方がおられるわけではないんで、これ夜中とかというのは、市役所が閉まってる段階とかはどうしていったらいいんですかね。どのような対応になってるかというか。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 議員のご質問につきましては、夜中の災害以外の部分での対応というところになってくるかと思います。そういった部分につきましても、今現在の段階におきましてはやはり電力会社の責務において対応をしていただく以外にないのかなというふうには考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) いや、停電を直すことは当然そうなんですけど、私が気にしてるのは、信号とか、そういったものがとまってしまっているような、インフラがね、とまってるような状態として市は対応しないのかということです。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 先ほど申し上げました関西電力の停電情報共有システムにおきましては、市のみならず香芝消防署、奈良県広域消防組合本部、また香芝警察署などとも同じようなシステムを組んでございますので、まず香芝市だけにメールやファクスが届くわけではなく警察等にも届きますので、信号等につきましては警察等の対応になってこようかというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) ということは、当日私が連絡させていただいて、そして市から警察に連絡したというふうにおっしゃいましたけど、その段階で、もうじゃ警察は知っていたと考えていいわけですね。 ○議長(中川廣美君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) はい、おっしゃるとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) わかりました。ただ、停電というのが当然市民生活に対して大きく影響する、じゃ市民生活、市民の安全のためということからすると、役所機能が非常時にこそフルに機能するようにしていかなければならないと思いますんで、改善するべきところ等ありましたら、あらゆる角度から考えていただいて、それは改善していっていただきたいなというふうに思います。 じゃ、また文化財のほうに戻りますが、この文化財の次に観光マップ、ガイドマップですか、これですけども、こちらについてちょっと考えていきたいと思うんですが、先人の残した文化財を後世に伝承していくということは、住民がその価値を十分に理解でき、世代を超えて後世に残す意思を共有するということでもあります。そのことを踏まえ、文化財をいかに後世に残していくのか、文化財の価値を普及するためには学芸員や専門家の知識と指導、活躍が必要と考えますが、このマップでの取り組みということについてを教えていただけますでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 文化財の保護条例第3条ということで、市民、所有者の心構えがございまして、香芝市の文化財保護条例第3条には市民及び所有者等の心構えが規定されてございます。市民は文化財の愛護に努め、この条例規定に基づいて行う措置には誠実に協力する必要があるというようなことが書かれてございまして、またこれを貴重な財産であることをしっかりと自覚して公開や文化的活用に努めなければならないということでございますので、ガイドマップというのはそういった趣旨に最も該当するメディアであったり手段であるというふうに考えてございますので、ガイドマップの重要性ということについては私どもも十分認識してございます。現在さまざまなマップがあるわけでございますけども、議員、今持たれているものでございますとか、こういった観光マップといったようなものも含めて今後も充実させてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) この文化財のこのガイドマップの8ページのところに十二社神社の奉納品ということで、そこには境内には灯籠4基や全国的にも珍しい鋳鉄鳥居1基が鋳物師から奉納されていますというふうに書いてあるわけなんですが、今、部長おっしゃってくださったみたいに3条のところには、できるだけこれを公開する等、その文化財活用に努めなければならないというふうに条例には書いてあるんですが、これ残念ながら多分公開あまりされてない状況で中にしまってあるような状況なんですよね。非常に見よう思うたら見れるんですけど、見学はしにくい状況になってると思いますと。当然、鋳物、鉄柱、鉄でできてるようなもんですから、さびの防止という保護の観点から中にしまってるのは当然理解できますと。ただ、ほかの文化財などを公開する日なども決まってたりしますよね。じゃ、例えばですが、この公開日を設定してマップでお知らせするなど全体的な話ですけども次回からもう少し工夫をするべきかなあというふうに考えるわけです。どんなすばらしい文化財でも表現や演出の仕方が悪いと魅力の発信ができません。当然理解はなかなか進まないと思います。だから、今後さらにいろんな角度から発信していくことをお願いしたい。そうすると、この町歩きマップの有効な方法としてもうちょっとパワーアップしていかなければならないのかあというふうに考えるわけです。例えばですが市内のお店が掲載されてたり、体験アクティビティーがあったりすると、来訪者はそのマップ一つで食事を含めた散策ルートを楽しむことができる。来て、見て、食べて、体験できる香芝市観光モデルコースを積極的に発信することも可能かなというふうに思います。アクセスのよさを持ち合わせた香芝市にとっては何より内容の企画力が重要になってきます。そのような誘客策が功を奏し市内のお店もにぎわいが創出されれば、地域の方にも文化財の保護やPRの意識が自然と広く浸透すると思います。文化財、芸術、自然環境などは保護し伝承していくだけじゃなくPRし自治体運営に積極的に生かしていく姿勢がこれからの時代にとっても大切になってくると思います。 そこで、お伺いいたします。今後この各種マップの更新や新規作成の際にさまざまな形で文化財の魅力に触れ楽しむことができるよう内容を充実していくべきだと考えますが、どうでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 今、ご指摘ありましたように、現在配付しておりますものにはタウン情報ですとか、そういったストーリー性のあるような仕立てにはなってございません。今後改定や重版、また新規で作成するという場合につきましては、市の魅力をしっかりと発信して、また町のにぎわいに何とか寄与できるように秘書広報課ですとか商工振興課とともに相談いたしまして内容の充実については検討してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) そうですね、教育部さんだけではお金がないらしいんで、ほかのところからお金を取ってきていただいて一緒にやっていったほうがいいのかなというふうに私も思います。 先ほどのこのマップの12ページのところに鋳物、灯籠があるんですけど、同じようなものがもう一基近くにあるんですけども、ご存じないかもしれませんが、これ文化財に詳しい人以外にはなかなか違いというのがわかりにくい、僕も実際写真でしか見てないんですが、あまり違いがわからなかったんですが、この5条を見てると指定の方法というのがあったんですけども、今後新たに文化財の市指定の予定があるんでしょうか。また、指定された場合はどのようなメリットというのが生み出されていくんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 今のところ新たに市指定になる候補として上がっているというのは私どもは認識していないわけでございますけれども、積極的にそういった情報を収集いたしまして市指定に値するものについては取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 また、指定文化財になったときのメリットということで申しますと、仮にですけれども指定文化財の管理または修理等に多額の経費を要しまして所有者がその負担に耐えないといったようなケースが生じた場合については、その経費の一部について予算の範囲内でございますけれども補助金が交付されるというような規定になってございますので、維持管理をする、後世に伝えていくということにつきましては指定文化財になることのメリットになるのかなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 私もその9条ですね、今読みはったのはね、そこを見てたら管理と修理に多額の経費を要した場合、補助金を交付することができるというふうにあるんですが、管理、修理に多額の経費という、多額の経費というのがいまいちわかりにくいんですけど、それは何か規定があるんですか。それとも、じゃ例えば費用の何ぼを超えた分の費用の何分の1を出すとか、そういうルールがあるんですか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) これにつきましては、それぞれの文化財の内容によって異なってくるということで、具体的な上限ですとか、あるいは基準といったようなものについては、その都度都度に判断させていただくといったようなことになるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) その都度都度ですか。これ、誰が権限を持ってるわけなんですかね、この条例からしたら、市はと書いてあるんですけども。都度都度って、また諮問委員会か何かに諮るわけですか。それとも、市長の権限ですか。それとも、教育長の権限ですか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) この補助をすることの決定そのものについては担当課から教育委員会内で判断をしていくわけでございますけれども、まず指定文化財の内容が非常に多岐にわたります。例えばイチョウの巨樹といったようなものから、そもそも絵馬といったようなもの、それから建物、それぞれ変わってまいりますので、そういったところでこういう書きぶりをさせていただいてるというふうに認識いたしております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) じゃ、最終的に誰が決めるのかというのだけ不安で相談させていただいてるんですけども、前向きに話するというて、またひっくり返ると困るんでね、一旦お話だけ、誰が権限を持って誰にお願いしたらいいのか、こういう場合の話ですけども、条例から読み取ればというだけで、部長の話というより、この条例から読み取ればという話なんですけども、どういうふうになるんですかね。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 基本的にはこの教育委員会でございますので、その代表者である教育長が最終的に判断をするということになると考えております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) そうですか、じゃ教育長、何かあったときには頑張ってください。 じゃ、この文化財を収納している建物や敷地の樹木というのが当然文化財ではないとは思うんですけども、そういった補修というのは当然この条例からしたら無理ですよね、おのおので修理していくということになるんですが、平成30年7月の豪雨であったり先般の台風であったり多くの樹木が倒れたり、また社が傷んだりという被害が私も見た限りいっぱいあったんですけども、それに対しての相談というのはあったのかなあと。あと例えばその文化財の被害もあったのかなというのを教えていただけますか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) まず、前回のおっしゃっていただいてる台風等ですけれども、志都美神社の社叢というのが県の指定の史跡になってございますので、それにつきましては、樹木が傷んだといったようなところで申請が上がり、またそれの対応をさせていただいたところでございます。 それ以外の神社、仏閣といったようなところでご相談をいただいたというケースはございませんでした。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) この収納のための建物というのは、この文化財保護に寄与する周辺材としては補助は当然できないのかもしれませんけども、無償の貸し付けとか、そういったことならできるのかなというふうには考えれるんですが、今のところそのような制度というのはあるんですか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 今現在、あるかないかというところでございますと、ないというふうな状況でございます。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) まあそうですよね。そのような制度はないんですが、この9条で管理ということにかかわってくると、補助をする可能性が出てくる、補助ができなくても無償貸し付けならできるかなとかというふうなことを、先ほどの話やったら、教育長の判断でしていくような場合が出てくるというふうに読み取れるかなというふうには思います。 じゃあ次に、教育委員会設置の説明板についてなんですけども、明らかに劣化が早いかなというふうに思います。私が把握しているものでは、大きく分けたらステンレス板と、それ以外のものがあるようなんですが、ステンレス板でも彫りのあるものとないもの、それ以外のものではカラーの印刷物にラミネートされているようなもの、こういったものが私の知ってる範囲であるんですが、簡単に種類を教えていただけますか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 仕様といたしましては、ステンレス、アルミの複合板ですとか、また足つきのオールステンレスのものですとか、全体としてはそういう仕様になっておりまして、説明板のものについてはシルク印刷をして、直接印刷しているものですとか、彫りを施しているものですとか、おっしゃってますように樹脂をそのステンレス板に装着しているもの、その3つの種類があるというふうに認識しております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) じゃあ、その経年劣化の状況なんですけども、カラー印刷のもの、これはカラーがちょっとずつ薄くなってきたりとか、ラミネートが波打ってたりというふうな感じ。 次は、ステンレス板。これが気になるんですけども、彫りのあるものは、まあまだ少し文字が読めるかなあとは思うんですが、ないもの、彫りがないもの、今おっしゃったみたいにシルクスクリーンですかね、シルク印刷されているようなものというのは、僕これ写真見せてあれなんですけど、これまだましなほうなんですね、これでも。まだ少しましなほうです。まだ読めるほうです。もう一瞬鏡が置いてあんのかなと、物すごいきれいなものもあるわけなんですよね。顔が映りますよ、はっきり言えば。このようなひどい状況というのは、把握してますかね。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) はい。実は、私自身は今回ご指摘いただいて、各文化財の説明板を数点確認しに参りまして、その実態について把握したようなところでございます。 ただ、担当者につきましては、さきに答弁いたしておりますように、不定期にそれぞれの文化財を巡視して回ってございますので、その際にこういった状況については認識していたのではないかというふうに思っております。 ただ、それについてどう対応していくかということについては、なかなか考えられていなかったというような現状でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 不定期ないし、それでいろいろ文化財を確認されに行って、そのときに担当の方も鏡が置いてあるんだなあというふうに思って帰ってらっしゃったのかなあというふうに思いますけども、この市内の説明板の一斉見直しとともに、今後の対策を考えていかなければならないなあと思うんですが、そのあたりはいかがですか。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 現在、ご指摘ございましたように、傷みがひどくなっているものにつきましては、材質等も研究しながら随時補修を行っていく必要があるというふうに認識いたしております。また、これについては計画的に補修をするようにいたしたいと思います。 また、まだ今既に傷んではいないけれども、今後どういったメンテナンスをするかということもあわせて考えていく必要があるのかなというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) じゃあ、そもそもですけども、この文字の、文字ですよ、ステンレス板のこの文字の耐久性というのは何年とか、そういうのはあったんですかね。そのステンレス自体は物すごくきれいな状態なんですよ、鏡ですからね、ぴかぴかですよ。その文字の耐久性というのはどうなのかなあというのは、何かもともとの説明書というか、そういうのであったんかなあと。 ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) ご指摘いただいて、例えばメーカー等に基本的に標準的な耐久年数みたいなものがあったのかどうかを確認したら、実はそういったことは特に示されていなかったということでございます。私が見て回った数カ所についても、同じ設置年でも、例えば周りの環境によって、日当たりですとか、置いてある場所等によって随分傷みの違いがございました。 ですので、今ご質問のありました標準的な期間がそれぞれの仕様によって定められていたのかということにつきましては、これは定められていなかったというふうに認識いたしております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) そう考えると、全体的にメンテナンスする時期が迫ってきているのかなあというふうには思うんですが、ステンレス自体にはほとんど目立った劣化はないので文字だけの問題だと思うんですけども、じゃあこの文字の修繕費というのはどれぐらいかかるもんなんでしょうかね、印刷代というのは。
    ○議長(中川廣美君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 担当の者とその都度都度確認をしていたのですけども、今あるステンレスそのものは傷んでいないけれども、そのものを活用して印刷だけするというようなことは技術的に非常に難しいというような話でございました。 ですので、あるいは数点の説明板にあるように、例えば上からまた樹脂製のものを張りつけると、土台はそのままに張りつけるといったようなところで補修できないかどうかという検討はいたしました。今現在でどれぐらいかかるかという費用面についてまでは、まだ検討できていないという状況でございます。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 僕もちょっといろいろホームページというかネットとかで調べてたんですけども、最初からつくるんだったら安そうなんですけども、その材質がちょっと剥がれるのかどうかがちょっとわからなかったんで、上のプレートだけもし剥がれるような状況であればそんなにお金はかからないでしょうし、全体的を外すとなると相当お金がかかると。 だから、おっしゃってるみたいに上に何かを乗せると。ただ、あんだけきれいな状態のものに、上にまた何か汚いのを乗せるのもどうかなとは思うんで、何か安いけどいい方法というのは考えていかなければならないのかなあというふうには思うわけです。 財政の話をさせていただくと、香芝というのは黒字をいつもアピールされていますと。ただ、やるべきことができてなくて黒字というのであれば、まずやるべきことをやらなければならないんかなというふうに私は思います。 そこで教育長、教育長が先ほどもお話ししてましたけど、教育長の権限というのは市長と同じというふうに私は考えてます。香芝の文化教育行政のトップなんだから、市長と対等に強いリーダーシップをとって取り組んでいただきたいというふうに。 30年9月議会で私の一般質問に対して、教育長は、また市長とも相談させていただいたうえで前向きに検討させていただきたいというふうに考えておりますというふうに答弁していただいた案件があります。そして、先日の予算委員会で、その案件について本当の意味で前向きに検討していないというふうに私は指摘させていただきました。副市長もそのことをご理解いただけたというふうに思っております。財政上の観点ですべてをすぐに修繕できない事情があると思います。 だから、まずやるべきこと、できることからやっていったらどうですか。教育長のお考えを教えてください。 ○議長(中川廣美君) 教育長。 ◎教育長(村中義男君) 貴重なご意見、いろいろ賜りましてありがとうございます。 今福岡議員がおっしゃっていただきましたように、いろいろと財政的な部分もあろうかと思いますけれども、私もできる限りそういった場面には出ていきまして、交渉のほうもさせていただきたいというふうにも考えているところでございます。 この文化財の説明板につきましては、前々からいろいろ思うところもございまして、例えば博物館もしかりですけれども、多言語表記、そういったこともできないかなということもちょっと視野には入れさせていただいているところでございますので、そういった観点も踏まえまして、いろいろとまた調査研究のほうもさせていただきたいというふうに考えております。 ○議長(中川廣美君) 福岡議員。 ◆5番(福岡憲宏君) 30年9月議会の話ばっかりしますけども、ここで教育長はまた市長とも相談というふうに答弁されてましたが、今回は市長は既に議会の初日の施政方針において、これ見させてもらったら、市内に点在する観光資源をバージョンアップし、魅力向上に努めというふうにしっかりと発言されているんで、今回は比較的進みやすいのかなというふうに思います。 ただ、先日の予算の委員会の答弁からしたら、本市の文化関係の優先順位というお話をされてたと思うんですが、優先順位が低いのかもしれません。 しかし、今後つくるものということに関しては、最低限耐久性のある素材、加工方法、メンテナンス時期など、そういったものをしっかりと検討していただきたい。文化財の説明板が読めないような状況で放置される現状というのが看過できません。学校などの教育現場でも、市内の文化財など生きた教材を活用する観点で現地に見学に行くことが普及啓発のきっかけになると思います。現状では役に立たない説明板です。文化財は、後世にしっかりと引き継いでいくべきものなのに、残念だと思います。どうかこのことをよろしくお願いいたします。 これで、私の一般質問を終わります。 ○議長(中川廣美君) 以上で、5番福岡憲宏議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。              午前10時52分 休憩              午前11時05分 再開 ○議長(中川廣美君) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、6番上田井良二議員の一般質問をお受けします。 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) 議長のお許しをいただきましたので、早速質問をさせていただきたいと思います。 今回は国会におきまして、平成30年度補正予算に係る公明党の実績等である内容から香芝市での状況についてお伺いしたいと思っております。 公明新聞の2月25日に載っておりました。昨年の夏、日本列島は皆さんもご存じのように、記録的な猛暑に見舞われました。公明党の強い要望により、昨年の臨時国会で成立いたしました第1次補正予算には、全国の公立小・中学校などの普通教室すべてにエアコンを設置するための費用として822億円が盛り込まれています。エアコン設置は、熱中症対策のみならず、子供さんの学力や集中力の向上などに有効的なことが自治体の調査によって明らかになっており、教育環境向上の効果も期待できますと、公明党は普通教室のエアコン設置率の低い自治体においては補正予算などを活用して着実に整備が進むよう促していますと。 この香芝市におきましても、おかげさまで市長、また議長含め、国にも要望に行っていただきました。しっかりと予算をとっていただきましたけれども、おかげさまで香芝の地におきましても、幼稚園・小・中学校、クーラーの設置の運びとなっておりますけれども、ここで壇上での質問ですけれども、幼稚園・小・中学校の設置工事について、それぞれの設置数と進捗状況についてお伺いして、壇上での質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) エアコンのそれぞれの設置数と進捗状況ということでございます。 まず、幼稚園でございますけども、新規設置分で申しますと、保育室で20室、遊戯室等で11室となっております。 工事の進捗についてでございますけども、既に二上幼稚園、志都美幼稚園、三和幼稚園、真美ヶ丘東幼稚園につきましては、空調設備そのものの設置は既に終了しております。 また、このまま順調に工事が進んでまいりますと、残りの3つの園になりますけども、五位堂、関屋、旭ケ丘につきましては、今月下旬から5月上旬には順次工事を終える予定としております。 続いて、小学校でございます。 同じく新規設置分で申しますと、普通教室で187室、特別教室で57室となっております。 進捗のほうでございますけども、下田小学校及び関屋小学校では、既に室外機の搬入が始まっております。また真美ヶ丘東、真美ヶ丘西小学校及び旭ケ丘小学校につきましては、足場設置や屋外配管の作業に取りかかっている状況でございます。 続いて、中学校のほうでございますけども、これも新規設置分で申しますと、普通教室で80室、特別教室棟で41室となっております。すべての中学校で外部の工事に向けた足場の設置に取りかかるとともに、香芝東中学校と香芝北中学校では既に室内機のほうの設置を終えているような状況でございます。 ○議長(中川廣美君) それでは、2回目以降の質問をお受けします。 上田井委員。 ◆6番(上田井良二君) 今聞かせていただきましたところ、順調に進んでおるのかなというふうな印象を受けるわけです。当初、昨年なんかでもつけるというふうにご意見いただきましたけれども、やはり全国的な動き、また災害等の復旧、またその品物の数等でどうなるかわからんというところもあったんですけれど、今のところ順序よく進んでおるという考えでいいんでしょうか。そのあたりをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 小学校・幼稚園・中学校とも設置工事は当時のスケジュールどおり順調に進んでおります。ですので、設置工事自体は5月までの完了を予定しております。その後、すべての設備の動作テスト等を行ったうえで、6月末までにすべての施設で通常の運用ができる予定としております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、全体的な見通しとして、実際に稼働できる時期的なもんは見通しはいつごろなんでしょう。最近、ちょこちょこご父兄の方から質問等をお聞かせいただいておりますので、そのあたりお聞かせいただけますでしょうか。何月ごろ、実際に5月ごろできるということなんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 6月末までには全体が稼働できるように進めております。 以上です。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。非常にスピーディーにやっていただけたなということで、お礼申し上げたいと思います。父兄の方にもしっかりと夏までには動きますという返事をさせていただきたいと思っておりますので、またよろしくお願いしたいと思います。 そうしましたら、次の設置後のコストや暖房との関連についてお聞かせいただきたいと思います。 何かこの空調システムについて、使用についての基準など、何か定めておられるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 基準のほうでございますけれども、エアコンの具体的な運用に係るガイドラインというものを作成しまして、5月中に各学校や園のほうに提示させていただく予定で、現在進めております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。あと、それも一緒なんですけども、使用時間とか温度設定についてはどのようなお考えをされておられますか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 使用時期や温度設定ということでございますけども、以前からエアコンの運用を実施しているような他の自治体の運用基準等を現在調査しておるところでございます。 所在地の気候条件等によって多少の差はございますけども、使用期間は夏場で6月から9月、それから教室内の設定温度は28度というような状況が多く見られております。また、冬場の使用期間は12月から3月の間で、教室内の設定温度は20度というような自治体がいくつかございます。 使用時間については、基本的に授業中と定めたうえで、何らかの特別な活動で時間外に教室のエアコンを稼働させる必要等がある場合は、校長先生や教頭先生の了解を得たうえで使用することとしている自治体もございましたので、これらの情報も参考にしながら、児童・生徒、園児への体調のことも考えたうえで香芝市の幼稚園・小学校にとって一番合った基準づくりをしていきたいと考えております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。細かい話になるんですけども、誰がオン、オフするとか、例えば何時になったら自動的に入るとか、何かそういうのはあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) これについても、また運用基準のほうで定めてまいりたいと思いますけども、現状あくまでも現在予定でございますけども、それぞれの教室においてその時間の授業や、また学校活動を担当する教職員がエアコンの運用基準に従って責任を持ってエアコンの操作や、また管理を行うべきであると考えておりますから、そのため操作するのは教職員に限定とした考え方で進めたいと思っております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。冬場の暖房器具に関しましては、ちょっと危険性があるのかなと思うんですが、クーラーについてはそんな危険性はないんかなと思うんですけど、無駄に、使ってないところでつけるとか、オン、オフをしっかりとやっていただきたいなと思うんですけど、そうしましたら、実際に設置後、コストはどれぐらい見込んでおられますか。そのあたりを聞かせてください。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 光熱水費につきましてでございますけども、実際に現場で運用した場合に必要とされる経費の具体的な金額について確実な予測を立てることは現時点では困難な状況でございますけども、現在試算しておりますのは、小・中学校及び幼稚園全体の電気料金とガス料金の合計で見た場合、合計で2,950万円の増額を見込んでおります。そして、燃料費の灯油につきましては、小・中学校・幼稚園全体で見た場合に、合計で約250万円の減額を見込んでおるところでございます。 よって、これらの増減額をすべて冷暖房に係る予算と仮定したうえで相殺しますと、最終的には約2,700万円の負担増となると考えております。 ただ、今後エアコンの運用を続けていくなかで、光熱費に係る予測についてはその精度がさらに高まっていくものと考えております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) やはりかなりかかるなというのは把握できるわけですけれども、これも2月9日の公明新聞なんですけれども、学校に備えたエアコン設置に関して、稼働に必要な電気代などの自治体への支援を昨年11月の衆議院の予算委員会で石田政調会長が求めたことに触れまして、電気代に関する調査の結果を踏まえて、2019年度の普通交付税算定より冷房設備に係る光熱水費として約69億円措置するというふうなお話もあったんですけども、それ以後、何か通知、また連絡等はあったんでしょうか。そのあたりをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 空調設備の運用に係る国の財政支援としまして、平成31年度から交付税措置をするとお聞きしております。また、普通交付税の算定にあたり、基準財政需要額の計算のもととなる単位費用に光熱水費の負担増加分を加える予定であるともお聞きしております。 空調設備の運用に係るコストに対して交付税措置していただけることにつきましては、全国の自治体にとっても非常にありがたいことだと考えております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) そうしましたら、空調も、クーラーもつくんですけども、全体的なことをお聞かせいただきたいんですけれども、まず暖房についてなんですけれども、現在使用している器具はどのような器具を使用されているかお教えください。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 暖房につきましては、冬期はストーブのほうを使用させていただいております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) そのストーブなんですけれども、現在、これも意見は多々あると思うんですけど、点火とか、石油ストーブとかもお聞きしたんですけれども、灯油の補充等、誰が管理しておるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 基本的に、教職員による点火等の操作を基本としております。灯油の管理につきましては、幼稚園・小学校につきましては教職員、中学校につきましては教職員及び生徒が扱っているような状況でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。今までそない大きな事故等はなかったというふうに聞いておるんですが、それでいいですか。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) はい。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。 それでは、その実際の暖房費用ですね、実際どれぐらいかかっているかお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 暖房を目的として使用される灯油代の決算状況で申し上げさせていただきます。 平成29年度で、小学校は約153万円、中学校は約83万円、幼稚園は約51万円、その前の平成28年度では、小学校は約107万円、中学校は約64万円、幼稚園は約49万円というような状況になっております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) 今ちょっと合計させていただきましたら、やはり冷房費よりも暖房費のほうが今安くなっておるということなんですけども、今後、今の冷房のエアコンつけてもらったんですけども、恐らく今の時代クーラーだけきくという器具はないと思うんですよ。暖房も入る分だと思うんですけれども、今後暖房を考えての使用機種と今後の考え方、空調でいくのか、それとも石油ストーブそのままでいくのか、そのあたり、お考えをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 澤次長。 ◎教育部次長[こども課長事務取扱](澤和七君) 今後の方向ですけども、児童や生徒の安全性を考慮したなかで、普通教室や特別教室における灯油ストーブの使用につきましては原則平成31年度より中止させていただいて、エアコンのほうで実施していきたいと考えております。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。全体的にお聞かせいただきましたら、予定どおり6月中、この夏までには涼しい教室で勉強をしていただける、先生もご指導いただけるということで、非常に安心しました。また、今後についても、今ご答弁いただきましたけれども、夏、冬、ランニングコストを少しでも、まず安全性を考えていただいたうえでコストも考慮いただきながら、よりよい空調設備の活用をお願いしたいなというふうにも思いますし、また将来的にも、いつも話はございます、避難所としての活用もございますので、今の設備、電気が使えないと何も使えないという世のなかになっておりますので、非常用電源の導入もあわせて今後ともご検討いただいて、よりよい方向へ進めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 また、市長初め、皆さん本当にありがとうございました。また、今後ともよろしくお願い申し上げます。 それでは、2番目の質問に行かせていただきたいと思います。 2つ目の質問なんですけども、予防接種の状況や今後についてお聞かせいただきたいと思います。 これも公明新聞からですけれども、首都圏などで感染が拡大しております風疹について、厚生労働省は定期予防接種の機会がなかった現在39歳から56歳の男性を対象に、2019年から2021年度までの約3年間、全国で原則無料でワクチン接種を実施する方針を発表したとあります。公明党の提案を受けたもので、同日公明党の厚労部会で説明したというふうになっております。 風疹は、ご存じの方もおられるかと思いますけれども、妊婦が感染すると赤ちゃんが難聴や心臓病、白内障などになって生まれる可能性があると、非常に恐ろしい病気でもございます。それを受けまして、ワクチン等に対して公明党の意見で無料でやるということが決まったわけですけれども、ここでまた香芝市の風疹のワクチンの対応について、まずお聞かせいただきたいと思います。 まずは、私もあまり知らないんですけども、風疹にかかるとどのような症状が出るのか、まずお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 風疹は、風疹ウイルスを原因としまして発熱や発疹、リンパ節の腫れを主症状とする感染症で、成人では関節炎の頻度が高いと言われております。 それと、妊娠している方が風疹にかかりますと、先ほど議員もおっしゃっていただきましたが、先天性風疹症候群、こちらのほうが高い確率で発生すると言われてございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。私も資料として持っておるんですけども、奈良県でも昨年の7月まではまったく患者数はなかって、8月から一気に増え出したということで、すべてが15歳以上で、やはり男性が7割、なおかつ40代から50代が多いというふうな結果が出ております。 そういうなかですけれども、香芝市におきまして、最近の患者数とか、その推移はどのようになっているかお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 患者数でございますけれども、昨年7月ごろから関東地方のほうで流行し始めました風疹でございます。奈良県でも8月中旬に平成30年としては初めて患者が発生いたしまして、12月までに10名の患者が報告されております。また、平成31年に入ってからも、現在まで4名の患者が報告されております。 奈良県での患者数の推移でございますけれども、平成20年から平成23年までにつきましては、2名、2名、ゼロ名、1名とわずかな患者数でございました。全国的に大規模な流行となりました平成24年から25年につきましては、平成24年で18名、平成25年には180名の方の罹患が報告されてございます。 その後、平成26年から平成29年までは5名、1名、ゼロ名、2名と減少しておりましたが、先ほど申しましたように、平成30年に入って増加傾向が見られるものでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。私の手持ち資料によりますと、2018年としては患者報告は10名で、大流行していた都市部と比較すると少なくてよかったと思える状況であるというふうに書かれておりますけれども、注意が必要なのは、以前もう大流行したのが、前年が少し患者数が出て、その次の年に非常に患者数が出ておると。先ほど次長のお話でもありましたように、2年目には180名ですかね、かなりの数字が出ておるということを考えますと、この2019年がかなりの患者数が出るんじゃないかというふうに予測はされるわけですけども、この香芝の地において、抗体検査、ワクチンの接種はあるんですけども、このあたりの費用についてのお考えをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 抗体検査、ワクチン接種ともに自己負担無料で実施する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、対象年齢とか対象者数というのは把握されておるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 対象者でございますけれども、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれまでの男性が対象でございます。 本市では、この対象者としまして約1万人が対象となってございます。このうち、平成31年度、来年度にクーポン券を送付する予定の対象者でございますけれども、昭和47年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性でございまして、本市では約4,500人が対象となります。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) 今対象者が1万人で、平成31年度は4,500人というふうに、一遍に1万人をしないという理由は何かあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 対象者のほうにつきましては、国のほうで計画的に取り組むため、3カ年計画で段階的に行うとされたことから、来年度につきましては、昭和47年4月2日から54年4月1日生まれの男性ということで対象を決められたものでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) 国の施策はわからないですけれど、その1年のずれによって何か罹患されて被害を受けられる妊婦さんが出てきた場合とか、一人でもあったらやっぱりいけないと思うんですけども、例えば自分は対象者と違うけれども受けたいという方がおられたら、それはいけるんでしょうか。そのあたりを聞かせてください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 来年度対象とならない方につきましても、ご本人様から希望がございましたら、抗体検査等を受けていただくことを予定しております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ちょうど先ほどちらっとお話しされましたけれども、実施期間、この無料の期間ですね、それはどれぐらいなんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 2019年から2021年度までの3年間で実施させていただく予定となってございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。今回その対象者というのは、私自身は外れておるんですけども、比較的年齢の若い働き盛りの、後からもお話しさせてもらいますけども、肺炎球菌ワクチン、高齢者の方は大体在宅されておるんですけれども、働き盛りの男性といいましたら、単身赴任とか、なかなか休みの間に注射を打ちに行くとか、平日でも病院が閉まってから帰ってこられるという方はたくさんおられると思うんですけども、そのあたりの単身赴任とか勤務先での接種については、どのような、何か策はあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 今回の対象者の多くは、議員もおっしゃっていただきましたように、働く世代の男性でありますことから、居住地以外でも抗体検査、予防接種が受けられるよう、全国知事会、そして日本医師会が集合契約を行います。 したがいまして、集合契約に参加する実施機関でございましたら、居住地以外の単身赴任先や勤務先で抗体検査、予防接種を受けていただくということは可能でございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。ざっくりですけども、抗体検査を先に受けてもらって、それで陽性反応があれば接種をしていただくと、両方とも無料やとお聞きしましたけれども、実際に香芝市でどのような流れでいくのか、そのあたりをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 市より対象者に抗体検査、予防接種のクーポン券、こちらの個人通知を行います。対象者はクーポン券を持参していただいたうえで、医療機関でございますとか、特定健診の機会、また事業所健診の機会におきまして抗体検査を受けていただきます。そして、抗体検査の結果、風疹の抗体がないと判明した方につきましては、抗体検査の結果がわかる資料とクーポン券、こちらを持参のうえ、医療機関において予防接種を受けていただくという流れになってございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、それで個人には行くんですけれども、インフォメーションについてはどのようなお考えがありますか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 今申し上げましたように、個人の通知をさせていただきますほか、こちらにつきましては一度風疹が蔓延しますとその影響を受けて、先ほどから申し上げております先天性風疹症候群の発生も増加する傾向が見られますことから、広報、ホームページ等で風疹の抗体検査、こちらを積極的に受けていただきまして、抗体がない方には予防接種を受けていただく必要性、こちらを周知してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。
    ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、次、2番目の質問に行きたいと思います。 高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種状況と今後について聞きたいと思います。 その予防接種についてですけども、これも公費助成となったのが公明党の意見書でありまして、昨年までの5年間、実施されましたけれども、接種率が全国的に低いというふうにも聞いております。5割を切っているようでございまして、それを受けまして、さらに5年間、来年度から追加決定されましたと。 そこで、香芝市内での状況と対策についてお伺いしたいと思います。 市内での、まず肺炎による死亡者の推移はどうなっておりますでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 本市におきまして、肺炎で死亡された方は、過去5年間では毎年五、六十人台で推移しております。死因別順位としましては、平成22年より3位と、変化なく推移してございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、全国的にも5割というふうに聞いておりますけれども、この高齢者肺炎球菌ワクチンの香芝市での平成26年からの接種率をお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 接種率でございますが、平成26年度につきましては51.4%、平成27年度は46.2%、平成28年度は48.4%、平成29年度につきましては50.9%となっております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、これまでの、先ほどのインフォメーションも同じですが、周知方法はどのようにされてましたですか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 平成26年度より5年間で65歳以上の5歳刻みの対象者に接種票を個人通知し、周知いたしました。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) 個人通知をしていただいているということなんですけども、この場合の接種費用は実費のみでしたらいくらで、補助がありではいくらかお教えください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 実費で接種ということになりますと8,000円から1万円程度の費用がかかるような状況でございます。 通常、こちらから送らせていただく分につきましては、自己負担額につきましては3,000円となってございます。 ただし、市民税非課税世帯及び生活保護を受給されている方は事前申請していただくことにより、無料とさせていただいているものでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、個人通知をされてるんですけども、接種に至るまでのその流れですね、先ほどと同じようにちょっとお教えいただけますでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 対象者には接種票を個人通知いたします。市内指定医療機関で接種される場合は、予約のうえ、接種票を持参していただきまして、医療機関にて予防接種を受けていただきます。 奈良県内の市外の医療機関で接種される場合は、事前に保健センターのほうで手続を行っていただくことが必要になってございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。今回、5年間また延長していただくわけですけれども、ちょっと懸念されておることがございまして、自治体によっては自費接種者からのクレーム等があって、個別通知しないという自治体があるようでして、それを受けて、しっかり周知をしてほしいという話もあるわけです。 また、肺炎で命を落とす高齢者を少しでも減らしたいという公明党の考え方から、この公費助成を進めてきたわけですけれども、この1回の接種で少なくとも5年間は効果を持続するというふうにされております。また、高齢者が肺炎に一度なると、入院などで死亡されずにしっかり治ったとしても、生活に支障を来す方が多いというふうにも聞いております。また、体調が戻らないうちに再度肺炎にかかる方もおられるという状況があり、負の連鎖に陥りやすいということも情報的に入っておるようでございます。 そこで、前回の5年間で周知したにもかかわらず、やはり50%前後の接種率なんですけれども、今度香芝市についてはクレームがあろうが個人通知をするという、非常にありがたいお話を聞いてるわけですけれども、これまで自費接種者から結局は3,000円でできるところを実費8,000円から1万円支払って自分は接種したんやと、何でやねんというようなお問い合わせ状況は何件かあったんでしょうか、そのあたりお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 個人通知の接種票に接種を受けられない方としまして、今までに肺炎球菌予防接種を受けたことがある方と明記しておりますので、こちらの問い合わせの数はちょっとカウントしておりませんけれども、既に自費で接種しておられる方から、こちらで接種はできないのか、公費で接種はできないのかという問い合わせはございます。 ただ、予防接種法に基づきました定期接種としましては、当該予防接種を受けた者は対象から除くとされておりますことから、この旨をご説明し、ご理解をいただいているものでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、再度お聞きしますけども、今後5年間、インフォメーションについてはどのようにお考えでしょうか、何か変化をもたらすことはあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) インフォメーションでございますけれども、前回5年間と同様に、対象者の方につきましては個人通知を実施する予定をしております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。そうしましたら、その個人通知に係る費用なんていうのは把握されておるんでしょうか。そのあたりをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 費用につきましては、郵送等に係る費用になってございます。印刷製本費や通信運搬費で36万8,000円程度を見込んでおるものでございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。自費で接種された方の問い合わせが多い自治体もあるというふうに聞いております。継続するにあたって、香芝市においては個別通知をしていただくと、また理事者の方にもご負担をかけるわけですけれども、非常にありがたいなというふうにも思っているところでございます。 ただ、お話を聞かせていただくまた情報のなかに、自費で接種した方の人数がわからない、それがはっきりわかれば、そういうクレームもなくていいんかなと。 今後の課題として、何か自費で接種された方については、情報を、今回5年間でどれぐらいまで進むかわからないですけれども、やはり国からの補助が出る限りは100%を目指してやっていただきたいなと思うんで、そのあたりもまた工夫をしていただけたらなというふうにも思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、最後に3番のインフルエンザの予防接種について。 このインフルエンザの接種人口の動向は、何かわかる資料なんていうのはあるんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) インフルエンザにつきましては、接種者全体の人数というのはちょっとわからないところでございますが、65歳以上のインフルエンザ予防接種につきましては定期接種となってございますので、こちらの動向については把握しております。接種人数につきましては、平成22年から25年は7,000人台、26年からは8,000人台で推移しております。 なお、接種率につきましては50%前後となっております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。もうそうしましたら罹患者数の動向なんかは、何かわかる資料がありますか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 罹患者総数についても捉えることができておりません。 ただ、インフルエンザの発生状況につきましては、県内の55カ所の定点医療機関からの報告により発生動向を把握しておりまして、1週間の定点当たりの報告数が有効の基準指標になってございます。 定点当たりの患者報告数が1週間に10人を超えた場合は注意報、1週間に30人を超えました場合は警報が奈良県より発令されるものでございます。この冬におきましても、平成31年1月7日から13日の1週間で定点当たりの患者報告数が31.45となり警報の基準レベルを超えましたので、警報が発令されました。過去5年間を見てみますと、時期に前後はございますけれども、毎年度警報が発令されているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) そうしましたら、この警報が出た場合、この香芝市のインフォメーションはどのようにされているんでしょうか。 ○議長(中川廣美君) 平山次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) ホームページのほうでインフルエンザが流行し、県内でも警報が発令されていることの注意喚起をさせていただきます。 また、マスク、手洗いの励行を促し、少しでも症状がある方は重篤化を防ぐためにも早目に医療機関を受診するよう周知しております。 以上でございます。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。風疹、また高齢者肺炎球菌ワクチン、インフルエンザ、まあ今回は風疹、新しく予防接種していただくわけですけれども、妊婦さんに与える非常に怖い部分が、自分には影響がないところで影響が出てくるということで、しかしながら、インフルエンザも含め接種率がやはり50%前後やと、半分やというところが、結果から見ても予防接種のインフォメーションにやはり力を注ぐことが必要ではないかなと。 特に、風疹、先ほども話をしましたように、働き盛りの男性が対象となっており、妊婦さんに与える影響が甚大であることから、市を挙げて取り組むことが必要であると思います。 一つの方法として、ここで教育長にお伺いしたいんですけれども、特に妊婦さんに影響するということを考えますと、学校で言いますと、特に幼稚園、または保育所などに通われている子供さんを抱えている親御さんに対する影響が多いと思われることから、教育部局からも市を挙げてやるという意味からも、何か情報発信が特に必要かと思うんですけれども、そのあたりのお考えをお聞かせください。 ○議長(中川廣美君) 教育長。 ◎教育長(村中義男君) 風疹予防のインフォメーションでございますけれども、先ほど平山次長が答弁されましたように、基本的にはクーポン券により個人通知をされるということでございます。 しかしながら、上田井議員がおっしゃっていただきましたように、働き盛りのお父さんにその予防接種を受けていただく手段の一つとして、例えば幼稚園、また保育所の掲示板の利用、またその他の方法につきましても福祉部局と連携をとりまして、考えてまいりたいというふうに思います。 ○議長(中川廣美君) 上田井議員。 ◆6番(上田井良二君) ありがとうございます。あらゆる手を使っていただいて、結果的に本当に5年間やっても50%しか接種しておられない、個人通知を出してもそうであるということで、さらにこの予防接種について、国が必要であるというふうに判断するがゆえの補助であるのに対して50%しかできてないというのは、非常におかしいんじゃないかなと。 やはり一人でも風疹にかかった方が、妊婦さんに影響することが一人でもあったら、僕は絶対間違いやというふうに思いますんで、そのあたり市を挙げて。 特に、肺炎球菌ワクチンについても、やはりワクチンを打っていただいてもいまだに死亡の順位が3位であると。昔からしたら風邪の延長やという考えもあるんでしょうけれども、やはり高齢者の方が増えておられる時代でもあります。しっかりと肺炎球菌ワクチンについても個人通知をしていただく、本当にご苦労かけると思います。クレーム等もあるかと思いますけども、そのあたりをしっかりと、それこそ市民サービスの向上にもつながると思いますんで、しっかりと役所を挙げて今後とも接種率100%を目指してお願いしたいと思いますので、よろしくお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(中川廣美君) 以上で、6番上田井良二議員の一般質問を終わります。 暫時休憩します。              午前11時45分 休憩              午後1時30分 再開 ○副議長(中山武彦君) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、10番中村良路議員の一般質問をお受けいたします。 中村議員。 ◆10番(中村良路君) それでは、昼一ということで一般質問をさせていただきたいと思います。 恒例のように北今市の信号を言おうかという思いがありましたけれども、今回もうちょっとそれは置いときまして、一応一段落しているということで、しかしまだ交通渋滞などをして信号の交差点内に車が入って、そこを横断する人がひかれそうになったということは、やはりよく地元の方も言われております。まだまだ危ないというのが現実だと、そのように私は認識をしております。 それで、今回はそれをひとまず置いときまして、今回は一般家庭ごみの収集や処理についてということで質問をさせていただきたいと、そのように思っております。新施設も建設されるということで、今後のごみに関する課題というのは、いろいろとやっぱりしていかなければならないことが多いのだろうというふうに私は認識をしております。そういったことで、今回はそれに関連しての質問ということでさせていただきます。 まず、さらにごみの減量や分別は進めていないのかということで順番に質問させていただき、まず最初に、現在香芝市ではごみはどういった種別で分別して収集しているのかということで、壇上からの質問とさせていただきます。 ○副議長(中山武彦君) 市民環境部南浦部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 本市におきましては、現在13種類、廃食用油も含めますと14種類の分別により収集しております。 主な内訳といたしましては、生ごみなどの可燃ごみや粗大ごみといった焼却処分するごみ、新聞紙、段ボール、牛乳パック、ペットボトルなどのリサイクルできるごみ、そして乾電池や蛍光灯などの水銀が含まれた有害ごみといったものでございます。 ○副議長(中山武彦君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 中村議員。 ◆10番(中村良路君) ありがとうございます。それでは、そのうち燃えるごみとしては何種類の分別があるのか、その辺をお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 通常の家庭ごみと、そしてたんすなどの粗大ごみが主なものとなっております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。それでは、現在燃えるごみの収集、今分別されて収集されるようになってから何年ぐらい経過してるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 平成7年から新聞紙、雑紙、段ボールといったものを可燃ごみから分別するようになりましたので、おおむねこのころから現在の可燃ごみの収集体制になったと考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。ということは、もう既に20年以上はたって、今のままでということなんですが、それまで環境もいろいろ変わってきて、やはりリサイクルをするような状況にもなってるっていうことですが、今までそうしていろんな経済の背景も変わりながら、そういった収集が20年以上ほったらかしということで、本当に今後新炉も含めて建設されるので、やはりもっともっと取り組みをしていただきたい。 香芝市は、よくほかの自治体の方から聞きますねんけれども、香芝市はええなあと、何でも捨てれるんやなあということで、よくそういうご意見を聞かせて、嫌みかねたみかわかりませんが、多分両方やと、そのように思いますので、その辺もあわせまして、よろしく今後取り組みを進めていただきたいと思います。 それではその次に、燃えるごみについて、ここ近年焼却炉の推移はどのようになっておるのか、その辺お聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 一般家庭ごみの燃えるごみ量の推移につきましては、平成25年度は1万5,561トンであり、平成29年度の1万5,563トンに至るまで1万5,000トン台で推移しております。この間、香芝市の人口は増加しておりますので、1人当たりの排出量は減少しておるものと認識しております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。減少してるということですが、人口が逆にこうして増えているのにごみが減ってるということは、これなぜ減少してるのか、その辺はどうでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 1つは、過剰包装に対する企業との対応により、簡易包装となった点ですね。そして、リサイクル等に対します市民の方の意識向上によるものが大きいのではないかと考えるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) そうですか。やはりそういった時代背景も含めながら、リサイクルをしなければならないという市民の気持ちがそういうあらわれになってるということでございますね。わかりました。 次に、燃えるごみの減量化には何が必要であるのかっていうことはどうでしょうか。その辺はどう考えておられるのかお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 基本的には、ごみの減量化に対する市民の方の意識の向上が重要であると考えるところでございます。そのためには、他市町村のようにごみの分別をさらに細分化し、燃えるごみのなかからリサイクルできるごみを分別していただくことが大切なのではないかと考えるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。それでは、どのような種類のごみをさらに分別すればいいのかどうか、その辺をお聞かせいただければと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 今のところ、まだ具体的なところまでは協議はできておりませんが、構想といたしましては、シャンプーやリンスなどのボトルや、そしてお菓子の包装プラスチックなどの容器包装プラスチック法に基づく分別や、古着や古布などの布製品の分別などを考えております。 また、使用済み小型家電の収集につきましては、今年度から収集を導入しておるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。まだまだ分別していかなければならない、資源化できるものがあると、そのように思います。 例えば、新聞紙以外の紙類ですね、レポート類やパソコンで使用したそういった紙、そういったものもリサイクルもできますし、特に包装紙、容器包装リサイクル法で言われました包装紙なども当然リサイクルのなかにも入っていけると、資源になるというふうに思っております。 これは例になりますが、大阪のほうではシュレッダーにかけられた会議用のそんな資料も含みまして、そういったことも、それのみを収集をされて資源化されているという、そういったこともされておるそうで、それでもかなりごみの量は減るというふうには言われております。だから、その辺もあわせてまた考えていただければと、そのように思っております。 それと、小型家電含みまして、市役所の入り口のところにかて回収箱がございますが、そういった拠点回収も含めて、やっぱり進めていっていただきたい。 それと、私はその小型家電を後で拠点回収されて、それを収集センターで手すきの時間、そんな時間にちょっと分解して、さらに分別をすればいいのかなというふうに、私はあくまでもあいてる時間内に関してですよ、そういうことの作業を進めていけば、さらにリサイクルも進んでいくのではないかというふうに私は思っております。 また、今学校、PTA含めまして、新聞紙やそういった古紙の集団回収をされております。それ、またリサイクルすればPTAにも還元もされておりますし、このような集団回収のような、先ほど言われたように、古紙や紙くず、新聞、雑誌、段ボールなどの地域や地区ごとで収集、拠点回収することは考えておられないのかというふうに思うわけでございます。 また、それなりに拠点回収して、地元に還元できるようにもなるかなと、そのように私は思いまして、それとごみは減るっていうことで、私はそう思うわけでございますが、それを市民にも協力をお願いすることはできないのかということで、地元自治会の集団回収を進めることができないのかどうか、その辺をお聞かせでいただければと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 自治会での集団回収ということでございますが、現在自治会単位で実施されているところもございます。また、各幼・小・中のPTAや子供会、または老人会など、地域に根差した団体において古紙や古布などを回収されており、本市のリサイクルについては、そういった団体におきまして既に貢献していただいておるというところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 今言われたように、PTAとかされておりますが、自治体でそういうことをされてるのは僕ちょっとわからなかったもので、そういった、自治体ちゃう、地区ごとに、自治体やない、地区ごとにされてるというのはちょっとわからなかった、認識してなかったもので、そういった地区ごとにするようなことをどんどんどんどん市としてもお願いをしていったらどうかと、そのように私は思いますし、そのなかでやっぱりリサイクルを進めていく現状にもなる、やっぱり施設の長もちもできるというところで考えていけるし、またそういった拠点回収をしていただければ、資源回収をしていただければ、地元にも還元を図れるんじゃないかと、そのようにも思うところでございます。 また、ほんでそのリサイクルが各地区で進められて、競争もできるような、そういった形にもなれないのかなと思ったりもするんですが、それとリサイクルが進む地区にはそれなりの表彰制度とか、何か恩恵をつけ加えるような、そういった考え方もすれば、今後のごみもちょっとは減るんではないかと私はそのように思うわけでございます。 それでは次に、ペットボトルはスーパーなどでもう集められておりますが、有害ごみで出される乾電池や蛍光灯などは、この電気製品を売っている、そういった小売店や量販店で取り扱っていただくということはできないのかどうか、その辺をお聞かせいただければと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) ペットボトルにつきましては、収集して売却が可能なリサイクルごみとなりますが、乾電池や蛍光灯などにつきましては、有償で引き取ってもらいます有害ごみとなってしまいます。 こういった廃棄物につきましては、各市町村に処理義務が課せられておりますので、基本的には市が収集すべきものであると考えております。 ただし、家電量販店などにおきましては、現在店頭におきましてボタン電池など、こういったものを回収するなど、リサイクルに対する取り組みを広げているところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) それは市で収集されるのは結構だと思いますが、それ以外、やっぱりペットボトルみたいに売ってるとこが責任を持つっていうのも当然あるべき形やと、そのように思いますし、蛍光灯も乾電池も、あれも全部リサイクルに、王寺の会社はリサイクルをしているというふうなこともネットで見てもうたらわかりますし、そういったことも載ってますよってに、やはりその辺は、ただ市で集めたらいいんじゃなしに、量販店も電気屋さんも売られてんねやからその責任の一端を担っていただくということも考えていただくような、そういった方向でよろしくお願いしたいと、そのように思います。 次に、燃えないごみの減量や分別やリサイクルは進めていないのかということでございますが、燃えないごみについては、どのようにリサイクルを考えておるのかお聞かせいただけたらと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 古い電化製品などの粗大ごみにつきましては、現在破砕処理をして処分しております。 今後は使用済み小型家電リサイクルの制度を活用いたしまして、収集拠点を増やしつつ、循環型社会の構築に寄与していきたいと考えております。 また、どのようなごみが再生可能であるかなどは、組合の構成町でございます王寺町とも協議をして進めたまいりたいと思ってるとこでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 本来は、ほとんどがリサイクルできるという観点だと私は思っております。捨てるものはないというふうな思いでございます。 そういったことで、今後ほんまに、先ほど、何回も申しますが、新施設もできるということなんで、それと限りある資源、やはり大切にしていただきたいと、そのように私は思います。 それでは次に、ビール瓶や一升瓶も小売店や量販店に返品を進めるということについてはどうでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) ビール瓶につきましては、地元の酒屋さんなどがケース単位とか、ケース等により引き取り、再利用しているところでございます。また、一升瓶とか、あと牛乳瓶とか、こういったリターナル瓶につきましても、現在は回収が進んでいるといった状況ではございますが、その他のワインとか、ああいうウイスキーとか、ああいった瓶につきましては、大きさ、形状とか、いろいろ困難な部分がございますので、今後回収方法を検討すべきであるというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) よろしくお願いします。 今、地元の酒屋さんというのは、もうほとんど少なくなりましたので、それよりもやっぱりスーパーとか、そういった量販店が結構増えてきているんで、その辺、まあいうたらその辺のスーパーとか、そういうところにもペットボトルと同じような状況で瓶を返せるように、やっぱりお願いをして協力してもらうということを進めていただきたいと、そのように思います。 それではその次に、あとは瓶の色ですが、そういった分別ということについては考えておられるのか、おられないのかどうか、お聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現状、本市におきましては、瓶の色にかかわらず、すべてもう一つの瓶として収集しております。瓶の色により回収するということになってきますと、まずは市民の方が分別するといった手間が必要になってまいります。また、収集方法を考えた場合につきましては、収集車両をどのように区分していくか、色別に収集する方策の検討が必要になってまいります。 そうしますと、今の現状のリサイクルの観点、手間等ですね、どうリサイクルしていくか、今度分別したものをどういった形で引き取ってもらうかなど、いろんな観点から考えましても、ちょっと今のところ色別の収集というのは困難ではないかと考えておるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) そうですね、手間はかかります。ほんで、それなりの施設も当然要ると、そのように思いますが、やはりそういった識別、色別の瓶を分けておられる自治体もあるんで、やはりリサイクルの観点から進めてもらうという意識を持ってもらいたいと、私はそのように思いますので、それもあわせてよろしくお願いをします。 次に、リクエスト収集や受け付け業務について改善するところはないのかというところで、今のリクエスト収集の受け付け業務は今後改善する予定はないのか。例えば、収集センターや再任用職員で運営していくといった方法は考えておらないのかどうか、その辺をお聞かせください。
    ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 地図などのシステムを有効に作用しており、これといった苦情の報告もないことから、今後も同様の方法でやっていきたいと考えておるとこでございます。 受け付け業務自体は、電話がかかってきた時点で相手の方の居住場所の地図を開き、電話を聞きつつ、パソコンを操作し、リクエストごみの出し方などを指示する必要があります。 そのため、いくつもの事柄を同時進行する必要がありますので、パソコン操作になれたオペレーターが電話対応にもある程度習熟していなければならないことから、技能労務職、そして一般事務職の再任用職員が受け付け業務を代行するというのは、業務に対する熟練性を鑑みたなかで、非常に難しいのではないかと考えるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 当然だと思いますが、そんなん誰も最初からすべてがやれるという、たまたまなれておられた方がそこについておられるんかわかりませんが、そんなんみんな初めはそんなんできない人やと思うんですよ。だから、そんなんを決めつけるんじゃなしに、今後の展開とか、いろんな人の配置とかを含めまして考えていけば、もうちょっと経費も、何千万円という経費を浮かせるような状況やと、そのように思いますし、今やったらグーグルで地図を出そうと思えば出せることもできるし、やっぱりそんな方法も考えていけれんことはないと思いますよ。いつまでも今のやり方がいいんだ、いいんだじゃなしに、もう少し経費を節約するんだったら、そんな方法も含めて考え直していただきたいと、そのように思います。 私も、リクエスト収集される方も最初の業務の辺は何かたくさん、し始めの場合はやはり間違いも多かったということも聞きますんで、そんなこともあるんで、どうにかしてやっていくと、少しでも省くというふうなことを考えていってください。よろしくお願いします。 それでは、今後リサイクルの範囲の拡大を考えたなかで、今後リクエスト収集はどのようにしていくのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現在のリクエスト収集でございますが、月に1回とか、一度に6点以内とかといった制限を設けておりますが、中には逆に小さなもの1つぐらいは申しわけなくて出しにくいといったようなお声もお聞きいたします。たとえ、傘1本であったとしても、そこは気兼ねなく出していただければというふうに思っております。 そして、今はリクエスト収集は集めたものをそのまま美濃園に持っていくだけでございますが、これからのリサイクルを考えたなかで、中には捨てるのはもったいないような、こういった粗大ごみ等もございますので、こういったものにつきましては、一旦収集センターでお預かりして、リサイクルできるような方策などを検討してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 使えるやつはどんどん使うというふうな観点でしていただければと思います。 先ほども言われましたが、1個でも気兼ねなしにということなんですが、もう本当にたまたまコップが1個割れてもうほかしたいなあというたときも、やはりリクエストをしなければならないという手間もいろいろかかりますし、こんなん壊れたもんを置いとくというところも場所があればいいんですが、ない家庭も多分あると思いますので、その辺も私はそういったんを燃えないごみの一環として収集していただければありがたいなあというふうに思うわけであります。 ほんで、それとあと、もう1個ぐらい邪魔くさいなというて、逆にそれこそ悪い意味でとったらあかんけども、可燃ごみのなかにまぜてしまうということもないとは申し上げにくいかなと思いますので、その辺もあわせて考えていただけたらありがたいと、そういうふうには思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは次に、収集体制についてですが、現在の収集センターの職員の人員体制や配置については、適正かどうかということでございますが、その辺は現在の収集センターの人員配置については、どのようになっているのかそれをまずお聞かせいただけたらと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現在、再任用職員を含みます正規の技能労務職員19名、臨時職員7名という体制になっております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。では、その二十数名の体制ですが、その体制でどのように収集を行っているのかお聞かせいただけたらと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 瓶や缶の収集、そして11台の可燃ごみのうち、民間委託しております8台分のごみ以外の3台分の可燃ごみの収集、そして資源物の収集などを行っております。 また、高齢者の方などを対象といたしましたふれあい収集も収集センターで行っておるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。では、その人員の体制は、それは適正であるのか、その辺はどうでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現状の収集体制におきましては、適正な人数であるというふうに考えておりますが、今後は計画的な民間委託への移行を図るなかで、臨時職員の削減を図るべきであるとは考えております。 また、これからの高齢化社会の到来に対処するためにも、ふれあい収集のあり方も検討すべきであるかというふうに思っております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。それでは、日常における収集体制というのは、これで十分だということでいいんですか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現状の収集体制であれば、現在の体制で対応できるものであるというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。 それでは、夏休みの件についてでございます。 昨年の夏休み、昨年ですね、夏休み休暇における人員については、それは適正に対応できたのかどうかというところをお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 7月から9月までの夏期休暇期間でございます。毎年この期間につきましては、職員の休みが増えることから人員の配置が大変であるということですので、さらに臨時職員を増員するためにもハローワークを通じて募集はいたしました。 ただ、残念ながら昨年の夏につきましては、まったく応募がなかったという状況でございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) ということですね。だから、なかなか募集しても集まらないということ。 しかし、業務的には、日常やはりやっていかなきゃならない、やはり業務っていうことでございます。人間ですので限界もございます。やはりあかんかったあかんかったって言うて、何となく終わったから、ああよかったなじゃなしに、どんだけ苦労をかけたかというところをやはりもっともっとご理解をしていただきたい。やはり人ですから、機械ではないですからね、限界がございます。それを十分に認識をしていただきたいと、そのように今思っております。 それでは、来年の夏休み休暇における人員の対応については、どのように考えておられるのかお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 来年度ですね、平成31年度におきましては、焼却灰について民間委託も考えておるところから、年度当初と同様の収集センターの体制をとる予定でございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) しかし、夏休み休暇ということで、これは休みが5日間かございますよね。やはり必ず休むということで100%の人員ではないっていうことは、もう当然わかっておられると思いますので、その辺を、いやいやもう今からそういった休み期間が空白になるということで考えていってください。せやないと、前年みたいな夏の状況にならないようにくれぐれもよろしく、部長の裁量で、本当に人事課と話をしながらしていただければと思います。 それと、賃金が安い、募集するにあたっても、しんどい仕事の割には賃金が安いんじゃないかっていうことも当然あり得ることなんで、もっともっと一時的に人の体を大事にするか、お金で済ますかっていうところで、少しやはりその辺も含めて考えていっていただければと、そのように今思って、お願いをしておきます。 しかし、収集体制にとっては3人乗車っていうのがもう大前提ですので、その辺もお忘れなくよろしくお願いをしておきます。 それでは、これも昨年のことでございますが、昨年の夏はかなりの猛暑に見舞われましたので、そういったなかでも職員はやはり業務をやり遂げなければならない。そういった酷暑のなか、管理体制は適切であったかどうか、その辺をお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 収集センターにおけます管理職である所長、そして担当主課により、人員配置については適正に行っておったというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) なかなか募集も集まらなかったなかで適正にされてるということは、ちょっと疑問を感じるところなんですよね。 暑い、猛暑ということで、やっぱり何かそういう体調を壊さないようなことで考えていっていただきたかったかなと、そのように思います。また、部長とか所長は自腹を切って何かドリンクとか皆さんに出されたということも聞いて、職員も喜んでいるような状況でございますので、そういった気持ちがあるんだったら、それこそまた次の年度、それこそ来年の夏における、酷暑における職員の管理体制ということはどのようにされるのか、あわせてその辺をお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 収集センターにおけます人員管理につきましては、まずは所長の采配によりとり行います。 ただし、これまでいない酷暑など、職員の適正な体調管理が困難な場合につきましては、人事課とも協議して対応を検討してまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) くれぐれもよろしくお願いいたします。 暑いです。猛暑です。やはり福利厚生においても、その辺は職員として位置づけされておりますので、含みまして、福利厚生も兼ねて体調管理をきちっと協議をしてください。来年、この夏に、来年じゃなしに来年度、ことしの夏にはやっぱり体力ももつような、そういった何かできるようなことを考えていただけたらと、そのように思います。 それと、よその自治体では、何か栄養剤的なことも出されてるようなところもあるというふうには、ちらっとは聞いております。それもあわせて、一遍各自治体の情報もあわせてちょっと聞いていただければ幸いかなと思いますので、それもくれぐれもよろしくお願いをしておきます。 それでは次に、ふれあい収集、先ほど言われましたが、そのふれあい収集については、今後どのように検討すべきか、どのように考えていくのかということをお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現状、ふれあい収集の申請があった場合につきましては、収集センターの職員が面接に赴きまして、本当に援助を必要としている方なのかどうか、こういったものを審査して確認してから行うようにしております。 2月現在98名の方がふれあい収集を利用されておりますが、先ほど申しましたように、これから高齢化が急速に進展してきますと、利用人数の増加が見込まれることから、対応人数及び軽ダンプといった車両の導入も検討すべきであると考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) そうですね、やはり今後の高齢化社会、また香芝も当然それになっていきます。そういったなかで、やはり求めて、やっぱり毎日のようにごみは出るものでございます。そういったことを含めまして、いろんな家庭の状況を考えながら、きめの細かいふれあい収集というふうなこともご検討をしていただければと、私はそのように思います。 妊産婦の方とか、病気でちょっとけがをされて、この期間だけなと、ちょっと収集してくれないかというのを含めまして、一時的な期間限定のそういったふれあい収集もしていただければ、市民も安心して暮らせるのではないかと、そのように思います。よろしくお願いをいたします。 それでは、ふれあい収集については、今後も正規職員で対応されるのかどうか、その辺お聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 現在、高齢者の方を標的といたしました特殊詐欺といったものが増えてる現状もございます。そのため、個人情報の管理をしっかり行うべきであるとも考えておりますので、今後もそういった個人情報の適正な管理のため、今後も再任用職員を含めました正規職員で対応する予定をしております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) ぜひともそのように、正規職員で対応していただくことをよろしくお願いを申し上げておきます。 それでは次に、民間委託の話も出ておりますが、民間委託により使われなかった車両というのんが当然余ってくる車両でございますが、その車両は一体どのようにされるのかお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 余剰車両につきましては、収集センターも協議をしておるところでございます。そして、来年度、31年度には2トンパッカー車、2台をオークションに出す予定をしておるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。置いててももったいないしね、本当はね。使えるんだったら、そのようにオークションに出していただけたら経費も節約できるというものだと思います。 そういったならば、そういうふうに余剰車両を売却して、それを原資としてこれからも必要になる、本当にそれこそ狭いとこでも入れる軽ダンプ、軽四ですね、そういったダンプを買えばさらにいいのではないかと、そのように思います。市内、旧村に入れば、本当に道路も狭隘で、軽四ぐらいしか通らないところがたくさんございます。そういうところにサービスを含めて、やっていこうと思われるんだったら、ぜひともそのような余剰の車を売却して、そういった車にかえるというふうなことでいいと、そのように思います。そんなサービスが香芝にとっては絶対必要やと、そういうふうに考えます。市の財源も厳しいのは当然わかっておりますが、そういった資源確保も考えて、市民サービスの向上になると、そういった車両の購入をぜひともお願いをしたいと、私は思います。そのように考えていってください。 それでは、今後のごみ収集での民間委託の計画と、それに伴う職員の人員体制の計画についてをお聞きしたいと思います。 それと、そういうことで再度ちょっと聞きますが、今はどれぐらいの台数を民間委託をしているのかお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 瓶、管につきましては、市内全域すべてです。そして、可燃ごみにつきましては、11台中8台を委託しているところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) ということは、可燃ごみは3台を直営で行っているということでございますが、この3台をいつごろ委託すると、そんなような計画を持たれてるんだったらお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 民間委託を実施する目的の一つが、臨時職員をなくしていくというものでございました。 現在、7名の臨時職員が在籍しておりますが、パッカー車1台につきまして、先ほど議員おっしゃられましたように3人乗車でございますので、2台分を委託すればほぼ目的は達成されるところでございます。また、再任用職員を含みました正職員数は、平成34年度までは19名で現状と変わりはございません。 以上の人員と今後検討していくべきごみの分別の細分化による業務の増加量を鑑みたなかで、民間委託の時期をきちんと見定めていきたいというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) それでは、委託をするなか、市民環境部内の事務部門と収集センターの現業部分ですね、その辺はやっぱり密接に情報等共有されているのかどうか、その辺はちょっとお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) これまでと比較いたしまして、情報の共有化は進んでおるとは思いますが、収集センターの職員が知らないまま方針等が決定されることがないよう、現場の意見にも耳を傾け、情報を共有していきたいというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) よろしくお願いします。 なら、今まで何かあやふやな感じで知ってる、知らんという状況な感じでございますので、やはり事務方と現場のほうとは密接にしていただけたら、ともに同じ目的へ向かってできるんじゃないかと、そのように思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、少し人事のことでちょっと聞きたいんですが、市民センターの現業職員からの管理職ということは考えておられないかどうか、その辺ちょっとお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 現業職員、つまり技能労務職員でございます。技能労務職員の給与に関する条例及び規則におきましては、職員の定義といたしまして、自動車運転手の業務に従事する者や用務員及び業務員等の労務的業務に従事するものと定義がございます。 そういったことから、職務の級に関しまして、6級、主幹と職種、職務までしか設定がございません。つまり、現状におきましては、7級の所長級への登用はございません。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。そういうことがあるんだったら、そう仕方ないんでございますが、やはりその、この間で、いつかな、試験を採用されましたよね。そういったことも含みまして、4級の試験ですか、あれはね。多分されたと思いますが、じゃあその4級の試験をされたのに、なぜその試験をされるんか、現業職員に対してね、されたんやろというふうにちょっと疑問を感じるところであります。 やはり、そういった働きがいのあるようなことを考えておられるんだったら、やはり働いて報われるという形、やっぱり一生懸命仕事をすれば管理職にもなれるんやというふうなことも当然やっぱり考えていくべきやと思います。他の自治体では、もうどんどんそういうのを取り入れておられますよ。やはり現場で、現場のわかった者が人員も配置しながら仕事に行ってというのが、一番適切ではないかと、私はそのように思いますが、あわせてその辺も、今どうやこうやっていう問題やないと思いますので、あわせて今後の課題として、ちょっと考えていってください。ぜひともよろしくお願いをいたします。 それじゃあ、また戻りますが、以前にも委託して、車も同時に貸し出すといったことがございました。基本的には委託先が機材も人員も用意するというのが委託の条件ではないかと、私はそのように思いますが、それはどうでしょう。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 長期継続契約、こういったものを締結いたしましても、最長5年間の契約であることから、受託業者にとりましては、5年後の確実性がないことから、車両の減価償却のリスクが高くなるために入札金額が想定よりもかなり高額になることが懸念されております。 そのため、車両等もこちら準備したうえで入札を実施することによりまして、間口が広がって、市にとってより安価に契約を締結できるのではないかというふうな考えも持っておるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 私の認識では、今までは委託するのには機材も人員もすべてそろって委託先に仕事を委託するというのは、私の考え方でございました。 今そういうふうに言われてるんだったら、今までは何でそんなふうに取り組みをされたんか。今突然に車両を貸し出しをするといったことなんて、僕聞いたことないし、そんなん委託先の都合のいいふうにしか考えておられないんかなというふうに、私はやはり決まりは決まり、決まりは決まりというふうなことでしていかなければ、このときはこうだっていえば、それはちょっとおかしいと思います。それは、もうくれぐれも、やはりその辺おかしくないような形にしてください。お願いしておきます。 それと、先ほども言いましたが、民間委託の実施については、計画的に行うべきであると考えるとともに、収集現場をよくわかってる、収集センターの職員との密接な協議を行ったなかで、決定をしていただけるよう、それもあわせてお願いをいたしておきます。 そのときに、焼却灰の処理についてでございますが、焼却灰処理について、香芝市で行うのか、香芝・王寺の環境組合で処理をするのか、その辺はどうでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 基本的には組合が処理すべきだとは考えます。 ただ、現状は香芝市、王寺町、それぞれで処理しているところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。現在はね。本市のように一部事務組合を構成している場合、組合と構成市町村、どちらで処理をするのが多いのかどうか、その辺をお聞かせいただけたらと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 大阪湾広域臨海環境整備センター、いるフェニックスでございますが、こちらのほうでも把握はしてないようではございます。 ただし、一部事務組合、そして構成市町村、各それぞれ両方のやり方があるというふうに聞いております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) それでは、香芝市と王寺町別々で処理することでふぐあいはないのかどうか、その辺お聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) ごみの焼却量等によりまして、灰の処理量を案分しているところではございますが、香芝市も王寺町もごみを美濃に持ち込んだ時点で組合の管理下に置かれると思いますので、組合が処理するのが、先ほども申しましたように、望ましいのではないかというふうに思っております。 また、別々に処理することによりまして、運搬用の10トンダンク、これもそれぞれ所有する必要がございますので、その点におきましても、不経済は否めないものであるというふうに思っております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。そうですよね。 それと、今話のありました10トンダンプのことでございますが、委託業者に貸し出した後、劣化が激しい状態で返ってきたと、そのように聞いております。それで、今回の9月の補正予算で新しいダンプを購入されるということで決まりましたが、直営でなく、民間委託、そういった灰を出す民間委託をするのであれば、適正に車両も当然劣化して返ってくるということでなしに、そういった管理もするような契約、担保はとれないのかどうか、その辺お聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 民間委託を行う場合に、例えばタイヤは何キロメートルごろに交換せよといった指示とか、車検につきましては収集センターの指定する工場で指定項目の検査を受けることを義務づけるなど、仕様書等によりましてしっかりと担保をとってまいりたいと考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 貸し出すは、潰されて返るわっていうたら、市の負担もかなりかかると思うんで、その辺はくれぐれもきちっとした契約を結んでください。お願いをしておきます。 それと、先ほどの話に戻りますが、美濃園に持ち込んだ時点でごみはやっぱり美濃園の管理下にあるということでございます。また、ふぐあいがあるということでもありますので、今後は組合で処理するようにすればよいのではないかと、そのように思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) これから新施設を建てかえるということもございまして、新施設の稼働時をめどに組合及び王寺町と協議しつつ、進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) そうですね、香芝市と王寺町と一部事務組合は、まったく別の団体ということを認識いただいて、どちらで処理をするべきかっていうことを明確にやはり区別をするべきだと、そのように考えますので、その辺もあわせてくれぐれもよろしくお願いをしておきます。 次に、ごみの有料化についてということですが、ごみの有料化についての考えで、県内の有料化の状況についてお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 県内39の市町村中、29の市町村で既に有料化されております。内訳といたしましては、12市中7市、27町村中22町村において有料化が実施されております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 結構進んでいってるということでございますが、これにごみの有料化によってごみの量はどのようになっておるのか、お聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 全国的な調査によりますと、有料化の前年と比較いたしまして、有料化後には家庭ごみは減少し、資源ごみ回収率が上昇しているといったデータがございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) そうすれば、有料化にすればやっぱり一時的にごみの量が減少するというのは当然やと思いますが、またいつの間にか戻ってくる、リバウンドするっていうことも聞きますが、その辺はどうでしょうか。
    ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) これも以前からごみ問題に取り組まれている、その業界では有名な方なんですけども、山谷修作という教授の方の全国的な調査データでございますが、有料化する金額によりまして効果は変わってくるものの、平均的なところでいいますと、有料化導入翌年後にはマイナス11.9%、導入5年目にはマイナス13.8%と、リバウンドをするのではなく、意識改革によるものかどうかは不明ではございますが、さらに減少しているものでございます。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) ということは、効果が出てると、負担は市民に係りますが、効果が出てるということで、それはええことだと思う。負担に関しては別としてね、ということだと思います。 では、有料化に対して、市はどのように考えておられるのかお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 県内の市におきましては、先ほど申しましたように、12市中7市で58.3%、町では80%、村におきましては83%というように、有料化する自治体が増加しているなか、本市におきましても有料化を検討する時期は確実に到来してきているものというふうに考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) わかりました。 それで聞きますが、では具体的に有料化の計画というのがあればお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 受益者負担の原則を考えまして、リクエスト収集の対象である粗大ごみ等の有料化を協議していきたいと考えております。 ただし、有料化におきましては、市民の方のご意見等を聞く機会を設け、十分な周知期間を設けるなど、慎重かつ適切に進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) 県内においては、全国的にも有料化がほとんど進んでいるような状況であると思います。ごみの有料化というのは、市民の方にとっても直接大きな影響を与えるものでもございます。実施については、本当に市民とも協議を慎重に重ねて考えていっていただくことをお願いをいたします。 それでは最後に、ちょっと市長にもお聞きしたいんですが、ふれあい収集の取り組みでございますが、ふれあい収集、以前から、数年前からやっております。これはもうやはりごみ収集と福祉と一体となった、ごみ収集に付加価値をつけた取り組みというふうにやっております。これも県内では奈良県内では初めて香芝がそういった取り組みをいたしました。これも職員のなかで、職員みずからが考えながら、このやり方をしたということでございますが、市長としてこの市民サービスを含めまして、ふれあい収集についての認識ですね。認識、今後それでまた増えてくるであろうということで、やはりそれに対しての機材も必要となってくると思います。 そういったことも含めまして、市長の認識と今後のそういった方策というところがあればちょっとお聞かせいただけたらと、そのように思います。 ○副議長(中山武彦君) 吉田市長。 ◎市長(吉田弘明君) ふれあい収集についてでございますけれども、私自身、これは香芝市として大変胸の張れる政策だというふうに認識しています。 一方で、全国的にも県内でもかなり高齢化のパーセンテージが低い町にもかかわらず、やはり増えてきているような状況でございまして、この線引きですね、希望者とそれに対応する線引きがかなり必要になってこようと思います。ある意味では福祉、要支援、そういったところにもかかわってくるかと思いますので、この辺のルールをしっかり決めていくということ。それから、収集と直結させるのか、また全体的な福祉サービスとして見るのかということは、今後本当に協議しながら進めていかなければならないというふうに思ってます。 いずれにしろ、繰り返しになりますが、ある意味本当に香芝にとって胸の張れる政策であるという認識でおります。今後とも力を入れるというところは申し上げておきたいと思います。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 中村議員。 ◆10番(中村良路君) そういう意識を持っていただければ、ありがたいと思います。 また、たしか三宅町かて、また新たにすると、この取り組みをやるということもちらっと聞いたことがございます。 といったことで、やはり市民サービス、いつまでも住んでてよかった香芝ということがございますので、ぜひともよろしくお願いいたしたいと思います。 それと、やはり先ほど申し上げましたように、機材が要るんだったら、先ほどその収集車が2台ほどオークションに出される、それらも含めて、やっぱり新機材を買うのもやっぱりうまくそういうのを利用しながら市長も考えていっていただければと、そのように思います。これこそほんまにスクラップ・アンド・ビルドという形で効果があると、そのように思いますので、それもあわせて、市長、よろしくお願いをいたしておきます。 以上で私の一般質問を終わります。 ○副議長(中山武彦君) 以上で、10番中村良路議員の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。              午後2時24分 休憩              午後2時35分 再開 ○副議長(中山武彦君) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、4番筒井寛議員の一般質問をお受けいたします。 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 改めまして、こんにちは。議長のお許しを得ましたので、国民民主党の筒井寛が一般質問をさせていただきます。 先月、2月12日、池江璃花子選手がみずからのブログで白血病であることを宣告されたとのことを発表されました。大変な驚きとともに、このニュースは一気に話題となり、それに伴い、骨髄バンクが注目を集め、問い合わせや登録が急増したことも既に多くの方はご存じのことだと思います。 東京オリンピックへの出場のみならず、大活躍も期待されていた有名人気選手であり、また18歳という年齢での宣告であったことに大きな関心が寄せられたことと思います。瞬く間に全国からたくさんの激励の言葉が寄せられました。国レベルでも骨髄バンクへのドナー登録をしやすくするようにとドナー休暇制度を創設するための支援をすると、一国の総理大臣までもが発言しました。 ここまで来ると、人気のある有名人が白血病になるとこんなもんなんやなあと、私も36歳という若さで白血病になって、今も闘病中なんやけど、誰もこんなに心配してくれへんよなあみたいな、的な、不謹慎にもちょっと嫉妬のような感情も生まれるわけであります。それは紛れもなく本音でありますが、それはまったく別といたしまして、本気で元気になってほしい、回復してほしい、命が助かってほしいとの思いは同じ白血病仲間として心の底から願っているところであります。 この思いは、同じ病気だからこそとの思いであり、池江さんにだけではなく、全国の同じ病気で苦しんでいるすべての人々に対し、本気で思っているからこそ、私は骨髄ドナーを増やすため、奈良骨髄バンクの会というボランティア団体に属し、ドナー登録会で説明員をしております。これがその説明員証明書であります。 説明員の件は、また別の機会に話をさせていただくとしまして、今この国も動こうとしているこのとき、市町村レベルでできること、香芝市もやらなければならないことを考えていかなければならないと思います。それがドナーに対する金銭的な支援制度なのではないかと思うわけでありますが、この件につきましては、約1年半前、一昨年の9月定例会でも一般質問で聞きましたので、できるだけ重複は避けるようには気をつけますけれども、そのときの答弁では、周りの状況も見ながら検討するというものでありました。それから十分時間もたち、周りの状況も、池江さんの件もあって社会的状況も随分変わってきた、国民的関心も高まってきた、そんななかでこれからどう考えていくのかというところを聞いていきたいと思います。 ということで、まずドナー助成制度を導入している地方自治体、市区町村の数ですね、現在はどのくらいかというのを把握しておられますかという質問をいたしまして、壇上での質問を以上といたします。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 現在、骨髄移植ドナーに対する助成事業、こちらのほうを実施されている自治体でございますけれども、全国1,741市区町村のうち、2月15日現在でございますけれども437自治体となってございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 1,741中の437ということで、割り算いたしますと25.1%、約4分の1の自治体が行っているということですね。これ今ありましたように、2月末、2月半ばでというような状況ですが、最新の情報で得られた最新のデータでは、3月15日現在で網既に4つ増えておりまして441自治体ということになっております、4月1日から始まるところも含めてでありますが。 どんどん増えてるんですよ、どんどん増えてるんです。市区町村レベルでこうやって助成していこうという自治体が、今どんどん増えているという状況であるわけでありますが、とりあえず県内ではどのような実施状況、実施されている自治体はどこか把握されてますか。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 奈良県内でございますけれども、橿原市が平成26年4月から、また天理市が平成31年、ことしの2月1日から実施されておるところでございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 今2つの、橿原と天理ですね、これで実施されているこの2つの市において、実際に支出された補助金の金額ですね。それはわかるでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 実施されてからの総額となりますと、橿原市のほうでは現在まで42万円、天理市のほうが28万円を支出されているということで確認がとれております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 橿原市の場合は5年で3件で42万円、天理の場合は始めたばっかりなんですが、いきなり2件来て28万円ということですよね。そんだけの額なんですね。香芝市は財政状況が大変悪いわけでありますが、なかなかこれが出せない額かなというふうに考えてしまうわけで、それほど財政状況が悪いのかというふうに考えてしまうわけでありますが、2月15日、天理市役所でドナー登録会を実施いたしました。私、説明員として行っておりました。池江さんが病気のことを発表された直後だったので、本当にたくさんの方が登録に来てくださったんですが、そのなかで、お友達同士で、連れ立って登録に来てくださったと。横に並んで座って、登録用紙にいろいろ記入せなあきませんので、私はその記入の書き方も説明しなければならないんで、見ながら説明しておりますと、1人は天理市のお住まいの方、1人は大和郡山市のお住まいの方のお友達の2人が連れ立って。その日は、実は天理市がドナー助成制度を始めたということを、それを本来はアピールするつもりやったら、まあまあそれが池江さんの件でたくさん人が集まったんですが、そのアピールをする、その場であったわけでありますので、私はその天理と郡山のそれぞれお住まいの住所を見て、もし実際に提供をするとなったときは天理は仕事を休んだときの補助金が出ますと、郡山はないですというふうにお伝えしたわけですよ。そうすると、その天理のほうに住んでおられる方が、まあまあ冗談まじりで、笑いながらではありますけれども、ああさすが天理やな、郡山あかんなって、こう言うたんですよ。これ実話です。 私は、それを見てて、もうショックを受けました。ショックじゃないですか。これね、私は香芝市役所でも登録会をやるんですけど、もし香芝市役所で登録会をやってた、香芝市に住んでる人と橿原市に住んでる人が友達で一緒に登録に来て、橿原は助成金があるんですけど香芝はないんですよと言うたら、はは、香芝あかんなって言われたら嫌でしょ、それは。でも、そういうことです、要はそういうことですよ。 こんな残念なことはないなあと思いながら、悲しいなあと、莫大な予算がかかる事業でもないのにと思いながら、そらそんなこと国や県がすることでしょって、いやそういう話じゃないんですよ。あのね、府県レベル、実際に都府県レベルですね、道が入ってません、で、このドナー助成制度予算の補助をしている都府県というのは16ありまして、山形、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、岐阜、京都、岡山、広島、香川、高知、大分と16都府県書いてます。これはどっから引っ張ってきた、これは骨髄バンク、日本骨髄バンクのサイトに行ったら、すぐに出てきます。この一覧表、この一覧表の下にちゃんと書いてあるんですよ。読みますよ。 この今16のこの都府県が助成しているという話で、一覧表に載ってるその下に、都府県民が直接助成を受けられる制度ではありません、市区町村が主導で助成制度を導入した場合に県が予算の半分を市区町村へ補助する制度ですって書いてあるんです。 要は、これ補助金ですから、市区町村が主導でやって、まあまあ例えばこの16都府県については、まあまあじゃあ半分持ったろかという話ですが、あくまでも市区町村が主導でやるものであるというふうに、これ別にこの都府県の見解を聞いたわけではありません。日本骨髄バンクの見解でありますが、そう書いてある。これでもまだ国や県がすることでしょうっていう話になるんかなあと思って、私はぜひとも香芝市として急いで導入していっていただきたいというふうに考えているわけなんですが、ちょっとそういうふうにはいかないんですかね。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 白血病など血液疾患で苦しむ患者さんを助けるために、骨髄移植というのはとても有効な治療法だと認識しております。 日本では、現在年間1万人もの人が新たに血液疾患を発症し、骨髄移植が必要な患者さんは年間2,000人以上であると言われております。患者さんのために骨髄を提供したいという思いのある人がドナーになりやすいような環境づくりの助けとなるこちらのドナー助成でございますけれども、現在は県内他市町村の状況なり、動向を見たなかで、引き検討してまいりたいと考えておるところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 周りを見て検討し続けてる間、香芝はあかんねって言われ続けていくということですよね。そういう答弁をいただいたというふうに理解したいと思います。 4分の1、先ほど言いました441、4分の1の市町村がやってるということは、逆に4分の3やってないと、4分の3やってないじゃないかというふうに言われそうですが、実は多くの市町村でまだこのことを知られてないんですよ。 今、我々はこの知識を、この制度のことを知識として広めようと、今頑張っているところであります。これが広まっていけば、急速に増えていくはずです。今回、実際そうです。このわずかな間にも4つ、ぽぽっと増えたという話で、今本当にこの池江さんのことで急に増え始めているというこのことを知らせていけば増えていくだろうということは、逆に言うと、ずっと以前から議員のなかに白血病患者がいて、早くから言っているのに導入されないということは、残念ながら私自身のその力のなさに恥じ入るばかりであります。 最後に1つだけ加えておきます。これ実話でありますが、香芝市民で登録してくださった方のところに型が一致したとの連絡が骨髄バンクから来ました、ちょっと前ですけど。私に尋ねはりました、香芝は休業補償の制度があるのかと、残念ながらないというふうに答えたら、その当時は橿原だけあったんで、橿原はあるというふうに言ったら、一時的に住民票を移したらいけるかなあって、そこまで言うてくれはったんですよ。せやけど、それはあかんと、それは不正受給になるということで、話をしながら泣く泣く断念されたというようなことが実際にあったわけです。 これね、実はせっかく登録していただいても、実はその提供者側の理由で移植できないというケースがたくさんあるんですよ。移植を待ってる人は大体今日本で年間2,000人、そのうち移植ができるのは約6割の1,200人、ここ数年大体その2,000のうちの1,200というところで推移してます。 提供する側が断る理由というのはいろいろあるんですけども、そのなかで大体3分の1ぐらいの人は収入が、休まなあかん、休む間の市にが減るという理由で断られるんです。で、6割ほどの人が移植ができないんですよ。適合者が見つからないんじゃないんです。適合者は、平均7人見つかるんですよ、もう既に、今この状況で。 だけど、全部あかんというてできないという話は、これは前回、1年半前にさせていただきました。ということで、今もしさっきのその私の知り合いのその方がどっかで提供をしてくださってたら、どっかで1人死ななくて済んだのにと思うと、これはもう大変つらい思いであります。 香芝市がそのドナー制度を持ってたらなというふうに思うわけでありますが、これ、しっかりと検討するということでいただきましたので、検討していただいて、導入の方向で動いていただきたいというふうに切に思うところあります。よろしく終えんいたします。 次の質問に移ります。 香芝市内のバリアフリー化の推進についてですが、今回の本会議初日の総括質疑で、3月の補正予算案でバリアフリー化工事という項目で6,252万円もの減額補正が示されておったということで、聞いたら国から補助金がつかなかった分に当たる工事ができなかったという答弁であったというふうに覚えております。 バリアフリーかて、もう障害者だけにかかわらず、もう本当に高齢化がこれから進んでいくなかで、障害者の方だけではなく、高齢者にも、子供にも、それから一時的にけがなどで不自由を強いられた方たちのためにも町のなかをバリアフリー化していくことはとっても重要な施策なんですが、今年度末に至っては補助金が出ないからというようなことで減額補正されたことは大変残念であったというふうなことから、そのなかで香芝市内のバリアフリー化についてちょっと聞いていきたいというふうに思います。 まず、総括で聞いたんですけども、もう少し詳しく聞いておきたい。実際に3月補正で減額された分のできなかった工事というのは具体的にはどのようなところになるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市年創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 今議員ご指摘の今年度整備ができなかった部分でございますけれども、これは香芝市バリアフリー基本構想に定められました重点整備地区内の市道のバリアフリー改修事業でございまして、具体的な場所といたしましては、今年度施工、現在施工しております、今年度の分は施工が終わりましたけれども、近鉄五位堂駅前北側のロータリーの歩道の一部がまだ残っております。そこから旧ならコープ真美ヶ丘店前交差点に至る真美ヶ丘幹線、これのバリアフリー化、また下田東三丁目交差点から中和幹線の交差点に至る五ヶ所線、これの歩道のバリアフリー改修事業でございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 重点整備地区内でできなかった、残ったということについては、もう本当に残念ですよね。ほんまに補助金の獲得って、ちょっと獲得っていう言葉がちょっと正しいかどうかわかりませんが、しっかりととってきていただいて、ぜひともバリアフリー化を進めていっていただきたいというふうに思います。 先日、都市計画課主催でバリアフリー化に関するタウンウオッチングというのを都市計画課のほうで主催、やってくれはりました。私もそのバリアフリー推進協議会委員として参加させていただいたわけでありますが、もう本当に、とってもよかったです。私自身、いろいろ勉強したり、体験したりとかというなかで、意識は高いほうやと、まあまあ勝手に自分でもうちょっと思っておったわけでありますが、もうまったくまだまだでございました。 実際に障害をお持ちの方、具体的には目の見えない方、全盲の方とそれから車椅子の方と一緒に町を歩いたわけでありますけれども、これもう本当に、もう見なれてた町が、道が、いろいろもう既に、実はバリアフリー化の工夫をしてくださってるんです。してくださってるから、そんなん一緒に歩かへんかったらわからへんかったことを、一緒に歩いたら、いやもっと、ああこれがあかんねんとか、これバリアフリー化のためにやったのにそこがあかんねんとかというようなところをいっぱい気づきがありまして、これはもう本当にいい一つの事業であるなというようなことを考えたところ、今現状で実際にそのバリアフリー化っていうものを香芝で計画して、それを進めていこうとしていっていただいているわけですが、その進みぐあいというのか、できぐあい、進捗状況というたらいいんですかね、それは大体どんなもんなんでしょうか、香芝では。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 香芝市では、平成25年3月に策定いたしました香芝市バリアフリー基本構想に基づきまして、市内の重点整備地区内のバリアフリー化を順次進めているところでございます。 重点整備地区内におけるバリアフリー特定事業の進捗状況といたしましては、31年2月末現在、5年間の目標であります短期目標に対しまして、事業全体といたしましては約47%の進捗となってございます。内訳としましては、鉄道や路線バスに関する公共交通特定事業につきましては100%となってございますが、市の公共施設に関する建築物特定事業につきましては約50%、また市道に関する道路特定事業につきましては約36%にとどまっております。短期目標全体といたしましては、あまり順調に進んでいるとは言いがたい状況ではございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 公共交通に関するところが100%という数字はちょっとひっかかるんですけど、それはちょっと置いといて、後で聞きます。 そのほかに関しては、大変厳しい数字、25年からの5カ年ということは、もう29年までということで、今もう31年に入ったというような状況のなかで、今答弁で聞いた数字は若干低い数字が出ているような気がするんですが、この短期目標というのは、それらできなかったところというのは、また結局同じで補助金がつかなかったからというような、そんな話になるんかなあとは思うんですが、現時点で短期目標のなかでできなかったところというのはどういうところでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 先ほど申しました減額によって行えなかった分のところが市道のバリアフリー事業ですけれども、それが進捗率、短期目標で36%となっておりますので、そのあたりがちょっとおくれておるというような状況でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) その辺、この先実際どういうふうに実現、実施、実現していくようなことになって、考えられているんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 香芝市バリアフリー基本構想では、各事業の整備時期を5年以内を目標とする短期、10年以内を目標とする中期、そして10年以上かかるであろうという長期といった3つの区分に分けておりまして、例えば短期目標で達成されなかった内容につきましては、中期目標に持ち越したうえで何とか完成まで導いていきたいというふうには考えております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 中・長期のほうに組み込んで、何としても実施、実現に向けていってもらいたいなあというふうに思います。 ただ、実際その数字が低く出てしまうということについては、非常に厳しい、厳しいというか、高い目標設定をしている、そういうその設定が難しいところに設定し過ぎなんではないかなというふうなところをちょっと考えてしまうわけです。もちろん市内全域で完全なバリアフリー化って、それは実現できればすばらしいとは思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 基本構想作成時におきまして、市民アンケートを初め、議員先ほど参加していただいたというふうなお話もありましたけれども、事業計画当初にタウンウオッチングなども実施しております。そういったタウンウオッチングなどを通じまして、さまざまなお立場の方からご意見やご要望を賜っております。 さらに、バリアフリー特定事業の設定につきましては、これらの内容を集約して、香芝市バリアフリー推進協議会にもお諮りして、目標設定を行ったわけでございますが、緊急性あるいはまたその必要性などから短期目標に事業が集中する形で目標設定がなされたところでございました。 しかし、バリアフリー法の趣旨を鑑みますと、どの個別計画も当然に必要な内容となっておりますので、目標としてすべてを設定したところでございます。そのようなことから、少し短期に集中したという結果でございます。ご理解を賜りたいと存じます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 実は、実はですよ、なかなかにありがたい、大変すばらしい答弁をいただいたというふうに感じております。 要は、今の部長の答弁は、要はこちらとして理解するのは、バリアフリー化に関しては高過ぎる設定はないというふうに、要するに必要だから、どれも必要な事業だと、だから実現に向けてそれは盛り込んでいくと、ちょっとなかなか急にはできへんけども実現していくんだというふうに言うてくれはった。だから、進捗率はちょっとぐらい低かって申しわけないけど理解してくれというような、そういう話やったのかなと私は理解したいというふうに思いますので、もうこれはもう本当にまったく何も言うことなくすばらしいご答弁いただいたかなというふうに思います。 今のその答弁も踏まえまして、今後バリアフリー化の推進に向けた取り組みっていうのが香芝市全体としてどうなっていくのかっていうのをちょっとお聞かせください。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 現在のところ、香芝市バリアフリー推進協議会におきまして、民間事業所や関係機関と横の連携も図りながら事業の推進に向けて鋭意取り組んでいるところでございます。 今後におきましても、引き続き民間事業者や関係機関との協議を重ねながら、各事業がより効果的、また効率的にバリアフリー化が進みますよう、密に調整を図って進めていきたいというふうに考えます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) ありがとうございます。しっかりとバリアフリー化を進めていっていただきたいなと、ありがとうございます。 1点だけ、ちょっと今のお話のなか、答弁のなかに、関係機関と密にというような話であったわけですが、その関係機関というのはもちろんいろいろあるんだと思うんですけども、そもそも関係機関の一番の近いところ、最初、入り口、最初としては庁舎内ですよね、庁舎内というか庁舎そのものじゃなくて、庁舎内の都市創造部以外の部局、各所管のそういう人たちも含んでいかなあかんのちゃうかなというふうに感じたわけであります。 先ほどその触れましたタウンウオッチングでありますが、都市計画課が主催で、都市計画課の人たちと、職員さんと、それから総務部の管財のほうから職員さんが参加されておられました。 もう本当にすごくいい取り組みだというふうに感じましたので、だからこそ、あんなんはやっぱり市の職員さんみんなが、もちろん一斉に全員同時にということではないですよ、いろいろ順繰りに入れかわりにですが。すべての職員さんが実際にやっぱりそうやって障害をお持ちの方と一緒に歩いて、体験して、感じて、もうそのなかからこういうところをバリアフリー化してほしいなというふうになっていったらいいのになあということは、素朴に思うわけであります。そん中から、本当のバリアフリー化って始まっていくんちゃうかなというふうに思いますので、その辺よろしくお願いいたします。 バリアフリー化の話をしていくなかで、当然私は教育現場はどうなってんのかなあというのが大変気になるところでありますんですが、子供たちが日常的に非常に長い時間を過ごす学校、そこでのバリアフリー化っていうのは大変大きな問題やと思うんですが、現状、市内の各小学校・中学校とかにおけるそのバリアフリー化っていうのはどういう状況なんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 学校施設につきましては、建築年度の古い建物が大変多うございまして、バリアフリーという点で見た場合、まだまだ不十分な箇所がございます。 したがいまして、その年度の在校生の身体の状況ですとか利用条件にあわせまして、その都度施設の改修を行うことで対応しているのが現状でございまして、ここ数年で申しますと、校舎内部の階段手すりの設置ですとか、玄関の階段へのスロープ設置などの工事を行ってございます。児童・生徒の学校活動上の支障を少しでも解消できるようにということで実施したものでございます。 しかしながら、これら通常の予算で対応できる整備についてはやはり限界がございまして、完全なバリアフリー化といったようなことについては、大規模改修も含めて少し時間がかかることかなというふうに考えてございます。 特に、上下階の移動を考えた場合、建築年度が比較的新しい旭が丘小学校ですとか香芝北中学校には建築当初からエレベーターが設置済みでございまして、一定の支障は解消されておりますけれども、ほかの学校につきましては、そこまで大がかりな設備はございませんので、特に歩行が困難な児童・生徒の学校生活を考えた場合、子供1人単独による移動というのはやはり制限されてしまうという、そういった状況でございます。 ◎地域振興局長市民協働課長事務取扱](葛木博君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) そうですね、全学校を一気に完全なバリアフリー化と、大変難しいと思います。その都度その都度施設改修ということで、それが精いっぱいなのか、それは現実的にはそういうもんだというふうに、そこは厳しい現実でありながら、でもちょっとずつそうやって工夫はしていただいてるのかなあというふうには思うわけですが、実際のところ、現時点では例えば車椅子で学校生活を送っているという児童・生徒、子供はいるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 31年度の入学、在学の子供で言いますと、小学校3名、中学校に3名肢体不自由の種別で特別支援学級に入級する子供がおりますけれども、この4月から新たに日常的に車椅子の利用が必要な子供が入学する予定となっているところでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 先ほど旭が丘小と香芝北中、エレベーターがあるという話やったけど、その車椅子を使う子が入る学校にはエレベーターはありますか。 ○副議長(中山武彦君) 福森部長。 ◎教育部長(福森るり君) 残念ながら、その学校にはエレベーターについては設置されていないという状況でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) もちろんその児童・生徒が特定されるような情報っていうのもあったらいかんので、もうそれ以上あれなんですが、例えば、でも具体的にその子がこれから新入学で入ってくると、そうした場合、その子の校舎内での移動等についてはどういうふうに取り組んでいくというような予定というか、計画をされているんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 学校のほうにも確認いたしまして、校舎内での移動については、階層をまたがらないような平行移動を基本とするような配慮をしたいというふうに申しておりました。 ただ、上下階の移動が必要となった場合については、特別支援担当の教職員を中心に、児童を背負って移動するということとしておりまして、また机ですとか車椅子の移動が必要なあ場合につきましても、教職員が協力し合って運搬を行うといったようなことで、チームによる支援を進めていく予定であるということでございました。 なお、その児童につきましては、今後もリハビリなどの機能回復に向けた取り組みを進めていくというふうに伺っておりますので、教育委員会といたしましても、今後の状況を見守りながら、施設面でも可能な限り子供の生活、不自由がないように対応してまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) その平行移動を基本とするというのは、基本とはするんでしょうけども、絶対に上下階の移動がないということはそれはもうあり得ない話でありますので、いろいろ今言うてくれはったような形で工夫して頑張っていただくと。先生方もいろいろとご苦労いただくかというふうに思うわけでありますけれども、子供たち同士でその子の移動に対する介助とか、そういうなんがもう本当に自然とできるような、そういう教育現場であってほしいなと、そのように指導もしていただくだろうというふうにも考えます。その子がその場にいることが、その周りの子供にとっては大変大きな教育効果を生むということは、もう私はもう重々承知はしておるわけではありますけれども、でも反面、その子の1人での自由な移動、行動というのを保障してあげるということも重要な課題であるかなというふうには思いますので、そういう認識に立って、しっかり学校のバリアフリー化というものについても進めていただきたいなあというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。 香芝のなかでバリアフリーの話をすれば、もうこれは外すことのできない話といたしまして、もう香芝市民にとりましては本当に重要な問題、JR香芝駅の問題であります。 ちょっと先ほど、後で聞きますと言ったその公共交通に関しては達成度100%っていう話があったんですけど、JR香芝駅は全然まだ何も解消されてないんですが、それはどういうことやったんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) JR香芝駅のバリアフリー化事業につきましては、計画当初では、中期及び長期の計画となっておりましたので、先ほど申し上げました短期計画におきましては進捗率の計算上は対象外となっておりました。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) わかりました。ということで、今なかなか進展が見えてこないJR香芝駅のことなんでありますが、これも私半年前にも聞いた話なんでありますが、実際、それからこれも半年たって、このJRさんとの協議っていうんですか、それは今どんなふうに進んでいっているところなんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) JR西日本とは継続して香芝駅の整備内容や事業に係る費用負担等について協議を行っているところでございまして、現時点でのJR西日本の整備の考え方といたしましては、おおむね市の要望に沿った内容で整備を進めていくということでございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 先ほども申しました、去年の9月議会で、半年前、JR香芝駅のことについて質問をして、そのときにいただいた答弁で、随分その内容的に後退した、我々が求めている、市民が求めているような内容、整備内容から随分後ろ向きに後退してしまったような、そのような内容を向こうが示してきたというような答弁があったと思うんですが、いやいや、確かめてはきてないですが、そういうような答弁だったんですが、これは今おおむねこちらの要望に沿った形ということで今ご答弁いただいたということは、随分押し戻していただいたという感じなんですかね、交渉でね。 というようなことでありましたら、改めて具体的にどんな感じで整備内容、そのバリアフリー化の整備内容、バリアフリー化も含めた整備内容ですね、ちょっと現時点で言える範囲で結構でございますので、どんな感じになるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 議員にはお尋ねも過去にもされてまして、少しうまくいっていないというふうなご答弁も申し上げたときもありました。 その後も協議を続けるなかで、何とかJRのほうから今整備内容として提示されております内容が、まずホームと電車の段差の解消、次にエレベーター及び屋根を有する跨線橋の設置、またトイレのバリアフリー化、また点字表示の充実といった4項目を行っていくということでございます。 ホーム屋根の設置につきましては、これにつきましてはまだ今現在JR西日本と協議中ということでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 前に聞いたときは、東側に入り口をつくるかわりに橋もエレベーターもなしみたいな、そういう話やったので、こんなんっていうふうに思ってたわけですが、これも今の話を聞く限りにおいては、随分こちら側の意に寄ってきたというか、随分交渉の段階で頑張っていただいたんかなというふうに考えます。 工事の内容は非常によくやったのかなと思いますが、これを実際に事業化して、実現していかなあかんわけですよ。なかなか実現が今おくれてるかなというふうには、動きとしてはおくれてるかなと思うんですが、JRさん側の動きというのは、実際にこれを実現しようと動いておられる感じなんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) JR西日本に尋ねますと、国土交通省に対しまして、平成32年度、2020年度でございますが、その分の国庫補助金に対する概算要望を2月に行ったということをJRのほうから聞いております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 概算要望を国に対して行ったということの意味はどれぐらいのもんなんでしょうか。もうちょっとわかりやすく、概算要望を行うというのはJRにとってはどれぐらいのことなんだというのは、どういうことなんでしょう。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) これはJR西日本が香芝駅のバリアフリー化事業に対して計画を立て、国に申請し、概算要望を行ったということでございますので、事業に本格的に着手したというふうには市のほうでは受けとめております。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 今本当に大変うれしいというか、喜ばしいというか、という答弁をいただいたわけでありますが、要はJR西日本さんとしては、このJR香芝駅のバリアフリー化事業に着手したと受けとめてよいということで部長から答弁いただきましたので、これはもう本当に大きな前進、大きな大きな、本当に動き始めるための一歩前進だというふうに感じまして、これはもう今後に大きく期待していきたいというふうに思っております。 さらには、そうなると今度は予算の話でありますが、まずはとりあえず、とにかくとにかく、全部で総事業費がまずいくらかかるんかというところからお聞きしたいです。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 総事業費につきましては、現在のJR西日本の今の計画に対する試算ではございますけれども、約10億円程度かかるというふうに聞いてございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 10億円、その10億円、総事業費が10億円でありますから、そのうち、もうこれも概算で結構です、市としては、要はその10億円のうちいくらぐらい出さなあかんということになるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。
    ◎都市創造部長(奥田芳久君) そのうち市が支払わなければならない金額につきましては、現在の想定で約3億円ぐらいになるのではないかというふうに予測しております。 また、これらの金額につきましては、まだJR西日本が詳細設計を行っていない状況での概算計画であるため、今後変動する可能性もございます。もう少し進んで予算化の段階では、もっと精度の高い金額をお示しできるというふうには考えております。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) もちろん正確な金額は当然知りたいところでありますが、大きな話として10億円かかる、そのうちの3億円ぐらいが市の負担であるというふうに捉えておきたいと思います。3億円、やっぱり大きな負担ではあると思います。大きな負担ではありますが、本当に必要なお金は使わなあかんのです。当然市民の方々も理解してくださる、市民にも理解の得られる3億円だというふうに私は考えますので、何とか工事が進んでほしいなというふうに思います。 続きまして、次は工事のスケジュールなんですけど、今現時点でなかなか、残念ながら当初言われておったものからすると現実にはちょっとおくれてるのかなというふうに思うわけでありますが、今からそうやってJRも事業化に着手したと考えてよいという状況で、今の時点から考えて、工事のスケジュールですね、これも大きなスケジュールで結構です、そのようになるのか教えてください。 ○副議長(中山武彦君) 奥田都市創造部長。 ◎都市創造部長(奥田芳久君) 確かに当初立てました計画からしますとおくれはしておりますけれども、ようやく実現性も見えてまいりました。まだ財源の確保等の問題もございますけれども、現在の計画では平成31年度、2019年度中にバリアフリー事業に関する協定をJR西日本と締結し、2020年度に詳細設計、2021年度と2022年度の2カ年にわたり工事を実施するというふうな、今のところ予定でございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 最後のとこだけ、2021年度、2022年度に工事をするということは、2022年度末、つまり2023年3月ぐらいに大体できるというふうに今答弁してくださったというふうに捉えてよろしいです。間違いない、大丈夫ですね。 この話からすると、当初思ってたよりは2年ぐらいおくれたという形にはなるんかなというふうには思うんでありますが、2年おくれてもある程度そこそこ最初市民の方々の要望されたような形、その意に沿った形で、それが実際にでき上がることが大切なんでありまして、今本当に香芝市民にとってはもう悲願とも言うべきJR香芝駅の改修ですね、一日でも早く実現できるように、ぜひともさらに頑張っていただきたいなというふうに思います。 それでは、2項目めも終わりまして、3項目め。 続きまして、障害者雇用問題について聞いていきます。 昨年、世間で言われるところの障害者雇用水増し問題という事件が報道されました。判明したという言い方をしておきます。その時点で事件が発生したのではなくて、ずっと以前からごまかしていたことが去年ばれたということのほうが正しいかなというふうに考えます。より悪質性が高いという気持ちを込めてそのように言わせていただきますが、もう中央省庁、もうほとんど、たくさん、27の省庁で水増しがあったというふうに厚生労働省が発表しております。 しかも、それらのほとんどが1976年障害者の雇用が義務化された、もうその当初からずっと水増ししてたというようなことで、大変悪質であったかなというふうに考えてあるわけなんですが、それらは当然地方、各都道府県の県庁などの機関においても同様であるというようなことも発表、これも報道で発表されておりますが、ということであれば、しっかりと香芝市も襟を正してしっかり見ていかなあかんということであります。 ですので、まず本市における障害者雇用の実態、これを聞かせていただきたいんです。法定雇用率は2.5%というので法律で決められているという状況のなかで、本市におけるその2.5%の算定基準となる職員数と、加えてその法定雇用率を満たす障害者の雇用数というのを教えてください。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 本市におきましては、職員数572名から保育士、幼稚園教諭など除外職員の人数に応じて適用される除外率20%を除いた458名が法定雇用率の算定基礎となる人数となります。その458名に法定雇用率2.5%を掛けますと11.45人となり、小数点切り捨てによりまして11名が必要人数となってございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 11名ということで、今ありましたですね。それはもちろん平成30年度ということでございますね、それでよろしいですね。なら、今年度、その平成30年度ですね、実際の雇用率、雇用人数はどうなっておりますか。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 本市の平成30年度におけます障害者の人数は10名でございまして、実雇用率は2.18%となります。よって、人数的には1名不足している状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 足りないじゃないですか。これだめなんじゃないですか。法定雇用率を満たしていないということは、法律違反じゃないですか。香芝市は市として法律違反をしている市なんですか。 これね、もちろんいろんな事情があるだろうと、その辺これ今から聞いていくわけでありますが、こんなんって本当にちゃんとしていかなあかんのちゃうかなと思います。 その前に、済みません、1点だけ。水増し問題は、障害者でない人を障害者としてカウントするというところで水増しして、その率を満たしておったというようなことがあります。香芝市においては、その辺の障害者の方々を雇用するにあたっての確認というのはどのようにされていましたか。ちょっとそれ、先に1点だけ聞いておきます。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 過去より雇用率の対象となる障害者であることを確認する状況につきましては、障害者手帳等により障害者種別及び等級の確認を行ってございます。 よって、ニュースでございましたような不適切な算入等は行ってございません。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) それにつきましては、今の件につきましては、ちゃんと理解いたしました。 それでは済みません、1名足りない状態っていうのが、それがいつからで、どういう状況でその1名足りないっていう状況なのかっていうところをちょっとしっかりと説明してください。 ○副議長(中山武彦君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 昨年度までの法定雇用率につきましては2.3%であったため、充足してございました。平成30年4月から2.5%になることを見越しまして、平成29年度中に採用試験を実施し、障害者の方の採用を予定してございましたけれども、直前に辞退となり、結果的に平成30年度は1名の不足となっている状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 状況はわかりました。今の説明は理解しました。 せやけども、それで今の話によると、つまりこの1年間、今年度中は1年間ずっと1人足りない状態であったということですよね。それは、間違いないですよね。それは、それもだめじゃないですか、やっぱり。ちゃんと、前の年の採用試験で合格されたはずやった、採るはずやった、辞退された、辞退されたら4月1日から足りない状態を埋めようとする、その努力を何とか何かしらの手を打って、この30年度中に解消しようとしなければいけなかったんじゃないですか。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 正規職員の公務員試験につきましては、中途採用が非常に難しくございまして、他の職種同様、例年7月に公募を行い、平成31年4月に、これも1人の採用を予定しておりましたが、昨年の全国的な水増し問題から各自治体での障害者の募集が増えたものと推測され、結果的に平成30年度においても合格者が辞退された現状でございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) ちょっと今の話は、その説明はあれなんですけど、29年度の採用試験で合格した、採るつもりやった人が辞退されたのが30年4月1日で、30年度内に行った採用試験においても、また満たさなあかんからということで1人合格をした、31年4月1日から来てもらう人が辞退したというふうに、今説明していただいたんですね。 それは、だからわかるんですよ。言うてはることはわかるんですけど、せやけど、中途採用も難しいということも、確かに正規職員の中途採用は難しいんやと言われればそうかもしれないですけども、でもそもそも11人という枠のところで10人、上がった、それは2.3%やったときは10でよかった、でも2.5になったから11やっていって、その人数ぎりぎりのところでそうやってやってるから、1人辞退したらそんな事態が起こる。 初めから、別に何も11人って決まってるわけちゃう、最低11人なわけですから、13人、15人と採用をしてたら、そういうぎりぎりの線でやってるから、結局そういう事態になって、香芝市は法律守ってない自治体って言われてしまうっていう話になるんじゃないですか。そういうところはもっと考えられないんですかね。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 少し現状をご説明をさせていただきます。 障害者の雇用率算定につきましては少し複雑でございまして、障害者種別により1人を2人分として計算をしたり、精神障害につきましては注意されるケースもございます。また、公営企業の部署につきましては、雇用率算定におきまして対象外となっておりまして、本市の公営企業には複数名障害者が在籍しておりますことから、異動等で公営企業から市長部局並びに教育委員会へ異動すれば法定雇用率を上回ることにもなります。 よって、我々すべてぎりぎりの目標設定をしているわけではございません。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 要は、カウントしないところでも障害を持った方を雇用しているということですね。だから、カウントするためだけに障害者の方々を雇用しようというような気持ちでは採ってないということで、おっしゃったことについては随分前向きなことかなというふうに、いいように捉えたいかなというふうに考えております。 済みません。障害を持った方々の種別なんですが、今市庁舎のほうでお仕事をしていただいておられる障害をお持ちの方々の障害はどのような障害、どのようなで結構です、何人とかじゃなくて、どのような障害をお持ちの方が働いておられるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 障害者種別につきましては、肢体不自由の方でございましたり、内部障害の方、または知的障害の方が働いておられます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) いわゆる視覚障害者、それから聴覚障害者というような方々はおられますか。 ○副議長(中山武彦君) 堀本部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 現在おられません。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) おられません。いわゆる聾や盲といわれる聴覚障害者、視覚障害者の方々っていうのは、そもそも職員採用試験っていうのは受験できるような、採用試験をですよ、香芝市の職員採用試験っていうのは受験できるような状況にあるんでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 平成30年度採用試験におきまして、身体障害者対象受験資格につきましては、身体障害者の交付を受け、その障害の程度が1級から6級までの人、また活字印刷文による出題に対応できる人、自力で移動、通勤ができ、介助者なしに職務遂行が可能な方というところのすべての条件を満たす方を対象にしてございました。聾の方は受験可能と考えますが、盲の方については受験ができない状況でございました。 なお、聾の方の、先ほども申しました受験は、応募はございませんでした。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) その辺は変わってはいくんでしょうか、改善されていったりするんでしょうか。その受験ということに関して。 ○副議長(中山武彦君) 堀本企画部長。 ◎危機管理監[企画部長](堀本武史君) 全国的にも障害者雇用につきましては広がりを見せておりますので、今後その障害者種別の拡大については、他の市町村の動向も踏まえ、来ていただいても働く業務の選定もございますんで、そういったところも踏まえ、検討してまいりたいというふうには考えてございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) ぜひともしっかり考えていただきたいと思います。 済みません、ちょっともう時間が厳しいので、福祉のほうにも話を聞きたかったんですが、福祉健康部といたしましては、障害者の雇用促進、雇用支援というところは福祉面のその施策として非常に重要かなというふうに思うわけでありますが、障害者雇用促進に向けた取り組みとして、どのようなことがされているでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 障害者総合支援法に基づきまして、地域の障害者からの相談に応じ、就業に向けて受けられる支援制度の実施や実施機関の紹介を行ってございます。 具体的には、障害福祉サービスの訓練と給付として、就労移行支援サービス、就労継続支援サービスがございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) ちょっとその辺詳しく聞きたかったんですけども、時間の都合がありますのでいくつか飛んでいくわけでありますが、今就労移行支援サービス、就労継続支援サービスというのがあって、それを受けられた方が一般就労、いわゆる就職に結びついていくということですね。 例えば、職場体験なんかで香芝市役所、福祉センターなんかでも受け入れて、それを就労につなげていこうというような取り組みもあるという話をちょっと聞いたんですが、それについてお願いします。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 職場体験でございますけれども、本市及び大和高田市、葛城市、広陵町の3市1町で障害者自立支援協議会、こちらを設置しておりまして、今度就労支援部会で行政現場での職場実習というのを実施しておるような状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) その福祉のほうでやっておられる就労移行支援サービス、就労継続支援サービス、それから自立支援協議会のなかから依頼を受けてというか、メンバーとして香芝も入ってるんですけども、それらの取り組みは実際の就労には結びついているんでしょうか、簡潔にお願いします。 ○副議長(中山武彦君) 平山福祉健康部次長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) 昨年度、障害福祉サービスのほうを利用された162名のうち、一般就労された方は6名いらっしゃいます。また、職場体験につきましては、過去2年間、28年、29年度の実習経験者4名のうち、一般就労された方が1名ございます。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 筒井議員。 ◆4番(筒井寛君) 障害をお持ちの方の就労というのはなかなか難しいなあと思いながら、そのように取り組みをしていただいているということが確実にいくらかずつでも一般就労、普通の就職ですね、雇用契約に基づいた就職に結びついているということで聞かせていただきましたので、しっかりそれが広まっていっていただけたらなというふうに思います。 平成33年4月までの間に障害者法定雇用率が2.6%に引き上げられる予定であるというような情報も聞いております。香芝市が誰もが本当の意味での住みよい町、バリアフリー化も障害者雇用も、それから就労支援も、すべての面において香芝市が人に優しい町であってほしいとの願いを込めまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○副議長(中山武彦君) 以上で、4番筒井寛議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。              午後3時35分 休憩              午後3時46分 再開 ○副議長(中山武彦君) 休憩を閉じて再開いたします。 次に、15番河杉博之議員の一般質問をお受けいたします。 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 改めまして、皆さんこんにちは。本日多分最後になる一般質問の順番だと思いますので、最後までよろしくお願い申し上げます。 改めまして、議長のお許しをいただきましたので、私の一般質問をさせていただきたいと思います。今回の一般質問でございますけれども、大きく子育て支援、そして市内の交通安全対策についてということで2点をさせていただく予定でございます。 子育て支援におきましては、皆さんもご承知のとおり、このことしの10月、消費税増税の折に子育て無償化ということが1つ取り沙汰されておりまして、いろんな状況のなかでいろんなことが今課題として持ち上がってるところでございます。 そのようななかで、この香芝市も残念ながら毎年待機児童を出してるという小学校就学前のお子様の現状がございます。そのなかで、保育所の民営化や、また保育所の募集、そして私学の協力、そしてまたこども園化の推進と、いろんな形をしていただいてるんですけれども、なかなかそれが埋め切れないという現状もあるようにも見えます。 そのなかで、待機児童の解消についてるるどういう形で今教育委員会さんが携わっておられるのか、どう取り組んでおられるのかを聞かせていただきたいなと思います。 まず、何はともあれ、この香芝におきましてもこども園化、幼稚園型、保育所型等々あると思いますけれども、こども園化にしていただいております現状について、まずお答えいただければと思いまして、壇上からの質問とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 失礼いたします。 市内のこども園化の状況でございますけれども、私立の幼・保連携型認定こども園につきましては、現在せいか幼稚園とあけぼの・保育学院の2園、公立の幼・保連携型認定こども園につきましては、下田幼稚園と鎌田幼稚園の2園ということになってございます。 また、この31年4月からせいか保育園、旭ケ丘せいか保育園が認定こども園化と、そして関屋保育園、志都美保育園の2園についてもこども園化、そして新たに設置されますふたかみの森せいか子ども園につきましても、こども園ということでございますので、新たに5園がこども園化されると、そういった状況でございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) それでは、2回目以降の質問をお受けいたします。 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。こども園化することによって待機児童の解消の一翼を担うということだと思うんですけれども、現状的に今の計画、現状こども園、要は保育所と幼稚園という二分化ではなくて、一つにしていくことによって実際の待機児童の解消がどのような形であらわれているのか、多分これは数字しか言いようがないんだと思うんですけれども、それを含めて、これから先の計画を、今言っていただいた計画でどのぐらいになるのかということを、今教育委員会さんとしてはどうされているのか聞きたいのですけれども。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 待機児童の状況でございますけれども、本年度、30年4月の段階で待機児童は厚労省基準ですけれどもゼロ人と。そして、この31年4月についても、厚労省基準で申しますとまたゼロ人というところでございまして、市内でこども園化されることによる効果、またさまざまな形で枠組みを増やしてきた効果といったようなところについては、少しずつ数字となってあらわれてきているのではないかというふうに認識いたしております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 大変申しわけないんですけど、その厚労省基準でという形であらわしていかなくてはいけない現状、それは役所の職員として答えなくてはいけない現状だと思うんですけれども、ただそれをやってゼロですと言って胸を張った次の日から、入れたいんです、入れないんですという相談を窓口、もしくはここにいらっしゃる議員の方々に、また民生委員の方々にお話が行くという現状があるのはご理解いただいていると思うんですね。 これが、要は俗に言われる隠れ待機と言われるような形、要は申請しても無駄だからもう申請書を取り下げてるという状況のなか、もうそれ以前に、もうこの時期ではやめといたほうがいいやということで申請すらしてないという、この抑えを教育委員会さんはどういう形で今されてますか。その現状があるのもご存じですね、まず。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) そういった隠れ待機は少なくとも10月の待機の調査の際には数字となってあらわれてきますし、実際ご相談いただく件数ですとか、なかなか入りたくても入れない、そして以前にもご指摘いただきましたように、香芝市の保育所の入所基準がまだまだ国のレベルに達していないということを考えますと、今ご指摘のありました隠れ待機といったようなところが相当数あるであろうといったことは、私どもも認識いたしております。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 相当数ある、ここで数字を言うたところでっていうか、数字が抑えれるかどうかっていうのは、ある意味で、ある意味で架空の数字になりますのでね。 ただ、実際おっしゃられてる厚労省基準でという、ゼロではないという現実があるということは、まず認識いただいてると思うんですね。それをどうしていくかっていう問題がありまして、現実的に、先ほど申し上げましたように、もう出しても無駄だからっていうのが1つ。それから、出したら行けるんだけれども、それは保育所として実にかなっていない状況であると。私は大阪のほうに、例えば通勤を、仕事に行くんだけれども、例えばですけれども、駅から遠く離れた場所の保育所にあきがあっても、そこに回して預けていって、子供を預けた後に、また駅のほうに来てとなると、もう仕事そのものに間に合いませんという意味での、もう諦め待機ですよね。それから、皆さんに聞いたらもう今からキャンセル待ちをというか、もう待機の順番よと言われてる状況のなかでの、はなからもう申請を出さない。 このことを全部解消していかなくてはいけない。これはすぐ香芝特有、香芝特有かどうかはわかりませんが、よくあるのが、今保育所へ対する申請が、申し込みが11月の頭前後ですよね。ところが、大きく社会が動くのが、転入、転出があるのが1、2、3月ですね。この時点でこちらの関西のほうに、もしくは香芝に転居が決まったけれども、まず申し込めない。申し込んでも、もう待機児童のそのなかの後ろになるからという、その出さないという隠れ待機。 このような状況をどのように解決していくかというのは話し合っていただいたことがありますか、教育委員会さん。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 11月以降、新年度の申込数の確定のために受け入れができないと、一部の年齢を除いて受け入れができないといったことについては、これはもう以前からもご指摘をいただいてるところでございます。 ただ、新規のお申し込みを受け付けるうえでは、いずれにしましても、一定程度の年内の枠を確保したなかで、新年度の数をまたそれを見越して募集するといったようなことが物理的に難しいものですから、今できていないということについては、もうご指摘のとおりでございます。 私どものなかで、協議ができているのかということでございますけれども、こういったニーズはあるということは認識いたしておりますけれども、ただこれを随時要望があるだけ受け入れていくといったようなことは新年度の数の確定上、どうしても難しいといったようなところで、今現実できていないというようなところでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 実際、あのどういう状況に置かれるかは別にして、待機児童が出てくるのが現実であるということですね。 本当にありがたいことに、香芝自体が若い町で、若いご家庭が転居というか、入居して、転入してこられるということで、ありがたい、にぎわいのある町になってるのが本当だと思います。 ただ、そのときに落ちついたから働きに行こうと、出ようと思ったときに、預けるところが残念ながらないということで待機児童が出てる。この待機児童解消について今壁になってるのは、大きくはどういう問題でしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 施設の数もございますけども、やはり保育士の確保といったようなところについても、やはり大きな課題であるといったように認識いたしております。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 保育士の確保ができていないということだと思いますけど、ちょっとそれ以前に、1つ確認をさせていただきたいのが、今単一の保育所ではもう物理的に許容量を超えていて、保育型か幼稚園型かは別にして、こども園という形式をとっていかないと、物理的にハード面でもう余裕がないというのも現実であるというのが今の香芝の現状でしょうか。ごめんなさい、まずそれ確認させていただきたいんです。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 例えば、幼稚園などについては、あいている教室などがあるという現状からしまして、保育所の保育ニーズが受け入れ切れてないというところでいいますと、やはりこども園化といったようなところに大きくかじを切っていかないとニーズは、特に公立のニーズについては受けとめ切れないといったようなことも現実にございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 単純な言い方になりますけれども、ハード面の解消の今現状における解決策は、幼・保を1つにして、一つの、実際の屋根の下ではないですけれども、管理下のもとにおいて、こども園化をしていきながら適正年齢の教室をつくっていく、これが一つのハード面の解決方法であるという理解をさせていただいたうえで、ではすればいいじゃないかっていうことなんですけれども、ただそこで子供たちを預かったからといって、それを見ていただける保育士、もしくは幼稚園教諭が今足りないというか、現実もう何回も皆さんに聞かれてお答えになられていると思うんですけれども、募集はしてるけども来てないっていう答えなんですよね、いつもね。こういう募集のかけ方をしてます、でも来ないんです。何で来ないのかの、その辺の検証はしていただけたでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 検証といいますか、私どももいろいろとどういうことに原因があるのかというところで考えはしております。 まず、私ども今正規の職員でいいますと、幼・保、こども園を合わせまして111名いるわけでございますけども、正規の職員募集については、定員を上回る応募があるという、そんな状況でございます。ところが、任期付職員になりますと、これは応募の定員を割るといったような現象もございます。それ以外にも、1年更新の臨時職員ですとか、あるいは時間給のパート職員などを募集しておりますけれども、なかなか思ったような応募がないというよう現状がございます。 やっぱりその原因を考えさせていただいたところで言いますと、公務員の正規職員の採用のスパンといいますのが、例えば30年度で言いますと7月に要項が発表されてから最終決定までに3回の試験を経て、年内までその結論が出るまでに時間がかかるというところで言いますと、その間に私立はやはり保育実習などに来る段階から個別にもうアプローチをかけて、非常に早い段階で内定を出しているというようなところで言いますと、やはり早く内定を決めて大学生活を充実させたいという学生の思いからしますと、少しスピード感ですとか、長期にわたる不安といったようなところが厳しい状況になっている可能性はあるのかなというように感じているところでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) これはちょっと若干、私の聞き方が悪かったのか、聞いた理解が悪いのかわからないんですけど、今福森部長がおっしゃられたのは、正規職員の話ですよね。正規職員は、先ほど応募に対して人数が超えてるとおっしゃいませんでした。いやいや、ごめんなさい。応募数よりも人数が超えてて、そこで採れてるんだから、正規職員さんにしたら問題ないんでしょ。 ところが、そっから先ですよね。私学の方の、民間の方の保育士さんと公立の方の保育士さん、これは要は勤務年数といいますか、要は雇用年数の差とか、今香芝がどうかっていうのは別にしてですけど、全国で約70万から76万人の有資格者の保育士さんが家のなかで眠っておられる、もしくはほかのお仕事についておられるということで、これいろんな角度から話が出てるんですけれども、そこの方々を世のなかにといいますか、保育のほうに携わっていただけるように、何とかお願いをしているということで、今本当にどこの自治体も、もしくは私学の民間の経営者の方も東奔西走してはるんですけれども、ただ皆さんが今口をそろえて言われてるのが、通常でいうと待遇が悪過ぎると。 要は、勤務時間もそうですけれども、その方々のお給料もそうですね。それから、勤務時間にかぶせられるなかの責任の、責任という言い方すると若干ちょっと違うんですけれども、子供に対する愛情と、今度は保護者に対する対応との問題、これが守ってくれる、守ってくれないというような、一般の会社では考えられないような状況のなかの労働環境を経験してこられてるので、なかなか戻りにくい。よく出るのが、そのときにパート、パートで、今このごろ香芝でます、パート職員的な話、時間で来ていただける。ところが、それの応募に対しても、ちょっと公立の場合なかなか来ないんではないでしょうかという状況があるんではないかと私ちょっと懸念してるので、そっちのほうの心配でね。 ただ、ちょっと話戻りますけど、正規職員を雇っても、もう雇ってる方が少なければ、もともと穴は埋まってないんですけども、その辺もちょっと含めて、もう一度説明お願いできますか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 公立の正規の職員を求めて来る学生なり応募者が多いというのは現実でございますが、その応募者を受けとめるだけの枠は、やはり今後の再編のことを考えますとなかなか数をたくさん採るといったようなことができないという意味で、そういうアンマッチがまず1つあるというところでございます。 そして、例えばパートタイムの職員でございますけれども、そういったところは特にやはり年間の収入の制限ですとか、あるいは勤務をしたい時間の制限などがある程度集中しておりまして、いわゆる130万円の壁とかといったようなところで時間数の制限を持っていたり、子育て中の方がパートタイムをされるということでいいますと、時間的なところでやっぱり集中して私どものニーズの早い時間帯とか遅い時間帯になかなかはまり切れないといったようなところもございます。 むしろ、例えば時間給の単価といったようなところよりも、そういう勤務時間などの条件面でのアンマッチといったようなところがやはり潜在保育士さんたちになかなかアプローチし切れない原因ではないのかなといったようなところも私どもは検討しているところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 結局そういうことですよね、働きやすいところに応募が集中して、なかなか皆さんが嫌がるというか、勤務していただきたいけれどもなかなか薄い時間帯層があるということだと思うんですけれどもね。 ただ、それは公立と民間の違いで、民間のほうについては、そこが埋まっていってるという現状もあるわけですから、その辺についてのノウハウというのをしっかり研究もしていただかなくちゃいけないなというふうに思うんですけれども、ただそのなかでもいろんな状況のなかで、公の壁というのがどうしても出てくると思いますので、やはり民間活用という状況のなかで、常に公が、公がすべてやること自体が正しいのか、逆も真なりで、すべて民がやることが正しいのかっていう話じゃないんですけれども、ちょっと話飛びますが、今回どんどんどんどん保育行政が増えて、会社さんが参入できるようになったときに、残念ながら一部の会社さんの保育行政、保育の運営が悪いところも出てきてるというのも現実的な事件、事故としてありますので、常にそれがいいという話ではないんですけれども、その管理下に置きながら、しっかりそれができるような形っていうのを目指していかないと、なかなかこの待機児童の解消っていうのができないんじゃないかなと思うんです。 今回、これをなぜこんだけこの時期にお願いするかというか、強く申し上げるかというと、先ほど申し上げましたように、10月から増税に伴いまして保育の無償化が始まるわけです。こうなりますと、今まで、先ほどから申し上げてました、今現状通っていただいているお子さんたちプラス本当に見えてない隠れ待機のお子様たちが私も私もと出てくる可能性が大なんです。 そのときに、いや保育士が足りないから、いや物理的に教室がないからだめなんですよっては、基本的には国のほうから言ってはだめだと言われてるんです。待機児童ゼロにしなさいというふうに言われてる。 これがずるいのが、国のほうはさっきから部長がおっしゃっていただいてるように、厚労省基準でのゼロです。だったらうちオーケーなんですけど、でもそれでは現実お預けになれない、お預けが待機にされたお子さんをお持ちの保護者の方は納得はしない。 これについてどういう形でやっていくかっていうのは、今教育委員会さんとしてはどのようにお考えですか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 10月からの保育料無償化については、これは特に子育て中の世帯にとっては大きなニュースであるというふうに考えます。保育へのニーズを触発するにはもう十分過ぎる出来事であるとは思ってございます。 特に、3歳児以上の幼稚園・保育所・こども園も含めた子供については完全無償化ということでございますので、所得制限もございませんので、今特に3歳児につきましては、3歳児人口の約15%程度はまだ家庭で子育てをしていただいているという状況からしますと、まあ120名程度はどこかにまた新たに保育や教育の機会を求めてニーズが出てくるということになります。 現在、公立の施設ではなかなか入所を受け入れるだけの枠がないということになりますと、やはり市外の民間施設も含めて、民間の幼稚園・保育所・こども園といったようなところにこういったニーズの受け皿になっていただくという必要があるというふうに考えているところでございます。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) まず、市外の民間に関しても、極端な言い方したら、公立に関してもなんですけれども、しっかりこれ広域での連携をとっていただいて、行政的な話はともかくとして、今の無償化に伴う子育て支援に関してだけでもシェイクハンドをしていくような形っていうのをしっかりまずやっていく。できるかどうかはわかりませんけれども、もうそこに対して動くっていうことがまず大切だろうと。 周りも今多分焦ってると思います。ただ、香芝よりはまだまだ残念ながら子供数が少ないので、まだ可能性としては高いということだと思いますので、それとこども園化という形にならなくても、保育行政と幼稚園行政を早く1つにして、これも、まあ何せ教育部は前とんでもないことをやっていただいてるので、ぎりぎりでそれができるぐらいなんで、それをやっていくような形で幼稚園の空き教室をしっかりやっていく。 それで、今部長もおっしゃったように、ゼロ、1、2と3、4、5の差っていうのは大きいわけですよね。ただ、今空き教室があるからといって兄弟がばらばらになるようなこともなるべく避けたいし、先ほど申し上げたようなニーズに合ってないところの場所の保育所に預けてくださいとかなりたくない。 それと、もう一つ怖いのは、今幼稚園に行っていただいている親御さんが、これ無償化になりますと4時間と6時間もしくは8時間の差が出てくるんですね。倍ぐらいの差が出てくるんですね、預ける時間の。そしたら、私も幼稚園教育でいいんだけれども、9時から2時じゃなくて、9時から4時まで預けたいという状況が出てくるという形にはなるんですよね。そうしますと、フルスペックになってくるっていうことも考えていかなくちゃいけない。 こういうことをすべて解消していくためにどうしていくかっていうのを洗い出しをして、計画をして、やっぱり明示してやっていかなあかんと思うんですけども、今この時点で申し上げてて、実際はこの時点で考えていただいてるところもあるかと思うんですけれども、なかなかこれを今明示してっていうことも難しいと思いますが、新年度になって早々に、やはりこの辺は市民の方々に提示をしていただきながら、こういう対応で香芝市はやっていきたいということをまず打って、そのなかでも待機が出てくる現状を知っていただくような形っていうのをやっぱりやっていかなくちゃいけないかなあというように思います。 それともう一つ、広く面を使うために今いろんなところで出てきているのが保育送迎バスですね。要はここの香芝の場合は、大阪に仕事に行かれる方のお子様を主要駅で全部拾う。それぞれのばらけた面で使った保育所もしくはこども園に送迎をして、また決まられた時間に駅のほうに連れてくる。 これによって、自分が駅から遠いところの結果、お子さんを預けているのは遠い園かもしれませんけども、駅を中心に考えていけるっていうことを今いろんな地域でやられ始めてます。これに対する補助の考え方も出てるはずですし、補助がなくても香芝市としてはまず一つのやり方としてやっていくべきではないかと思いますけれども、その辺についてはどうですか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 前段の、まず広く市民の方に今後の公立の施設のあり方ですとか、こども園化も含めた方針をどうしっかりと示していかないといけないのではないかというご指摘でございますけれども、これにつきましては、公立幼稚園及び公立施設の再編に関する基本方針といったようなものを今取りまとめてございまして、実は2月に子ども・子育て会議に一旦ご提案をさせていただいて、ご意見をいただいたところでございます。 また、これにつきましては、教育委員会議にも諮らせていただいて、そのうえで市民の方に、ホームページなどでしっかりとお示しをしていきたいというふうに思ってございます。 まずは、行政改革的な視点で言いますと、根本的には公立から民間にといったような考え方、そして財政的な視点も加えて、いかに効率的に幼・保の運営をしていくかと、そしてニーズを受けとめていくかといったようなことをお示しできればなというふうに思ってございます。 また、後段にございました駅を拠点とした保育ということでございますけれども、これも広域的保育等利用事業といったようなことで、国がきちっとメニューを出してくれております。これをどういう形で香芝市で展開していくかについては、少し研究は必要かなというふうに思いますけれども、こういったことももしかしたら広域で取り組むといったようなこともできるかもしれませんし、最もいいやり方をぜひ研究してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ありがとうございます。
    ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。 まず、さっきの駅を中心にしたところのバスの話なんかは、広域化っていうよりも、まず香芝でどうできるか、全部やって、それもこれ10月に基本的には間に合わすことを考えてやるんです。それをやったうえで、こういう形でじゃあ動きますけれども、皆さんどうでしょうかっていうのをやっていくような形。 もしくは、そのまた逆もそうなんですけれども、うちはこうやってやりたいんだけど、どうしてもやっぱり園が1つ、2つ足りないと、助けてくれっていうのをやっていくのも、一緒になって考えるんじゃなくて、まず香芝としてはこうするんだってやっていかないと、向こうのほうが優位になってしまったら、なってしまったらというか、優劣の話じゃなくて、乗ってくれないんです、話として。まず、こうしていくんだ、こういう提示をしていかなだめですよ。周りを見ていくんじゃなくて、香芝としてはどうしていくかです。 さっきのもう一個の話のインフォメーションの話ですけれども、これについてはホームページとかじゃなくって、その対象年齢の方の世帯に全部送りなさい、こういう形でやりたいと思いますと。見てもらえるか、見てもらえないかわからない、今通わせてるところもどうなるかわからない、不安になってるような状況のところにダイレクトメールを送りなさい。何ぼかかるんですか、そんなかからないでしょ。 それぐらいのことをまずやっていって、10月からの無償化にご理解をいただくような形にしないと、全部埋まるんだったらこんなこと言いませんって。そうですよね。それぐらいのことをやっていきながら計画を立てて、市民の方々、対象者の方々にご理解をいただけるような形をしないと、残念ながらもう人も物理的な園も足りないんですよ。足りてるんだったら何の問題もないわけです。足りないなかで、私は入れなかったって、絶対いろんな形で、やはり不公平感を皆さん抱かれますねん。 そのなかで、いやこういうことでやるから、もうちょっと我慢してくださいって言えるかどうかって、ちゃんと届いてるかどうかですよ。見てくれてるかわからないホームページに書きましたって言ったってだめです。それぐらいの意気込みでやっぱりやっていただくっていうことが、今回の無償化っていうのはそれだけの重みがあるんです。それで初めて社会のまたところに、家で子育てをしていただいた保護者の方が出ていただけるんですよ。それで、経済が回っていくような形になるんで、ここはベースになるっていうことです。ぜひそれをお願いします。 もう一個、これに伴いまして、これは今度は小学校の話ですけど、学童保育は今回民営化といいますか、指定管理者になると思うんですけれども、これに対して、今状況的に、4月から始まるとこの状況的な話で何か具体的にはこういう形で変わっていきますっていうのは、今聞かれてるんですかね。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 現在の指定管理者制度の準備の状況でございますけれども、基本的には現状の保育内容を継承していただいて、適正な数の指導員配置、そしてマニュアルによる管理業務の統一化、そして要望、苦情体制の確立などを行っていただくことで、安全・安心の学童保育運営を継続して行っていただくということになります。 特に、開所時間については、従前から要望がございまして、土曜日が8時半からの開所でございましたものを7時半からに、そして長期休暇中につきましても8時からの開所でございましたものを7時半からにといったところで、開所時間が保護者のニーズにきちっとお受けできるような、そういう状況に変わります。 また、充実内容としましては、今は限られた金融機関でしかお引き落としができないものを、そういった機関を拡充する、あるいはコンビニ納付などについてもご検討いただいているというようなところでございますし、指導内容についても指定管理者からはいろいろなプログラムについてもご提案をいただいているというところで、現状の保育内容を継承しつつ、新たに充実させていただくといったようなところで準備が進んでいるところでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 要は、今まで経験をされてる民間の方がやっていただくっていうことで、その話を聞いてる以上は安心はしてるんですけれども、一番怖いのは、先ほどちょっと保育所の話でしましたけれども、あくまで会社の経営団体のなかでやっていただいてるなかで、枠をつくって、変な話、昔でいう措置っていう形になって預かってるだけで、子供たちには本当にその枠のなかに閉じ込めてるような状況、今ずっとお示しいただいたこと、ほんでその会社さんがやってた過去の事例を見てるとそんなことはないとは思うんですけれども、それに対してのやはり見定めというか、見ていくという、管理という、監視という言葉っていう、そんなきつい言葉ではなくて、やはりともに成長してもらうような形、せっかく縁あってやっていただくとこに長く続けていただけるような形をやっていくこと、これは継続していくのは大変なことで、今までやっていただいた指導員さんなんかでもすごくご苦労されて、本当に身を削ってやっていただいたような状況が、会社になったからってころっと変わるわけではないのでね。 ただ、いろんな全国のノウハウがあるなかでやっていただけると思いますので、それも教育委員会さんとしては盗むような形でしっかり自分の身にしていただくようなことも含めて、その辺のニーズを含めていただければなあというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。また、それについては、受けた子供たち、もしくは保護者から実際始まって何カ月後にいろんな状況が話は聞かせていただきたいなと思ってますので、よろしくお願いします。 それでは、済いません。ちょっとそのままちょっと(2)番に行きますけれども、先ほど上田井議員のほうからこの空調の話もあって、これいろいろばたばたしましたけれども、小・中学校に空調が今設置されるように工事もしていただいております。 この空調が設置されてエアコンが起動しまして、昨年のように猛暑といわれることが、あくまで授業中の教室のなかで快適に過ごせるような形っていうのをとっていこうということで、全国一斉で、香芝も本当にいろんな方の決断のもと、これを工事していただいたということについては非常にありがたいなというふうに思うんですけれども、単純に供用開始時期っていうふうに最初書いたんですけども、これはさっき上田井議員のほうからの話も聞いていただいて、大体その時期だなというのがあるので、あまりしゃくし定規よりも、できたら暑い日があったらつけてあげるぐらいのイメージでいいんかなと思うんですけれども、スタートする時期なんで、最初の管理監督は大切かなと思います。 思いますけれども、ただこれについて、エアコンが設置されることによって、全国で今話題になってるのが、夏期休暇のあり方の問題ですね。大きく二分されてまして、1週間程度夏期休暇を削る、短縮するという話と、いやいや今までどおりやっていって、快適な学校、授業以外のクラブ活動も含めまして、学校生活の快適さのことをやっていくのがいいんじゃないかという話もあります。 それについて、せっかくやったので、ゆとり世代からの約20年間の話のなかでどうしていくかということも含めまして、月一の土曜日の復活っていうのも、まあまあいいんじゃないかという、こんないろんな状況が今出てるのが現状なんですけれども、香芝において、目の前でいうたら夏休みなんですけれども、これに対してどのように今お考えか、教えていただけますか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) 夏休み、エアコンをもう設置していただいたことによって学校生活の環境が大きく変わるというところで、夏休みの短縮については私どもも前向きに考えているのは確かでございます。 また、折しも今小学校では、特に新しい学習指導要領の完全実施2020年度からでございまして、これについて、年間35時間の授業時数が増えるといったような背景もございまして、夏休みの短縮によってこういったところをしっかりと対応していこうという後押しもございますので、私ども2020年度からぜひ夏休みについては短縮していきたいということで現場のほうにも発信をいたしておりますし、その準備をする年として、この31年度は捉えているところでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) プラス35時間の中学校で、小学校がプラス68時間からあるみたいなんですけど、ゆとりから比べたらね。それはいいんですけれども、端的に短縮することが正しいのかどうかっていうのがいろいろ議論されてるということは何でかと言いますと、単純な話、今脱ゆとりのなかでどういうような時間を計算して改正前、改正後っていう話のなかでプラスになってきてるのも事実ですし、それを埋めていくのも大切なんですけれども、夏休みに受ける、要は夏休みというより8月の後半の1週間の気候のなかにおける教室のあり方として、エアコンがついたから、まあまあ通常の授業ができますよというような世界でやっていくという考え方だったら、ノーだと思うんです。 何のために短縮をしていくのか。例えばですけど、一つの考え方として、気候のいい9月1日からスタートをしていくための準備期間ですよという思いが1つなのか、もう一つは、単純な言い方をすると、1日、これ極端な言い方ですけど、1日6時間授業を5時間に編成し直して、その分を埋めていくという考え方も1つだと思いますし。 ただ、一番大きいのは、子供たちを中心に置いた時間割り、現状の改善というのをしてもらわないといけないということだと思うんですね。 それで、このちょっと3番のほうにも話が加わりますけども、今先生の働き方改革ということで、先生自体にゆとりがなくて子供たちと向き合えてない。これよくある、この香芝市のパソコンの問題も出てくるんですけど、物理的に物を出したからいいという話じゃなくって、どのように工夫して、どのように子供たちと向き合うことによって一番いい結果が出るかっていうことをやっていかなくちゃいけないと思うんですけども、その辺についてしっかり討議をして、しっかり検証をして、来年から短縮って言っておられるのか、それをするために来年から短縮の方向で1回考えていこうと思ってはんのか、どっちでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎教育部長(福森るり君) ご指摘いただきましたように、今教職員の働き方改革というのが、これ喫緊の課題となってございます。これも働き方改革の一番の目的は、やはり児童・生徒と向き合う時間をしっかりと確保するといったようなことが目的でございますので、そういった意味で、夏休みを短縮するということについても、あくまでも夏休み、2学期に入る少し前から準備期間として子供たちの生活のリズムを取り戻して落ちついた2学期がスタートするといったようなことですとか、また中学校については、冬期の部活動の時間の確保なども含めまして、この夏休みの時間数というのを有効に活用することで子供たちとの向き合う時間を確保するということにも一役買えるのではないかといったようなところで、前向きに私どもはこの夏休み短縮を捉えているというところでございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) であれば、しっかりその辺を、またあれじゃないですけど、どっかに提出しろっていう形よりも、やっぱり市民の方々とのお約束、保護者、子供たち、また先生たちの約束、こういう形でやっていくから、ここの1週間なら1週間、2週間なら2週間の短縮が必要になってくるんですよというような状況、それはたまたまエアコンというものを入れるのが6月ですよという形の、やはり計画書なり報告書なりを出していただいて、それを知らしめたうえでやっていくっていうことを、とにかくオープン、オープンでやっていかないとだめだと思うんですけども、それについては若干余裕があるんですけど、実際現場と話さなくてはいけないので、ことしはやらないんであれば、ことしの夏にやらないんであれば、来年の夏ということであれば、それに対して本当にそういう形で授業の組み方も変えます。 先生方が一番懸念しておられるのは、子供との向き合い方と、もう一つは教員免許の更新制度ですね。更新制度の時間がなくなるということを懸念されて、これが結構盾になると思うんですけれども、この辺についてもしっかり時間をとっていただくこと。香芝の中学校においては、クラブがありがたいことに全国レベル、関西レベルで広告塔になっていただいてること、この辺がすごく懸念される盾にはなると思うんですけども、中心を誰に置くか、子供に置くんですよっていうことをしっかりやっていただいて、その辺についてはしっかり討議をしていただいて、しっかり市民の方々にこういうことで考えてますということを胸を張って出せるような形っていうのを秋、もしくは来年の春でもいいですけれども、やっぱり来年の夏にそれをするんであれば出していただけるかどうか、まずそれ、最後それだけお願いします。 ○副議長(中山武彦君) 福森教育部長。 ◎福祉健康部次長(平山訓徳君) ありがとうございます。議員からのご指摘のように、私どももこの夏休みの短縮につきましては、あくまでもエアコンがついた引きかえにするものではないということを含めて、働き方改革であるとか、子供たちの先生と向き合う時間をどう確保していくのか、それが子供たちのためになる、生活の充実につながるといったようなことをしっかりとまとめまして、これについては新年度先生方とお話しする働き方改革の協議会も設けますので、そういったしっかりとしたまとめをいたしまして、市民の方、特に保護者の方にもご理解やご協力をいただけるような、そういう準備をさせていただきたいというふうに思ってございます。 以上です。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) ぜひよろしくお願いします。おっしゃられるように、エアコンがついたから短くなったって端的に言われないような形でしっかりお願いしたいなと思いますので、重ねて、重ねてですけれども、ぜひよろしくお願い申し上げます。 では済みません、大きい2番の市内の交通安全対策についてでございますけれども、今いろんな状況のなかで、市内を車で運転したり、歩いたり、まあ自転車乗ったりいろんなことをさせていただいて移動していくなかで、残念ながら非常にお子様からお年寄りの方に関して、自分の身を自分で守っていかなくてはいけないのに、ルール違反をしているような状況が多いと。 今から高齢化が進む町において何があれですかって言ったら、安心で歩いて移動できる、安心して移動できる町をつくっていきましょうっていうのが割とうたい文句でいろんなところでやられとると思うんですけれども、それをするために、いろんな状況をつくっていかなくちゃいけないと思うんですけれども、いろんな皆さんがご苦労されて、市内を安全にしていこうということでやられたこと自体が裏面に出ているような、実情とルールが合ってないような形っていうところが何点か見受けられます。 それについて1つ、2つお伺いをさせていただいて、どういう形になっているのかっていうのが一番あるんですけども、一番大きく目につくのが、特に大きい道路を渡るときに、これから高齢化が進んでるなかで歩車分離をしていただくような交差点が多くなっておりますし、またこれからも、さっきもいろんなの場所に対していろんな方々からのリクエストが出てくるかと思うんですが、この歩車分離なんですけども、もうちょっと歩車分離についてどういう信号かっていうのを教えていただけますか。 ○副議長(中山武彦君) 南浦市民環境部長。 ◎市民環境部長(南浦幸次君) 歩車分離っていうのは、本来の横断歩道では車両、片方の信号がとまれば右折等をする場合、横断歩道のところで車両と人が交わるのを防ぐ、歩行者が安全に横断できるように車両を一旦とめて歩行者を横断させるというふうな方式の横断歩道でございます。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。端的に言いますと、車が動く時間帯と歩行者、自転車が動く時間帯が信号交差点のなかで違うということのイメージだと思うんですけれども、要は車が青、車が青、歩行者が青というような3段階に、私が認識してんのはそんな状況だと思うんですけども、そのなかで歩車分離が今何カ所かあるんですが、一番私が目につくのが、今西真美三丁目の交差点なんですけれども、それと五位堂駅前のロータリーの北側のところに歩車分離をつくっていただいてたんですけれども、そのとこもほかのとこもありますけれども、ただ現実的に歩車分離をしているところで、五位堂のところはスクランブルというふうに書いていただいたんですけれども、残念ながら西真美三丁目のところはスクランブルでもないのにかかわらず、歩車分離を斜めに渡ってるわけですね。 歩車分離の信号っていうのは、基本的に横断歩道のうえを渡っていただくので、直角形で渡るっていうのが本来だと思うんですけれども、斜めに渡っていることをよしとしてる状況なんですけれども、現実的に交通ルールでいくと、これは違反ですよね。 ○副議長(中山武彦君) 南市民環境部次長。 ◎市民環境部次長(南隆之君) 道交法上は、歩行者の義務として横断歩道、また横断歩道が近くにある場合は横断歩道を渡らなくてはならないと。さらには、斜めに渡ってはいけないというような義務規定がございます。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 細かく交通ルールをいう意味じゃなくて、そういう形の交通ルールをしていただいているような形で歩行者の方々、もしくは車が被害者、加害者にならないような形でとっていただいてるものに対して、残念ながら重い気持ちじゃなくて軽い気持ちで交通無視をしている、ルール無視をしているっていうことが、私は大きなこれから先の問題ではないかなと思うんです。それがまかり通るような形になれば、高齢化が進んでいくなか、また大人が子供に交通違反の注意ができるかっていったら、これできなくなりますよね。 であれば、2つの解決方法がありまして、1つは歩車分離をやるときに、ともどもにスクランブルにしていただくこと。もう一つは、そこは歩車分離なので、歩車分離としての交通ルールを守っていただくように市民の方々に周知を徹底することだと思うんです。 ところが、スクランブルにするって言った瞬間に奥田部長のほうがすごい嫌な顔をされたんですけど、これスクランブルにすると歩道を切り下げないといけないんですよね。実際スクランブルになってるところの歩道が切り下がってるところはいいんですけど、なかったら再工事も出てくるので、結構信号だけ変えたらいいっちゅう話じゃないと思うんですけれども。 そういうなかでどういうふうにしていくかっていうことだと思うんですけど、市が今できることっていうのは、警察さんと協議をしていただいてスクランブルという安全確保を1つうえに上げていただくことだと思うんですが、それがなかなかできないんであれば、市民の方々に対する周知徹底というのが大切になってくると思うんですけども、それについてはどのようにお考えでしょうか。 ○副議長(中山武彦君) 南市民環境部次長。 ◎市民環境部次長(南隆之君) 先ほど議員がおっしゃったとおり、ルールを無視して斜め横断する実態を改善する一つの方法として、香芝警察にこの実態を伝えて、スクランブル交差に変更してもらえるように要望を続けていくということ。さらには、地元自治会の皆様の総意、総意ということで、要望書を市役所を通じて提出してもらって働きかけるというふうな方法。さらには、これは市としてできることとしまして、そのような違反を行っている通行者に対して、地道ではありますが、それがルール違反である、交通ルールを守っていかなくてはならないということを訴えて、啓発していくという活動が大切だと考えております。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。なかなか遅々として進まない。結果として、スクランブルになるとしても時間がかかるので、やはりこの啓発活動というのをしっかりお願いしたいなと思います。 それに伴いまして、自転車がよくなりまして、ロードレーサーと言われるような、また道をある意味で快適に長距離飛ばせるような自転車から、今電動アシストっていうんですか、そういう形の自転車まであるんですけれども、その自転車に乗られてる方、全部じゃないですけれども、ある一部の方々がなかなか自転車のルールを守らずに無謀な乗り方をされてるという状況があって、今全国で結構自転車に対するルール違反のなかでの事故っていうのがニュースで騒がれてるんですけども、これについて、交通事故の状況なんかもちょっと教えていただけますか。 ○副議長(中山武彦君) 南市民環境部次長。 ◎市民環境部次長(南隆之君) 自転車関連事故件数については、全体としては減少傾向になっております。全交通事故に占める自転車関連事故の構成比については約20%ぐらいあるということで、この割合についても横ばいで推移しております。 奈良県下の自転車関係交通事故発生状況につきましては、平成30年中、679件、このうち死者数は2件、負傷者数につきましては669件という数字が出ております。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) たかが自転車、されど自転車といいますが、自転車においても大きな事故に今つながりつつあるということも傾向として出ておりますし、全体的にはありがたいことに下がってきたということはありがたいことでございますけれども、そのなかで、やっぱりどういうふうに啓発していくのか、ほんで特に子供たちが乗んのは昔からですけど、これから車の免許の返還があって自転車にかえていかれる方っていうのも出てきてるわけですから、それについてはどうするのか。それに伴いまして、車道と歩道の段差をなくしていくっていうことも1つしていかないと、自転車で乗りおりされる高齢の方がひっくり返ってしまうっていうこともあると思います。 今回の初日に市長のほうからも行政報告でありました自転車の安全対策に対しての講習をしていただきますけれども、それも枠を広げていただいて、小学生・中学生・高校生、本当に現役の人、また高齢者の男性の方、女性の方という年代層を分けて、また一緒くたでもいいですけれども、多くの方々に自転車が凶器に変わる時代に来ているということをルールとしてまた講習としてやっていただきたいと思うんですが、それに関してはどうでしょうかね。 ○副議長(中山武彦君) 南市民環境部次長。 ◎市民環境部次長(南隆之君) ルールを守らない自転車利用者が多い理由といたしましては、自転車事故対策が自動車事故対策に比べて啓発活動や安全対策が徹底してないということが大きな理由と指摘されております。 香芝市としましては、安全で安心して外出できるまちづくりをしていくためには、すべての年齢層の自転車利用者に対しまして、交通ルールの遵守と交通マナーの向上対策を地道に促進していく必要があると考えておりますので、香芝警察署、さらには関係団体との連携を密にして各種対策を講じていきたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) 香芝市長、また南さん通じながら協力いただくと思うんですけれども、やっぱり市として市民の方々、広くに講習というか、講習という言葉より、やっぱり今自転車の怖さっていうのを逆に教えていただきたいなっていうふうに思います。本当に今まで自転車は被害者になることが多かったんですけど、このごろ加害者になるという、この実態がこのごろ来ているということをやはりしっかり知っていただけるようにお願いしたいなというふうに思います。 ちょっともう時間もなくなってきたんで、最後の高齢化に伴う交通安全について、私ちょっと非常に危惧しておりますのが、先ほどから言っておりますように、今香芝においても、ほかのところにおいても安心して外に出て、安心して町並みを歩ける町っていうふうにしていただくっていうことで、いろんな面で担当所管に段差の解消をお願いしたり、道幅を広げていただいたり、目隠しになるようなものをとっていただいたりしてる状況があるんですが、若干懸念してるのが、これ懸念だけで済めばいいんですが、電動シニアカーと呼ばれるものがこのごろ若干目立つようになってきてるんですが、車椅子より大きくて、座って、免許も要らなくて、電動で、四輪で乗っていけるやつ、ゴルフの1人乗りカートみたいなやつですね。あれが今町なかを徐々に徐々に増えてんのかどうか、たまたま私の身の回りで見えてんのだけなのかもしれないですけど、あれに気軽に乗られてる方が多くなってるように見えるんですが、それに対する安全対策というのは、市としては何か検討いただけるのでしょうか。もしいただけないんであれば、今後どういうふうにしていただけるか、ちょっと考え方をお教えいただければありがたいなと思います。 ○副議長(中山武彦君) 南市民環境部次長。 ◎市民環境部次長(南隆之君) このシニアカーですね、電動車椅子につきましては、法令上の位置づけというのが歩行者となります。したがって、非常に警察のほうもこの取り扱いについては若干空白的なところがあるなかで、議員がおっしゃったとおり、高齢化を迎えて非常に懸念される状況にあります。 したがいまして、今後これらを利用する、対象になる高齢者に対して、まずは本来でしたら国が法整備をしていっていただくというのが重要なところなんですけども、香芝市といたしましては、香芝警察署と連携して高齢者を対象とした交通安全教室や啓発活動を積極的に行っていく必要があると考えております。 ○副議長(中山武彦君) 河杉議員。 ◆15番(河杉博之君) ありがとうございます。とにかく交通ルールをよく知っておられる警察の方、また身の安全を守るのを知ってる警察の方との連携をとっていただきたいなと思います。 要は、先ほども申し上げましたけれども、免許返納に力を入れてる国がございます。そうしますと、移動手段を今まで車って考えられてた方が別のもんにされるのが多くなるわけですよね。それが徒歩で行くんであれば段差の解消ですし、自転車で行くんであれば交通ルールの遵守でありますし、シニアカーであれば、今はまだわからないものであるというような状況で、いろんな状況のなかでどのようにしていくのか。 たまたま今南さんが所属していただいているところっていうのは、香芝市の一つの目玉でもありますデマンド交通、公共バスという、コミュニティバスっていうのもやっていただいてます。いろんな方々のなかで、市民の方々が安心して市内を移動できる手段、また安全策っていうのはできるところだと思いますので、その辺について、しっかりまた来年度1年間かけてでも結構だと思いますけれども、それについて計画、もしくは発表できるような形っていうのをつくっていただきながら、市民の安全確保をお願いしたいなと思います。それをご要望させていただいて、私の一般質問とさせていただきます。 本日は大変にありがとうございました。 ○副議長(中山武彦君) 以上で、15番河杉博之議員の一般質問を終わります。 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、22日に再開したいと思いますが、ご異議ございませんか。              〔「異議なし」との声あり〕 ○副議長(中山武彦君) ご異議ないようでございますので、そのように決定いたします。 本日は、これをもって散会いたします。                                 閉議 午後4時16分...